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千 両

センリョウ科、センリョウ属。別名はクササンゴ。

センリョウ科の常緑低木。半日陰植物

関東南部以西各地の暖地の林下に生えます。

センリョウは地上から直立し、中ほどから茎がまばらに分岐する。高さは約0.5〜1m程度。葉は長楕円形で互生し、葉の周囲は鋭い鋸歯状です。

花期は、初夏(6〜7月)に短い花茎を葉の先、分岐の頂部に出して細かい黄緑色の花を穂状につけます。花は両性花だが、一本のごとく雌しべの背面に合着している。晩秋に直径5mm程度の球形の果実が付き冬季に紅く熟します。赤実のほかに黄実もあり鳥が好む。

センリョウには道管がなく、吸い上げを仮道管に頼っているので原始的被子植物の一群ともいわれる。

江戸初期から栽培されはじめ、後期に縁起を担いで和名の「仙蓼」に「千両」があてられる。

植え付けの時期は3〜4月で、挿し木や実生で比較的簡単に増やすことが出来ます。

花活けを楽しんだ後のものを挿し木しても根付く生命力がある。

挿し木は春新芽の生じる前にすること。

12月下旬(我が家では12月末〜1月上旬)もしくは3月上旬ころに蒔き、敷ワラをします。5〜6月中旬ころ発芽します。発芽後は蒔いたときの敷ワラを取り除き遮光のために簡易な小さなハウスで囲います。

翌年には定植できます。4月中旬ころからです。10aあたり8000本の植付け(8/1u)。

翌年から花が咲き実をつけるものがいくつか出てきます。これを鎌小と呼ばれます。定植3年目から鎌と呼ばれ、普通は4年目から成木となって毎年12月に収穫できます。

軸をまっすぐにするために上からひもでつり、品質の向上はかります。

栽培は直射日光の当たらない木の下など半日陰が良い。

強い光を受けると、葉焼けを起こし葉っぱが黄色くなってきますので、日覆いが必要です。明るい半日陰の場所へ置くか、75%位の遮光率になるように遮光ネットなどにより、光量を調整すると良いでしょう。

また、霜に当たると、葉っぱや実が傷みます。特に、植物が弱っていたときに、当たると枯れやすくなってしまいますので、注意が必要です。