今日も懲りずに三保沖に行って来ました。メンバーは萩原氏と渡辺氏の合わせて3人。最近判かってきたのだが、渡辺氏と釣行するとかなりの確率で雨に降られるのだ、しかも雨だけでなく季節はずれの寒さに見舞われたり、大時化に遭遇したりと踏んだりけったりの釣行が高確率で起こるのだ。だが今回はそんなジンクスを覆すいい天候、凪に、まずは一安心。集合時間は3時40分。我々のメンバー以外には一般客1人のみで合わせて4名乗船。由比港最大の大きさを誇る大政丸に釣り人は4人なので釣り座は広々、ほとんど大名釣行である。現場到着後、あたりを見渡すと釣り船は見通し30隻ほどで、ポイントも陸側と沖側にそれぞれ半分ほどに分かれての釣り開始となった。ちなみに大政丸は陸側だ。釣りを始めていつもと雰囲気が違うと思ったら船が流れる方向がいつもと逆で、東から西に流れており、過去15回ほど三保沖に釣行しているが、この流れ方は今回で二回目である。三保沖に限らず、マダイが釣れていないことは今までの釣行でわかっており、今回も、はなから期待はしていない。タナ指示は20メートルで、ハリスは前回御前崎で余った15メートルの2本針を使用。案の定、当船はおろか船団でもあたりがなく、空しい時間だけが過ぎていった。そんな中、ある一つの光明が。今回は餌取りが結構あるのだ。傾向としてコマセの出る量を絞っていくと餌取りがあるみたいだ。つまり食い渋りには違いないが、ある程度上向いてるとも取れる反応に多少期待は持てる。今までは餌取りすら無かったのだから。指示棚でコマセカゴを止め、誘いもなし、置き竿にてあたりを待つ。下手な小細工は無しで構えた。が、無しすぎて居眠りをこいてしまったのが功を奏したのか、ドラグが出て行くクリック音で目が覚めると、竿先には確かに魚信が。やっときたよ、引きは小さいが確かに魚は掛かっている。慎重に巻き上げると1キロほどのマダイが上がってきた。貴重な船中最初で最後の1枚となった。
|