土つくり 耕楽園 いちじくの志田ファーム

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CEC(塩基置換容量)


CECは土の骨格を成す

塩基置換容量(CEC)とは、土壌のもつ負の電荷(陰イオン)の総量のことをいい、土が陽イオンの塩基肥料成分(窒素、石灰、苦土、加里)を捕まえておく保持する能力(保肥力)を表します。

CECの大きい土壌は肥料成分を多く保持することができ、肥料での濃度障害を防ぎ、生育後半まで養分を保つことができます。また肥料の流亡や損失を防止します。目標は25〜30meですが理想値は30。CECが低い土壌では濃度障害がでやすいため追肥体系をとることが大切です。

しかし、たとえ数値が高くても土壌の生産力的観点から機能していない場合があります。それは、CECの数値は塩基吸着の量的比較はできるが、塩基吸着の強度自体を表示したものではないからです。

CECは窒素、石灰、苦土、加里のいれものでCECが保持する肥料成分割合は、窒素20%、石灰50%、苦土20%、加里10%です。
(塩基飽和度は石灰50%、苦土20%、加里10%をいう)

CECが保持できる窒素量
CEC×窒素が占める割合×窒素の1mg当量=保持できる窒素量)

CEC

窒素が占める割合

窒素の1mg当量

保持できる窒素量

10

0.2

14

28Kg

15

0.2

14

42Kg

20

0.2

14

56Kg

25

0.2

14

70Kg

30

0.2

14

84Kg


CECの補給

資材で補給はゼオライトと泥炭が良いだろう。

資材 CEC 腐植
ゼオライト 120〜180 0
泥炭 270 60%

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