いちじくの志田ファーム 土つくり 耕楽園
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微生物と有機物利用の前に
有機物投入は微生物をターゲットにした利用法です。微生物も生き物です。巧みな技術が求められます。
エサである有機物投入は微生物相の変化を求める技術です。言い換えれば微生物相をかく乱させるわけです。
かく乱がプラスに作用したり、マイナスに現れることもあります。
植物の根に注目しながら、根と微生物の関係を知って有機物投入を考えたい。
そこに巧みな技術が活きる。この技術の習得は一人前を越えて、超一流の百姓の道でもあります。
いうまでもなく、技術=知識+経験です。巧みな技術=豊富な知識+優れた経験の量。
経験のない知識は無なり
成功には偶然があるが失敗には偶然はない
先入観を持って仕事をするな。失敗はあっても向上は少ない
このページは、根と微生物の関係の全てではない。根と微生物の関係を探求するきっかけにしていただきたい。
根と微生物はエサと養分を供給し合う 植物の生育⇔根の活力⇔根圏微生物の種類と数・・・比例する 根の分泌物の量・・・葉で創られた光合成産物の焼く10%。 普通の作物 300〜400kg/10a と仮定すると30〜40kg分泌されることになる。
根の分泌物は土への働きかけ 根の分泌物は、植物がその地で生きていくために必要な養分を得るために行う土への働きかけ。
根圏微生物生活圏・・・根の細胞に入り込んで生きる・・・共生・・・拮抗菌 根圏微生物の支援 @根の養分吸収 A根の活力を高める B土壌病原菌から根を守る
根圏と非根圏の微生物層
有機物施用の影響は非根圏微生物層に直接与え、間接に根圏微生物層を影響する。 根圏には微生物の種類が少なく活性が高い 非根圏には微生物の種類が多く活性が低い 非根圏には、有機物、小動物、微生物に分泌物や遺体、などがあり 養分の種類、養分状態は複雑であって養分の量は低い 非根圏微生物層は種類がきわめて多くエサは少ない 繁殖力は緩やかで活性が低い 根圏には微生物の種類が少なく活性が高い 養分の種類、養分状態は単純であるが養分の量は高い 根圏微生物層の種類は少なくエサは多い 特定微生物のみが高い活性状態になる
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