土つくり 耕楽園 いちじくの志田ファーム

ひゃくしょう

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土壌診断って!!

土壌診断とは土の健康診断でしょう。それを基にしてカロリーコントロール、治療をするみたいなものです。

土壌診断は土壌改良「土づくり」と施肥「栄養成分」の設計をするための基礎データです。

土壌改良とは、「農作物を作るための土づくり」です。人間にたとえるなら「基礎体力をつくって体の調子を整えること」に似ています。

施肥設計とは「農作物を育てるための成分」という考え方ができます。

「カロリー計算をして食事する」ことに似てカロリーコントロールです。

体力と栄養バランス。どちらが先だ後だの問題ではない。基本的には一緒に行うことです。

なにか弊害、障害が起きたときはこの限りではない。

それでも両者を見据えていかなければいけないでしょう。

風邪を引かない身体つくりと風邪を引かない栄養、土壌障害を起こさせない土壌と養分コントロール。

なんとなくでも感じてもらえましたかね。

地力 粘土腐植複合体
物理性(土の土台) 土の仮比重 三相分布
生物性 土壌中炭素率C/N比15〜40
化学性(土の骨格) CEC(塩基飽和度と窒素)

掌握しておきたい項目

土壌分析項目
化学性分析
分 析 項 目 単位 基準値
PH H2O 6.0〜7.0
EC (1:5 25℃) ms/cm 0.4〜0.6
腐植 5 注目
CEC塩基置換容量 r/100g 20.0〜36.0 注目
アンモンニア態窒素 r/100g 8.0〜10.0
硝酸態窒素 r/100g 10〜15
有効態燐酸 r/100g 45.0〜100.0 注目
置換性石灰 r/100g 280〜530
置換性苦土 r/100g 80.0〜180.0
置換性カリ r/100g 94.0〜211.5
塩基飽和度 80.0〜100.0 注目
石灰飽和度 50.0〜62.5
苦土飽和度 20.0〜25.0
カリ飽和度 10.0〜12.5
石灰/苦土 5〜8
苦土/カリ 2〜6
*物理性分析*
分 析 項 目 基準値
土壌仮比重 0.96〜1.06 注目
三相分布 気相 30% 注目
液相 30%
固相 40%
作土

作土(表土)の深さ

地下水位cm

有効根域のち密度

作土(表土)の粗孔隙 

上表の項目を、自分の土壌、作目にあった基準値を見つけておくのが大事です。

病害を減らして「もうけは病害虫と半分どり」は止めよう。