■船酔い対策  ■戻る

うげげー(注:HP製作者ではありません。)
 ■早く陸に戻せー
船酔い・・・。これほど苦しいことはないと経験者は言う。船に乗って三分とたたないうちに酔ってしまう者もいれば、釣りのはじまりを合図に酔う者もいる。どちらにしてもそう遅くはない時期に訪れる船酔い。大枚はたいて乗った釣り船で酔ってるどころじゃないのもわかっているが、この苦しみには勝てず吐ける物をありったけにぶちまけコマセと共に海に消えていく。吐く物があるうちはまだいい。胃の中が空っぽになったときが船酔いの真骨頂、本当の苦しみが訪れるのである。胃が飛び出んばかりにこみ上げてくるも、嘔吐物がないため出てくるものは黄色い胃液。顔を真っ赤にし、目には涙を浮かべながら、もがき苦しむ。本人にとっては生き地獄である。釣りは始まったばかり。あと何時間この苦しみに耐えればいいのか、それすらわからない状態なのである。時計を見るもまだ五分しかたってない。苦しみはまだまだ続くのであった。
 ■効果的な対応策は本当にあるのか(あるわけねーだろ)
酔った人の気持ちを代弁するとこんな気持ちだと思う。船酔いのメカニズムはまだ詳しく解明されていないらしいが、大方の意見として、体の平衡感覚をつかさどる三半規管と、目から入る視覚情報との不一致からくるものとされている。船に乗ったとき遠くを見つめると酔いにくいと言われるのはこのためだと思う。しかし釣りをやってる最中に景色をづっと眺める訳にも行かず、自ずと薬に頼らなければならない状況にある。いったい酔い止め薬は体の中でどういう仕事をしているのか。薬に付属の説明書を読むと、吐き気を催そうとする信号を遮断したり、三半規管の反応を鈍らせたりするのが薬の役目と書いてある。参考までに以下に上げた薬(写真)は今まで僕が服用したことのある薬である。効果のほどは個人差があり、極論を言ってしまえば薬を飲んでも酔う人は酔うし、酔わない人は薬を飲まなくても酔わないのである。そもそも、いつも酔う人が今日の釣りに酔わなかったとして、酔わなかった理由が、薬が効いていたのか、たまたま酔わなかったのか確認の止揚がないように思える。また薬の飲み方には半ばジンクスめいたところもあり、各個人の酔わない必勝酔い止め飲みパターンがあり効果をあげているようである(本当か?)。このことから船酔い抑制には精神的に寄る処が大きいように思われる。現に魚が釣れ始めたとたん今までの酔いが嘘のように晴れた経験もしている。初めてやった船釣りで大酔いをしていまい二度と乗るかと誓った方も多いはず。三回乗れば慣れるよと言われ、もう八回目なのにいまだに酔っている人がいる(新幹線に乗っても酔うらしい)。それでも乗り続けるとは見上げた根性である。この人が船酔いに勝つには訪れる勝利の日までひたすら耐えるしかないのか。ともあれ船釣り続行のためには何を置いても解決しなければならない課題ではある。
 ■酔わない対策ではなく酔った時の対策を。
より現実的な対策だと思うのですがどうでしょう。どうせ酔うならその後のアフターケアで乗り切ろうと言うのである。酔ったら吐く。これ基本です(あたりまえか)。一時的にすっきりしますがすぐに二発目が・・・。とにかく全部出して下さい。胃の中が空っぽになった頃を見計らって次の「吐き気」に備えましょう。無理を承知でお願いします。何か食べてください。先に述べたとおり苦しいのは胃の中の物がなくなったときの一発です。そのときに備えて胃の中に嘔吐物を備蓄しましょう。たとえばのど越しさわやかなバナナなど最適です。吐くとき楽です。吐いたら食べるこれ船酔いの極意なり。そして横にならずなるべく立ち姿勢でいることです。横になったら終わりです。陸に上がるまで再起不能でしょう。確かにいくらかは気分はよくなりますが、我々は釣りにきているのです。歯を食いしばってでも竿をにぎっていてください。勝利の道も近づきます。健闘をいのる。
がんばれ師匠!
 ■酔い止め薬
アネロン「ニスキャップ」 酔い止めの中では効くほうではないでしょうか。船から下りるとその日、一日はゆれてるような気がするのは僕だけか。喉が渇くという人や眠くなると言う人もいる。効き目は一番だと思う。
トリブラ・S 一番最初に船釣りに行ったとき飲んだ薬。結局は酔ってしまったが、後復活した経緯がある。まずまずの効き目か。カプセルで大人は二錠飲む。
センパアS 成分はトリブラと同じだがこちらは錠剤。いかにも胃の中が薬で抑えられている感じがする。
センパア内服液 センパアのドリンクタイプ。液体のため即効性があるかも。やばいと思ったらすぐ飲むべし。