上様 × プ
ユーリに触れられると、痺れる感じがする。
前はこんなことはなかった。でも、何度か肌を重ねていくうちに
自分でもよくわからないような、感覚を与えられるようになった。
でも、いまのこいつはユーリであってユーリでない…
こいつは我慢しすぎると、その欲望がはた迷惑な形になって表れる。
今がまさにそれだ。
「ユ…ユーリ! なに…っ……」
ふいに自分の中心を口に含まれて、びくりと震えた。
「…ふ…っあ!…やめ…ろ」
滑らかな舌が、自分を下から上へゆっくり舐め上げる。何度も、何度も。
そして先端の敏感な部分をむき出しにして、回りから円を描くようにくすぐられると、
快感に両足の付け根がふるふると小刻みに震える。
「んんっ…はぁ、あ、やだっ…ぁ…やめ…っん」
ぼくの声が聞こえているはずなのに、こいつはお構いなしに攻めてくる。
チロチロと細い舌の先端で割れ目をくすぐられたり、つつかれたりしていると
たまらなくなって、我慢しても我慢しても…どうしようもなく体液をすこしずつ溢れさせてしまう。
だがすぐにその体液は一滴一滴、舐めとられていく。
ふだんのユーリなら、この先は自分が我慢できなくなって口を離してくれるのだが
上様モードの時は違う。ゆっくり、時間をかけて味わうように高みに追い詰められていくのだ。
「んんっ……っ…も、やめ…てくれ!」
強すぎる刺激に抗議しても、今のユーリは聞き入れてくれない。
これ以上何かされたら、ぼくはもう我慢などできないのに!
ユーリの口の中に全部吐き出すなんて、そんな恥ずかしいことは絶対にいやだ。
「あ…はぁっ、んっ…ふ…」
溢れる涙を止められないぼくに、ユーリは一瞬微笑んだ。
ぼくをこんな目に合わせておいて!抗議しようと上半身を起こしかけたときに
中心に這わされていた舌がかぶさり、先端の割れ目に硬い歯が当たってカリリとかじられた。
ものすごい快感の衝撃が背中を突き上げて、とうとうぼくはユーリの口の中で弾けてしまった。
そしてなお絞りとるように、口で全体を数回しごかれる。
「はあ…んんっ…くぅ…」
快感の渦に全身が痙攣する。自分ではどうにもならない。
けれども、行為はまだはじまったばかりだ…。
きっと今夜は休むことなんてできないだろう。
疲れた…ルツつかれたよ。
この先つづくかどーかは謎。 だーっ!
昨日の絵チャでご一緒していただき、
楽しい時間をいただいた皆様へ、
プチお礼SS。