マダイダービー3度目の釣行です。前日の様子からして本格的なのっ込みはまだまだ先のような気もしたが、前兆らしき反応もあり、万が一、僕らの釣行を皮切りに爆釣!、ということもありえないとはいいきれないので、それなりの期待を胸に秘めての釣行となった。自宅出発はAM4:00。多少雨が降っており、これが釣果にどう影響するか、向かう車の中で渡辺氏と談義が弾む。港につくと雨は降ったりやんだりで、天気は回復に向かっている模様。今回乗船の大政丸では過去4回釣行しているが、いずれも魚の型を見ずに終わっており、のっ込みが始まらず嵐の前の静けさと言うことにならなければという不安も捨てきれない。シーゲリラのメンツは2号館館長、渡辺氏と池上師匠の計3名。大政丸に集合したマダイフリークは全部で12名で、席は船長指示の右舷トモから3人並ぶ形となった。僕はミヨシ2番目だ。席に着いて準備を始めると早速「得餌」が船長にバレてしまい、お奨めできないと注意を受けるが気にせず使用。一流し目投下。この時の期待と不安の入り混じった雰囲気がなんともいえず、この緊張感が最後まで持続できれば、もうちょっと釣果が上がると思うのは僕だけか。満充電された期待感とは裏腹に1投目は誰も当たらずじまい。つづく2投目、3投目と徐々に期待指数が下がり、不安指数が上昇傾向に移行しつつあり、いつのまにか竿を手で持っている時間より置き竿にしている時間のほうが長くなっていった。そんな状況下、たまたま手持ちでやっていた時、「ごつごつ」という魚信が竿先に伝わり、ようやく船中初の当たりが・・・(はー。)。渡辺氏とオマツリしながらも何とか小ダイが上がる。しかし状況はこの後も好転しそうもなく、のっ込みというには程遠い雰囲気で、当たりはおろか餌もかじられもしないという超食い渋りが続き、たまらず船長が由比沖を打診。僕は即決OK。他の人もしぶしぶOKし全速力で由比沖へ突っ走る。現場に着くと、すでに海生丸が竿を出しており三保での敗退が容易に想像できる。ここでは五目釣りとなるのだが、いつも釣れるのは初めのうちだけで後が続かない。案の定、初めうちにアジとハタ、カサゴと釣り上げ、その後は置き竿で時間を潰すような形となってしまった。釣果は船中(第十八大政丸)8人でマダイ5枚で、2人が二枚づつ上げていると言うことは5人が・・・。まさしく嵐の前の静けさ釣行でした。 |