袴腰岳北面より


愛鷹林道より袴腰岳・愛鷹山から愛鷹林道へ

1998/1/7



今回は、左下隅の春山沢より、右岸側の緑の線の尾根上を登路に、左岸側を下降路とした


  アプローチ

  山行きの記録

 臼之谷橋           8:15
 春山川が県道根方線をくぐる所に「船津」のバス停がある。東は沼津駅、西は吉原中央駅発の定期バスの終点になっている。尾根への取り付きを通り過ぎて最初の橋の手前に7,8台ほどの駐車スペースがある。
 船津のバス停より、5Km強、歩くと1時間余は必要になる。
 登山口
臼之谷橋より、500mほど戻り春山川右岸の尾根の末端を林道が回り込む位置に上記の案内板は設置されている。今回はこれが取り付きであることを確信することが出来ずに橋のすぐ手前の林道に入り思わぬアルバイイトを強いられた。このあたりの檜林はまことに手入れが悪い。林床は笹が密集といえないまでも、背丈を超える藪をこがされるはめになった。
 写真の案内板の真後ろから、林縁に沿って手入れの全くされていない切り開きをたどる。
 春山川からの登路
 取り付き口よりゆうにワンピッチは手入れのされていない尾根上を進む。足を置く度に、10cmほど高さの笹の切り株が山靴の底を突き上げバランスが採りにくくいらつかせる。まあ、それでも先ほどまでの藪こぎのことを思えばありがたい。40分のロスと体力の消耗が頭の隅をちらつく。
 第1展望台から 大岳・鋸岳方面 袴腰岳・馬場平方面 愛鷹山
 第1展望台           10:16
 およそ2倍の時間を費やして展望台に達する。春山川よりここまで伐採が進み、林道から見上げると三角形の頂点に位置するこの場所は、名称にふさわしく、南には浮島の沼、田子の浦海岸の松林、駿河湾、そして伊豆の西海岸の先端まで遠望できる。東にはこれからたどる愛鷹連峰の縦走路が指呼の間に望むことが出来る。西側は切り開かれた展望場所より縦走路の北部を須津川越しに連峰の核心部鋸岳、最高峰越前岳越しに富士の頂を見上げることが出来る。
 春山川              12:20
 今回のコースの最高峰は 1,248mの袴越岳で昼食の後、縦走路を南に向かう。袴越岳より下降。わずかに登り返すと穏やかなブナの老木が散在するラクダの背をたどることになる。この時期は樹林帯は葉のほとんどを落とし、明るい見通しのよい散歩道になる。愛鷹連峰でもっとも陽光の豊かなこの時期が一番好きだ。
ここを馬場平と呼ぶ。        
 馬場平 ブナの巨木    ヒメシャラの一群
 登路を振り返る         12:58
 馬場平を20分ほどたどるり、愛鷹山北面の鞍部へ向かう。滑りやすい赤土に体重をしっかりと乗せて下る。
右側に春山川をはさんで、先ほどたどってきたルートのある尾根を見渡すことが出来る。
 愛鷹山               13:30
 今日はまだ幕の内。山頂にある神社は氏子によって連縄で飾られている。一昨日の雨で破り取られた紙垂が枯れた草の上に散乱している。真っ白い紙が鮮やかに見える。
 分岐                 13:39
 国土地理院2万5千分の地形図では、愛鷹山よりの下降路は、神社右手より東面をたどるルートが破線で示されているが、現在廃道になっている。鳥居をくぐり南面を下るルートのみが踏まれている。
 この分岐より、左は柳沢へ、右は東海大学の沼津校舎を経て、平沼に達する。いずれも富士急行根方線のバス停から沼津駅に戻ることが出来る。富士方面には、先ほどの船津で乗り換える必要がある。
大沢林道
横切る
 迷いやすい
   注意
ここから ここへ ここで右手の尾根へ
 愛鷹林道             14:35
 分岐より数mもすると、心細くなる。沼津よりの柳沢へは3時間、西に位置する平沼へは3時間30分であれば当然柳沢へのルートを選択する。手入れのほとんどされていない路はやがて檜の植林地帯に分け入る。樹高2〜3mの林はほとんど手入れがされていなく林床は笹で覆われている。ルート上にも地下茎をのばし、かぶさった笹を分けながら路を拾う。赤札、標識の類は期待できない。忠実に高いところをたどれば何とかなる。
 林道より第一展望台を望む  15:18
 退屈ではあるが車の所まで戻らなければ帰れない。1時間の予定を40分強で駐車場所にたどり着く。
林道より第一展望台、分岐より林道とほとんど踏まれていないコースであったが、見失うとよけいな労力と不安を感じるがいずれも尾根上を目指せばよいわけで、どこに下っても必ず愛鷹林道に出会うので焦って、捻挫などのアクシデントに注意すれば展望に恵まれた日溜まりの一日をを楽しむことが出来る。
 15:20起点に戻る
 今回のデータ  天気    : 終日快晴
 所要時間 : 5時間半 ただし今回は30分程度の笹の中をさまよった。
 標高差   : 770m
 登山者   : 1名
第1展望台下より 袴腰岳下より 愛鷹山山頂より

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