残念、今回も富嶽に見えず


水神社より位牌岳・水神社へ

1997/8/20


   

  アプローチ

  山行きの記録

 水神社          9:15
 池ノ平登山口      9:50
 沼津市の水源である、水神社より35分。簡易舗装されている林道をたどるうちにすでに顔から汗がしたたり落ちる。今回の登山路は位牌岳より南東にのびる尾根上を、いくつかのコブを乗り越し忠実にたどる。その末端に位置する最後のコブが池ノ平である。この尾根の先端部より笹をかき分け取り付く。
 池ノ平公園       10:12
 ここは、駿東郡長泉町の公園で抜群の展望台となっている。芝が敷き詰められており、夏でなければ昼寝の適地である。数回にわたって休憩をとったが、人影を見かけたことは我々登山者以外はまれであった。
 これからたどる、尾根筋を追うことができる。また、今回の下山ルートも、位牌岳より袴越岳、それより派生する支尾根まで、一望することができる。
 樹林帯          10:35
 846mの池ノ平を抜けると、もうここはブナが混じった広葉樹で覆われた自然林に変わる。位牌岳山頂まで続く。
  尾根上に至る所にみられる風倒木
 ブナ林          11:08
 尾根を忠実にたどるルートは、ここで、傾斜をゆるめる。つい先年まで、ブナの老木でしめられていたこの山上の平地も、ほとんどブナの古木を見ることが出来なくなった。現在、草原の様相を呈している。これより、山頂まで、大きく枝を広げたブナに守られているかのような、明るい草地を思い思いに道を拾うことが出来た。気持ちを癒される思いがしたものだ。
 ブナ林の中の分岐   12:30
 池ノ平とつるべ落しの滝を周遊するハイキングコースが開通した模様である。滝より位牌岳間でのルートも併せて新設し、縦走路の直下で旧来の登山道とここで合わさる。
 位牌岳山頂       13:00
 夏草の生い茂る山頂は、どこか裏山の空き地のような雰囲気である。枝を伸ばした樹木で全く展望は得られない。もっとも、まとわりついた、雲によっていずれにしても、見るものはない。風なく、無人の山頂でパンツ一つになっても汗は止まる様子がない。愛鷹連峰の夏は、登山者を歓迎しないようである。遅い昼食をとり、早々にシャツを身につけ退却する。
 一服峠          14:05
 位牌山頂より、愛鷹連峰の縦走路をたどる。わずかな起伏が袴越岳まで標高差200mの主稜線のルートに変化を付けている。左にブナ林、右に南アルプスを遠望する、縦走路中もっとも気持ちのよい山道である。
 ここ、一服峠は、鋸岳と富士山の展望台でもある。しかしである。今回で3回目、いずれもからぶり。いずれ色好い富嶽を紹介できるでしょう。お待ちください。
 馬酔木の林       14:15
 峠より縦走路を右に見送り、南東にのびる斜面をたどる。しばらくすると樹相が変わり、ヒメシャラとアシビが優先する林になる。袴越岳直下のいずれのルートも同じ景観に接する。林床を笹を敷き詰めていることも同様である。ルートが窪地を選んでつけられているので降雨時には、川筋になるためか至る所浮き石と木の根が浮き上がり足運びに気を使う。
 愛鷹山への分岐    14:45
 馬酔木の林も10分ほどで、明瞭な尾根上の下降路に変わるとともに、左手東の斜面は檜の植林帯となる。全面なぎ倒された檜は、1年たった今でも後かたづけが続いている。倒木がルートをふさぎ乗り越し、くぐることの繰り返しで、腰の運動にはよいが、快適とは言い難い。ここは十字路、進行方向左には、つるべ落としの滝、右手には愛鷹山への登路になっている。
 池ノ平遠望        14:50
 おかげで、東の方角は眺望が得られる。汗をした垂らせた池ノ平の展望台が黄緑色の一角に望むことが出来る。その上に、箱根駒ヶ岳、金時山のピークが靄の中に黒い陰を作っている。その向こうは見えない。
 愛鷹山林道支線     15:01
 林道にでる。道標には、位牌岳まで2時間25分、袴越岳まで1時間50分とある。愛鷹山までの所要時間は記録されていない。上記愛鷹山への分岐以外にも、この林道直前に、愛鷹山への登路の標識が確認されたが、笹で覆われこの時期には、足を踏み入れることがはばかれる。
 林道支線ゲート      15:27
 今回は水神社よりとしたが、ここまで車を使うことが出来る。マイカーの場合には、駐車場所を探さなくてはならないが、そのつもりで見てくれば1台程度であれば路肩の笹の中に見つかる。
   標高差   :927m
 所要時間 :6時間30分
      ああ、脂汗、拭いても拭いても滴る汗、拭っても拭っても粘つく汗、愛鷹の夏は嫌だ。

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