【背中】

男の人の背中って、安心感があって好きです。
背中にも表情があって、それを演技の中に表現出来る彼は天性の素質があるんだね。
背中が見えるって事は顔が見えない事を意味するけど、
なんとなく想像できるからっ…て言うより
想像して楽しんでいることの方が多いかな?
そんな楽しさをもらえるのも彼ならではかしら…。

今は仕事を選んで、自分の感性に合ったものだけを行う毎日のようだけど
そのペ−スがこれからも続くように願っています。
露出が少なくて寂しいけど、
彼の幸せには変えられませんもの…。

《砂浜に座って海を見つめる背中に、私は何も言わずそっと寄り添った
太陽の匂いがして、思いっきり息を吸い込む
その息を吐き出しながら幸せを体中に感じている私
ずっとこのままでいたい…
言わなくても彼の背中は「分かってる」って答えた
もう一度顔を彼の背中に付ける
「どうしたの?」って聞かないでくれてありがとう
あなたもきっと幸せを感じているんだね…》




【ピュア】

自然体って言葉がこれほど全身からにじみ出て来る人もあんまりいないと思う。
特に彼が自分で書いているHPの文章を読むと、時々心配になってしまうぐらいに、
自分を隠さないで、開けっぴろげになっている。

きっと彼は純粋なんだと思う。
まるで子供のように興味のある物には情熱を注ぎ、突っ走る。
それがいいのか悪いのか自分で確かめないといられないのだろう・・。

勉強する事は楽しい?
役者はどう?
生きていることは・・・・?
寂しくない?
暖かい毛布はあるの?

いろいろなことを聞きたいよ・・。
でもきっと聞かれたくないだろうね(笑)
静かにほっておいてもらいたいよね、たぶん。
できることならそうしてあげたい。

あなたが押しつぶされないように見守る事しかできないけど・・。




【冬の海】

波の音で目が覚めると、自分を抱き寄せるようにしていた彼の手を丁寧に外した。
滑り下りるようにベットから抜け出すと、急いで床に散らばった服をかき集めて
隣の部屋で着替えた。
まだ薄暗い部屋の中で眠る彼の基礎正しい寝息に安心しながら
じっと彼の寝顔を見つめる。

今日で最後、そう言い聞かせたはずなのに、急に涙が溢れてきて止まらない。
ベランダに出ると、鉛色の海に引き寄せられるように、砂浜に向かった。
素足に砂の感触が冷たくて、泣きながら歩いた。
波の音で自分の嗚咽も聞こえない。

・・・彼を忘れられる?
あの大きな手も、真っ直ぐに見つめる瞳も、低くて耳にまとわり付く様な声も・・。

いつか来る別れが怖くて、逃げだそうとする私。
愛する事が苦しい。

不意に後ろから抱きすくめられた。
「何処行くの?何故泣くの?俺がいるのに・・・」
「あなたがいるから・・・、あなたがいるから・・・」
次の言葉が見つからない。

もう考えるのは止めようか・・。
生きていれば明日は皆に平等で、皆に不平等。
人魚姫のように泡になって消えるのもよし。
あなたに狂って、生きるのもまたよし、だよね・・。

このまま彫刻のように固まってしまっても、愛してる。愛してる。
ねぇ、この海は何処に行くんだろう・・。




【瞳】

人間の外見は年齢と共に変わっていくけど、目も変わる事があるって知ってますか?
一重瞼から二重瞼になることだって、あるんです。
実は私がそうで、20歳ごろまでは一重(正確には奥二重)だったのが、
今では左目は完全に二重になっていて、
日によっては両目とも二重になる日があります。

さて、ここまで言えばおわかりだと思いますが、彼もそうです・・。
子供の頃がどうだったかは知りませんが、
今はその時々で両目とも二重になったりしてますね。
きっとあの某CMを撮った日は、朝早くて寝不足だったのかしら・・・二重だったし・・。

ある日、催し物会場で、彼の瞳を「黒曜石」とたとえた北川悦吏子さんの
言葉を思い出して、
それを手に持って見入っていると、係りのお姉さんが、
「それは大昔、包丁の代わりをしていたんです」と教えてくれた。
そう言えば切り口は鋭くて、大根も難なく切れた。

もちろん北川さんがたとえたのは、その石の持つ光沢と黒々とした色が、
彼の瞳そのものだったからで、その切れ味の鋭さまでを
たとえたのでは無いと思うけどね・・。

瞳で演技が出来る俳優さんは目に力があると思いませんか?
涼しげだったり、妖しかったり、憂いがあったり、
目の表情、瞳の動かし方一つで、見てる人に伝える事が出来る。
そして、多分彼はそれをあまり考えることなくやってのけている。

演技によって、役柄によって、その時々で変わる瞳。
彼は1人なのに沢山の彼である別人を生み出しているのは、そのせいなのかしら?
本当の瞳はどれ?
きっと、愛しい人を見る時、その答えが分かるような気がします。
その羨ましい人は誰かしら・・・。




【手】

ドラマ「二千年の恋」を演じていたときは、手の大きな人だなぁと、思っていたが、
それほど繊細な感じはしていなかった。
体格的にもきゃしゃな感じはしなくて、どちらかといえばしっかりした感じだったから、
(リアルタイムの放送時そう思ってた)
私の中では彼の手は男らしいイメ−ジで固定されてしまった。

ところが最近あちらこちらで見かける画像の中で、
彼の手は実は繊細でとても綺麗な事に気が付いた。
そうなると、手ばかりが気になる。


結構、指長〜い、よね(笑)
それに指が細い。あれ?どうして?痩せたから?
もしかしたら最初からこうだったのかしら?
・・・・よく分からない^^;

文章を書いていると、指の動きにとても気を使うことがある。
表情でも、声でも、主人公の気持ちを表せない時、その指の動きに語らせる方法が、
けっこう的確だったりするからかな・・。
しわしわの手も、すべすべした手も、大きな手も、小さな手も
それなりに味があって好きだけど、
結局はその手の温もりを感じたいから、執着するのかも知れない。

好きな人の温もりは・・・握った手から・・・すべてはそこから始まる。




【声】

男の人は変声期と言う頃があって、持って生まれた声を無くしてしまう人が多い。
そして新しい声を手に入れる訳だが、大抵は低くて太い声になるらしい。
(残念ながら女なので、よく分からない)

彼の声は標準(基準は不明^^;)より低いのだろうか・・
でもあの声はたまらない魅力の一つだと思う。
私の好きなもう1人の俳優さんの、豊川悦司さんもやはり声が低い、
となると私は声を基準に男を選んでるのかも?
あの、低くい声が発する丸みのある、余韻を残すような喋り方は、
天性の物なのか・・・、魔性の物なのか・・・

低い声は、時にとても聞き取りにくい事があって、ドラマを見ていて、
『今なんて言ったのかしら?』と思うことも多々あった。
でも高い声で喋られるよりはずっといい。
耳をくすぐるような声の持ち主は、心までもくすぐってくれる。

《彼は彼女に近づくと、うつむいている顔を指先で上げ、
それでもまだ閉じている瞳を無理に開けようとはせずに、耳元で囁いた》
「さあ、行こう・・」

「さあ、行こう・・」たったこれだけでも、言われたら、クラクラする。
顔なんか見なくても、声だけで倒れそう(笑)
何処へだって、行く(笑)
声の吹き替えがしてある彼の映画が楽しめないのは、ちょっと残念だけど・・。