1998/12/27

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展望台より 9:55 バス停「十里木高原」を9:40に立つ。車を一つ手前の「勢子辻」に置く。バスは日祝日のみ。1日1往復、逃せば20分の車道歩きになる。5分の遅れ、心配させる。 |
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越前岳まで20分 11:13 葉をすっかり落とした林床は明るい。このあたり、風で揺すられ枝から落とされた霧氷で山道は敷き詰められている。ここは連峰随一の人気ルートである。尾根の上端から移された踏み跡は踏み固められ年々歩きやすくなっている。 |
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山頂の展望 1 11:30 好天が期待できず、足慣らしを兼ねた越前山頂であったが、この時間は山頂のガスもとれ、富岳もその全貌を登山者に見せてくれた。これから下る尾根の向こうに南アルプスが、朝霧上空の雲の動きとともに時に隠れ、時に白い頂の連なりを見せて、我々を一喜一憂させた。白峰のたるみ、聖の屋根、小河内の広がり、笊の双耳峰。残念であるが私のDS7では再現できない。 |
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山頂の展望 2 11:56 昼食の間にも山頂西面の霧氷は、枝からはがれ落ち斜面をまだら模様に変えた。連峰南部は薄いガスで覆われ遠望が利かない。蓬莱山、鋸岳が霞んで、今回の目的の一つである鋸の刃のルート確認がとれない。 |
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分岐の道標 12:05 銅板で加工した道しるべは林内にとけ込み違和感がない。しかし、足下を確かめながらの登山者は見過ごすことも多いだろう。目立たないのである。尾根の上部につけられた今までのルート上にあるため東側に寄った歩きやすいコースを拾う登山者は容易に通過してしまうことになる。 |
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尾根上部の道標 12:13 先ほどの標識よりここまで雨裂が広がって出来た溝を根に掴まりながらの下降となる。今回唯一の嫌らしい部分である。ところどころ細引きがつけられているが、頼るには細すぎる、左右に足を運ぶとき股がなければならない、うるさいだけである。ルート上には、これより合成樹脂の赤帽子の杭が導いてくれる。 |
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林道終点 13:13 ここはかってメインルートであった。十里木のルートが利用されるとともにこのルートを採用する登山者は希になった。越前岳登頂を目指すには採用するメリットが薄くなるとともに手が入らず、ここをたどる登山者の両手はいつも忙しい思いをする。それでも積雪のある折りには幾度となく雪のシャワーを浴び、首筋から背骨のあたりまで下着を濡らし、枝で顔をはたかれ楽しい思いをさせてもらえなかった。 |
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下山路 13:21 この山域は富士火山の厚い噴出物で覆われている。踏み固められ、林床の植生がはがれると、雨水で洗い流されたU字型の溝は、暗い植林の下で常に水分を保つ。赤土のこの溝は広がって、両側の笹は手の幅を超す。頼る者がないのである。ここは、アイスバーンになった斜面と同様になる。下山後のパーティーの幾人かは尻に泥のマークを付けたものである。高場所から千束へのルートがその最たるものであった。 |
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十字路 13:29 手入れの行き届いた林道をのんびりとたどると、開けた平坦地に出る。交差した林道をそのまま直進する。左手は模型店がラジコンの滑走路としている広々とした芝地になっている。ここで振り返ると今たどってきた尾根がくっきりと見通すことが出来る。尾根の向こうは越前岳である。( 下段左 ) また、高場所尾根の遠望( 下段右 ) |
| 十字路より 振り返る |
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勢子辻の部落 13:37 高場所からの道を合わせ、この橋を渡ると集落に達する。本日の所要時間 およそ4時間である。下刈りのおかげで予定を1時間近く短縮できた。ここに車を置けば能率のよい行程になる。ただし、夏期か日祝日の限る。また、今回のコースを逆に取り、越前岳より呼子岳、高場所経由で起点に戻れば曜日を選ばない計画を立てることが出来る。駐車場所は林道の広まったところに置けば心配ない。 |