土つくり 耕楽園 いちじくの志田ファーム

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腐 植

                        土の体力 地力なり

腐植粘土複合体が地力の本体

腐植って何?見たことない。:

いや、見たことあるはずだよ。簡単に言うと、土の中の黒い物質。 土の中にワラを入れたとき、ワラは段々と腐って形がなくなり、黒い物質に変化するだろ。土壌中の動植物、微生物の遺体が分解変化して周囲の土を黒くしていくんだ。この黒い物質が腐植なんだよ。土壌の黒い色は有機物の色なんだよね。
土壌中に腐植物質が多く存在するほど地力が高く、腐植は土壌中でいくつかの重要な働きをしています。腐植があって初めて植物生産の土と言えます。

腐植物質
 ・腐植酸
(酸で溶ける) ・フルボ酸(アルカリで溶ける) ・フミン(安定している)

腐植とは:植物残渣や微生物遺体の中の炭水化物やタンパク質は、微生物によって分解されたり、その分解産物から科学的・生物的に再合成されてキノイド性物質とかアミノ酸・タンパク質ができます。そして、これらが縮合して初生腐植物質ができます。 一方、分解しにくいリグニン様物質やリグニンも分解の後期段階で微生物によって低分子のキノン系物質やポリフェノール等に分解され、これらはやはり縮合して初生腐植物質ができます。 生成されたこれらの初生腐植物質は、土壌中で無機成分の触媒的な作用を受けて酸化的重合を起こし、さらに重合度の高い真正腐植物質に変化します。
微生物の利用残渣といっても過言ではなく、きわめて多様性が高いものです。
腐植があると、植物が育ちやすいのです。

土の黒い色は腐植によるもの

腐植含量10%以上

腐植含量5〜10%

冷涼な地域

温暖

排水の悪い土地

およそ黒色

黒褐色

黒く

明るい

真っ黒な黒泥土や泥炭土

有機物は温度が高く排水がよい土地では分解がはやく、温度が低く水面下にあるところでは分解されにくい

腐植の理想値は5% 

腐植2大効果

自然は地表にマルチをしいて、長い時間をかけて少しずつ腐植土をつくっている。

自然林では、落ち葉と微生物・(小)動物の死骸が腐植に変化し、腐植を栄養にしながら免疫機能を強化する物質を供給されて生命が営まれています。

1、養分を供給する効果

1)腐植は窒素、リン酸、カリをはじめ微量要素を含んでいる肥料

2)その効果は、おだやかに長く効き、作物に害をあたえない

2、土壌を改良する効果

1)腐植は、団粒構造を発達させる

2)保水性、通気性を高め、作物の根を伸びやすくする

 3)陽イオン交換容量が大きいので保肥力が高まり、化学肥料を施したときに急激に肥料濃度が高まるのを防ぐ

4)微生物の活動を活発にして、有益な微生物の種類や数も増える


腐植物質を環境浄化にも活用

環境中で腐植物質の役割

 腐植物質は、天然水や土壌中に広く分布しており環境中で有害化学物質の挙動性に大きく関与している。

地中に放置した有害化学物質に対しネガティブな作用を示す反面、銅等の有害重金属に対する凝集能、無毒化還元や脱塩素化の様なポシティブな役割も果たしています。

 これら腐植物質の解明は、環境中の有害化学物質の運命を予測する上で、さらに腐植物質を環境浄化に活用していく上で必要なことであると思われます。

腐植の効果

1 土壌の緩衝作用を大きくする

2 イオンの吸着保持力が大きい

3 土壌を団粒構造にする

4 アルミニウムの不活性化とリン酸の移動拡散

5 生理活性効果

腐植の補給と生産

資材で補給をするのなら、腐植化が進んだ腐植酸(泥炭など)、ピートモス5000gを使用。

圃場で生産補給するのなら、収穫終了後、モミガラ+モミガラ重量の0.4%のチッソ+カルスNC−Rを入れて定植時までに土作りをしておく。ワラならチッソは0.15%。
モミガラ・ワラの腐植生成率は5%です。1トンで50kg。
普通畑で1年間の消耗量は200kg。モミガラ・ワラで全てを賄え切れない。泥炭(60%、1トンで600kg)などの併用がCECも高められ有利であり無難である。

資材 CEC 腐植
ゼオライト 120〜180 0
泥炭 270 60%


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