2005年 熊野古道


2005/9/22(シャガの日記より)

明日から友人と、熊野古道を歩きます。
2泊3日ではほとんど歩けないらしく、もう1日欲しいところですが致し方ありません。4名のうち3名が在宅介護です。ゆっくり温泉に入ってゆっくり歩くプランです。費用もそんなに高くなく、良い保養です。でもスタイルは、一応リュックを背負って出かけます。格好だけは一人前というわけです。

昨年より少し痩せたので、成果を見せてやろうと張り切っている。・・そんな類の話が出て「まだ例の体操してる?」って友人に聞いたら「してるよ」「成果は?」そしたら「まあ見て」っていう。

彼女、昨年はお風呂の中でやる体操なので、皆に披露し「触ってみ」・・で足の腿に触ったら筋肉質で固いのだ。今年は私も少しは筋肉っぽい。自慢できたらいいな。

・・実は、熊野古道がどの辺にあるのか、どこをどう歩くのかあまり把握していないのだ。今回の当番は、山より温泉です。高校時代の音楽部の仲良しだった5人のグループです。今回、ご主人のお父様が亡くなった友人がいて、その友人がパスしました。が、熊野古道は、まさにその友人のリクエストだったのです。でも決行してしまいます。だんな様のショートステイを組んだ友人もいるし、ヘルパーさんの手配とか、簡単に変更できません。それに一度旅の幹事をやると、幹事がどんなに大変か分かるから、5人のうち2人がいけなくても3人で行ってしまいます。

さて、いまから買い物に出かけて、顔を出すのはたぶん日曜日・・あるいは月曜日ですよ。
それでは、よい連休でありますように〜♪


2005/9/23〜25



2005/9/26

紀伊半島の熊野古道と温泉の旅は、本当に楽しかった。
第1日目も、新宮からバスに乗り、嶺の湯温泉からゆっくり古道を歩いて、ゆっくり温泉につかった。途中、ぐらぐらの温泉で温泉卵やジャガイモを茹でられるところもあるほどの熱湯だ。
温泉地は硫黄のような匂いが満ちている。バスから降りると、もあっとする気温だ。こんな道を歩くのはたまらないと思うが、やがて固い道路から山の中の古道に入っていくと、なんとも気持ちの良い山道が続く。嶺の湯温泉から熊野本宮まで歩く山道は、・・足下だけ眺めて歩いていたけど、山道は苔むした石ころやら、道下にはキノコが生えているほどの日陰みちがつづく。

鼻欠け地蔵が山頂か。山頂からは、登ってきた道よりも長い長い下り坂が続く。どんな山の形をしているのか分からないが、山ですれ違う人たちに「あとどのくらい」って聞くと「こんな」って急坂だよというジェスチャーをする。下ってみると、まるきり嘘でもない。登りはそんなに辛くはなかったのに、下りは延々と続くという、妙な山の形と見える。

帰って夕食の前に温泉に入る。疲れがほぐれてゆくのが分かる。
翌朝は洞窟のお風呂に入る。台風の影響で荒波の、海を眺めながら入浴だ。打ち寄せる波が岩に砕け、大きな音が洞窟に響く。

翌日は一番人気の、写真にも紹介されている延長600mほどの古道をゆっくり歩き、那智の大滝を見て帰る。夜は山上の露天風呂までエスカレーターで登っていく。長いエスカレーターを3つ乗り換えて山上まで歩く。お風呂にはいるのも簡単にはいかない。このお宿は関西人の経営に違いないと思えたよ。

ゆっくり出来て、とってもリラックスできました。
また、来年このメンバーたちと旅行にいけますように。神様へお願いします。