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高山柔道塾の山内さんが市長訪問 世界大会出場を報告

夢の柔道世界大会「まず1勝」 視覚障害の山内真由美さん(高山柔道塾)

浜松市の宮本助役と握手する山内真由美さん(右)=同市役所
 視覚障害者の国際柔道大会へ出場する浜松市三ケ日町の山内真由美さん(23)が5日、浜松市役所を訪れ、宮本武彦助役に出場を報告した。国際視覚障害者スポーツ協会(IBSA)がフランスで開く柔道世界選手権大会で、山内さんは女子日本代表4人のうちの1人。国際大会初出場の山内さんは「まず1勝したい」と抱負を語った。
 県立盲学校柔道部出身の山内さんは昨年の全日本大会の中・重量級で3位に入り、今回初めて日本代表に選ばれた若手の有望株。背負い投げが得意技で、国際大会での活躍が期待される。
 今回の大会は世界30カ国から男女約150人が参加する見込みで、2007年の北京パラリンピックの出場枠にも結び付く重要な国際大会でもあるため、宮本助役ら市関係者は「頑張ってきてください」と励ました。
 山内さんは島田市出身で、先天性白内障などのため、両眼の視力が0・01以下。柔道は経験者の父親の影響で小学生時代に始め、現在は介護サービスの会社に勤めながら市内の柔道場に通っている。「もう少し練習してから行きたかった」と今は緊張気味だが、活躍して「障害者の女子柔道人口を増やしたい」と大きな目標を掲げた。
 大会は29日から7月2日まで。出場は63キロ級。26日に成田から出発する。