FFでよみがえったレーシングサニー
95年JTCC第2ラウンドで鈴木利男がドライブしたB14サニー


飯田サニー初優勝
1995年7月23日

サニーの名称でサーキットを走るのは1988年を最後にB310かと思われたが、6年の歳月を経て1994年・JTCCの舞台に再びサニー(B14)が登場した。
ミディアムセダンが活躍するスーパーツーリングにおいて、シビック・フェリオやランティス、あるいは市販車でもライバル関係にあるカローラが苦戦を余儀なくされたのに対して唯一結果を残したのがサニー(B14)だ。ひとクラス上のエンジンを搭載するといパッケージングはライバルと同じだが、95年の美祢ラウンドでは飯田 章がフェリオの服部尚貴を相手にドッグファイトバトルを演じた末に初優勝を飾っている。この時は雨が降ったり止んだりする天候で、飯田はFカットスリック/Rレインを履き、服部はF/Rともレインという作戦をとった。ストレートで速いサニー、コーナーで速いシビックのバトルは最終ラップの最終コーナーまでもつれこんだJTCCの名レースのひとつである。
94年デビュー戦・景山正彦/飯田 章  
B14サニーのデビューは他マシンより遅れ94年第11戦であった。同日の第12戦で10位に食い込み、続く13戦、14戦では2,3位を占める活躍を見せている。95年の開幕戦では本山哲がドライブ、予選ではアコードの服部に先行され2番手に止まり、決勝ではタイヤやエンジントラブルで2レースともリタイヤに終わったが絶対的な速さではアコードに匹敵するものがあった。
B14サニーの速さはプリメーラで熟成されたSR20型エンジン、特徴的なリアのマルチリンク・ビーム式サスペンションのセットアップ、加えて前面投影面積の小ささからくる空力の良さなどが挙げられるだろう。
市販車の方はリアのデザイン変更を受けるマイナーチェンジを行っているが、レースカーはずっとマイナーチェンジ前のデザインで参戦。
97年シーズンの参戦予定がないのは実に残念である。
95年美祢ラウンド優勝・飯田章
FFサニー・ストリートバージョン