大岳山頂より富嶽を望む ・・・・・・ 富嶽は見えず


 須津山荘より大岳往復 

1997/6/10



  アプローチ

  山行きの記録

ここより入山 岳南鉄道須津駅 愛鷹登山口のバス停東名中里
 須津山荘   上記各起点より 徒歩 2時間10分  車 25分
 富士市で管理する愛鷹山須津山荘は、地形図の神社の記号の位置に隣接する。横にトイレもある、感じのよい小屋である。林道をはさんで須津川の清流が流れているが、この流域は富士市民の憩いの場所でもある1kmほど上流まで林道が延びており、休日には河原でバーベキュウが行われていることが多い。生水に注意のこと。
 ルートは、この小屋の裏手より薄暗いヒノキの植林の中に続いている。
 
 登山道    9:34
 登山道は須津山荘より、大岳からの枝尾根を斜上する。30分ほどで枝尾根に達する。ここに、小さな道標がある。これより、直登になるが、ステップが切ってなく、つま先立ちの足はこびで上りにくい。
 登山道    10:33
 大岳より派生する尾根に達する。この尾根を南に伸びるルートはクマザサ・かん木におおわれ廃道に近い。地形図では大棚ノ滝より破線がこの尾根まで延びているが、現在はない。
 1014mのコブ  10:53
 この尾根は、西南の赤渕川から立ち上がっている尾根と合わさる。広さには乏しいが休憩には程よい場所である。登り一方はここまでで、山頂まで細かな上り下りを繰り返し、高度を稼ぐ。
 登山道      
 1014mのピークより下ったところが、南沢の源頭で下降ルートになっているとのことであるが、まだ、トレースしていない。下降点を間違えると、野猿沢に迷い込む。この沢は愛鷹山中随一の悪沢で過去幾たびもの遭難事故を起こしている。
 この鞍部より、アセビが多くなる。クマザサもまた、密度を増し、腕・脛を出しては歩けない。このコースは晩秋より早春の山であるが、いずれにしても、このあたりからクモの糸を払うことが多くなる。
 登山道     
 このルート唯一の展望が得られる。1014mのコブから岳南平野に落ち込む尾根が一望できる。しかし、今回も尾根の末端はかすみの中に沈んでいる。駿河湾を望むことはできない。
 登山道
 尾根上からの袴腰岳。
 大岳山頂     12:11
 愛鷹連峰は位牌岳・鋸岳・呼子岳・大岳の連なりを火口壁と想定されている死火山である。。このため、大岳より上記の峰々が一望できる位置にある。特に、鋸岳の展望台となる資格があると考えられるが、山頂には樹木が密集して見ることができない。植生の薄い位置からかろうじてその一部を垣間見るのみである。
 大岳の花々  アシタカツツジ ツキバネウツギ ウツギ
 今日の記録  標高差:737m   実行動時間:4時間20分

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