| 愛鷹連峰のいま |
鋸岳 1999/1/23 ・ 5/23 3D画像へ 新緑の頃
| 須津林道終点、割石峠、位牌岳山頂に同じ看板が見られる。 確認のため、昨12月下旬、須津川を遡行。蓬莱山に達したが、折からの局地的な前線の通過に伴う強風にあおられ、鋸岳の通過を断念。一ヶ月の空白が生じてしまった。この間、一時的な補強が成されている。ルート上のボルトの固定を確認したが、以前より浮いた箇所は少なくなっている。しかし、流されたボルトそのものの補充はしていない模様で、全面的にロープを頼らなければ通過できない向きは、縦走路の通過は見合わせることが賢明である。浮き石などは流され、岩肌が洗われて、足元が確保しやすい状況になっている。この時期、残雪が氷結し滑落しやすいことは変わらない。第三ルンゼよりのゆらゆらと動きふらついていた「歯」はなくなっている、蓬莱山より南進する場合、乗り越した部分の足下がスプーンでカットされている状態であることに気づきにくい。いま、根でかろうじて支えられている。いつ、崩壊してもおかしくない。通過後の北面沢下降点手前に草地があり、一息入れることが出来る。 5月下旬になると、浮き石も少なくなり大雨以前の状況に近づいている。しかし、不安定であることには変わりない。 |
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| 鋸岳の歯渡り クサリ・ロープの状況 | ||||
位牌岳北面 1999/1/23
| こちらの崩壊面は蓬莱山より遠望できる。位牌岳より広範囲にきれいに斜面が流されている。ここにも新たにザイルが固定されている。しかし、簡易補強であることには変わりない。クサリ、ロープなど安心して頼ることが出来ない。トラバースルートも足の置くところは斜面のままである。氷結していて神経を使う。 | ||||
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| 位牌岳北面の崩壊地 | ||||
位牌岳より前岳 1999/1/23
| 相変わらず踏み跡が薄い。尾根上部の倒木は、かなり減ってはいるが、ルートをふさぎ幾たびとなく乗り越すし、回り込むの繰り返しである。うっかりするとその直後、ルートを探すことになる。うるさい枝を払いのけ、顔をはたかれながらの下降であるため、時々行き詰まる。しかし、ルートは尾根の最上部にあるのであるから、見失ったら、左手、上に向かえばよい。 |
前岳より大沢沿いの枝尾根 1999/1/23
| 前岳より15分ほどで左手にかすかな踏み跡が大沢沿いの枝尾根に続いている。草の茂る夏場はうっかりすると見落とす。分岐よりしばらくは枝に掴まりながらの下降である。古くなり色あせたテープ、赤いペイントを探しながら尾根上の一番高いあたりを見繕ってたどる。やはり、枝がうるさい。このルートを今回は途中下車。大沢をはさんで越前岳と黒岳の鞍部を正面に見るあたりで尾根から大沢めがけて下降する。倒木も残っていて下部はうるさいが20分ほどで林道終点の対岸に出る。今回は、車1台を下山口の田向部落に置き、もう1台で林道登山口から入山した。ところが、後の1台の中にキーを忘れた。幸いにも前岳で思い出す。下山後であれば、また前回同様の苦しみを味わうところであった。 |
大沢遡行 1999/1/23
| 崩壊が続いていたこの沢筋も、崩落した土砂、倒木が出水で洗われ、すっきりとしている。河床の白丸のペイントは健在で、割石峠の手前10分のところ、大沢の本流を左に折れるあたりを注意すれば、ルート取りに神経を使うところはない。この時期、流水はまったく見られない。 |
須津川遡行 1998/12/25・1999/5/23
| 須津川林道の終点より第1堰堤の間、右手第1展望台の西面よりの崩壊でふさがれていた土砂が撤去された。割石沢出合まで、ところどころかっての踏み跡が利用できるが、ほとんどが川原の石を拾いながらの遡行になる。要所要所には、標識がある。迷う心配はない。しかし、ペースが上がらず、時間ばかり食う。 鋸岳への分岐である出合より、割石沢はいつもながら、気持ちのよいところではない。両側の壁より落石があればよけることが出来ない。大石の詰まった箇所には鉄梯子、ボルトで固定したロープがあるが、石が動く毎に梯子は役に立たなくなる。いま、2本の梯子は石の裏側に丸まっている。ボルトも浮いていまにも抜けそうである。足の短い向きは難渋することになる。いずれにしても落石の心配でペースが上がり、エネルギーの消耗は大である。 5月下旬現在、新しい落石は見あたらない。昨年後半よりは不安感がないように思われる。 |
越前岳西尾根 1998/12/27
| 山頂より5分、勢子辻部落への標識を見て、左の溝を枝に掴まりながらの急下降で標識に出会う。ここより、ほとんど両手を顔の前にあげての歩きが植林地帯まで続いていた。うるさく踏み跡も途絶えがちであったが、枝が切り払われ、今回はゆったりとした豊かな気持ちで下山できた。右手に終始富士山を視野の中に納める、膝に優しい山道に衣替えした。葉の茂る頃には、また、枝がうるさくなるかもしれないが、この時期、愛鷹神社より越前岳に登頂、このコースをとれば日長一日富士山とつきあえる。林道を横切ると切り開かれた草原に出る。振り返るといま下ってきた西尾根、越前岳に達する北から西側のいくつかのルートを望むことが出来る。この場合、車が2台あれば美味しいところだけ味わうことが出来るだろう。 |