一澤帆布(いちざわはんぷ):一澤帆布工業株式会社  

テント・シート・帆布製品を扱う製品の販売店 「京都市東山知恩院前上ル」というラベルを見たことがあるだろうか。いかにも頑丈そうでクラシカルな香り漂うこのバック。実はここの工場直営店か通信販売でしか手にいれることができない。

明治の末期から続く帆布製品のメーカーであるが、もともと大工や植木屋といった職人用に製作していた。これら鞄は職人の手でひとつひとつ丹念に作られたもので、可能な限り修繕してくれるので、一生ものとして使うことが出来る。現在製品は100種類ほどある。日曜は定休の場合が多い。(最近行ってないので不確かです。)

2000年12月久々の訪問

一澤帆布との出会いは1991年、私が高校生の時。雑誌「monomagazine200号」であった。

その頃、高価なバックは到底手が届くわけなく、京都に直接赴くか通販でしか

手に入らないため、ただ指をくわえてみているしかなかった。

1996年、大学3回の時、手にいれることになるのだが、偶然先輩が「憧れの逸品」を持っていたのである。

関西の大学に通っていたのだが、この5年間すっかりこの「逸品」を忘れていた。

すぐにカタログを入手し、モノを検討する。カタログは「藁半紙」の手書きで、

「これは縮尺ではありません。」と書いてあるため、メボシをつけ直接訪問するしかない。

カタログには生地のサンプルが入っていて、「国防」「ワサビ」「レンガ」「こげ茶」とか書いてある。

色サンプルイメージ (画面によって異なりますが御勘弁を)

ベージュ こげ茶 グレー わさび
レンガ 国防

店は想像していたよりモダン(笑)で、若いお客さんもたくさんいる。

54番 国防/ベージュを購入。(54番はカタログの品番)

確か¥23,000だったと思うが、今いくらなのかは知らない。

手作りであるため、店にモノが無いと2ヶ月以上かかるときもある。

その後、登山帽、トート、ショルダーと購入し現在に至る。

※ 2000年12月、整理券はありませんでしたが、製品はほとんど売り切れていました。

 

知恩院の前を上ったところ(住所の通り)ですので、是非一回訪れてみてください。