赤渕川から愛鷹林道へ

1997/12/24


  
桑崎部落 5000m上空より北東方向を望む

  アプローチ

  山行きの記録

 駐車場          9:45
 呼子岳、大岳、高場所尾根の水を集めて赤渕川の渓流と成す。愛鷹連峰は洪積世の中頃というから、約十数万年前から活動を始めた。そして、洪積世末期になると富士山同様の端正な円錐形火山に成長した。この山域を十万年に渡る降雨は現在の山容を形作った。連峰を樹木を潤した水は、東に黄瀬川、南に桃沢川・須津川、そして、ここ赤渕川となり、駿河湾に注ぐ。今回は、赤渕川沿いの桑崎集落から、全面舗装された桑崎林道を赤渕川を右に見て終点までたどる。
 水神           9:51
 終点駐車場から右手の沢に降りる。5分ほどで桑崎部落の水源を守る水神社の祠に出会う。すぐ上の堰堤への取り付きで事故が発生したためか、バラセンで通行止めにしてあるが、仮止めの柵をくぐらせていただく。
何とか登るが、降りるときはちょっと手こずるだろう。
             10:53
 夏であれば、澄み切った水の流れの中に足を浸して、最短距離をとるが、薄氷の張った今、12月は流れを右に左に忙しい。時間がかかるのである。水に親しむ夏は、樹幹が川面に追い被さり、薄暗く気持ちのよい遡上は期待できない。川原から青空が見えるこの時期がやはり最適期であろう。
 最後の水場       11:11
 およそ1時間半水神から川の水流は絶えることがない。しかし、ここよりせせらぎを耳にすることができない。
 ミツマタ          11:17
 終始灰色の世界で、ここには、生き物の息吹を見ることが出来る。
 二股            11:30
 ここまで来ると、渓谷が開け明るさが増す。右岸3本目の沢は高場所尾根の最奥部に達する。ここで、左岸側の草付きの多い沢に入る。
 二股             11:39
 ここで、選択に迷う。赤渕川の頭は呼子岳と決め、左岸、右手の沢に入る。
 源頭部            11:53
 まだ、縦走路は見えない。
 ツメ              11:57
 ここまで、緊張する場面に出会うことはない。このルンゼで唯一乗り越すに手間取る岩棚に行き当たる。もっとも体の柔らかい向きには無用のコメントである。浮き石だらけであるからパーティーでの行動には自ずからそれなりのルールは知っておかなければいけない。
 縦走路             12:17
 ようやく、縦走路に達する。そこは、霧氷の世界であった。東風に乗った水蒸気が尾根状の東側の樹木に白い飾り付けをした。岩棚より、両手両足を動員した。勾配が強く、セーターを脱ぐことが出来ない。屈伸運動の繰り返しで、この山行きで初めての汗をかかされる。その汗も、稜線を渡る風で瞬く間に冷える。
 赤渕川上流部         12:17
 縦走路より振り返る。ここまで、2時間半。ルートを眼下に納める。
 霧氷のトンネル         12:18
 これより、呼子岳まで、氷のシャワーを浴びながら、厚い霜柱を蹴散らせる。先行者の気配まったくなし。
 位牌岳              12:29
 呼子山頂より位牌岳を遠望する。いや、近望かな? 私のデジカメでは、このような絵になってしまう。
 高場所尾根           12:37
 風のある山頂では長居が出来ない。そうそうに引き上げる。これからたどる高場所尾根が一望できる。
 呼子岳              12:49
 霧氷を身にまとった呼子のピーク。高場所尾根への分岐より。
 高場所               13:18
 いつもの場所で、遅い昼食とする。朝の雲が多くすっきりしない空模様は時計が回るに連れて、好天になる。
 我が富岳も尾根上から終始同じ姿を見せている。
 愛鷹林道             14:21
 この林道は、まだ、延長中で2回に1回は通行止めの柵に出会う。今回もこの場所に車をおいて、面白みのない林道歩きをカットしようとする計画もご破算である。20分あまりの林道歩きを強いられる。

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