■釣果報告 日付2001年09月06日  ■戻る

釣果です。 サメにやられました。
 ■場所 神子元島方面、平根
 ■釣船 由比港、海生丸
 ■天気 晴れ
 ■潮時 中潮 満潮7:39 干潮13:13
 ■水温 26.5℃
 ■状況
 ここ数日、恨めしそうに船宿HPを見つめる自分がいた。そこに展開される写真は大型クーラー1つじゃ入りきらない釣果、大きく曲がるワンピースロッド・・・。すべてが妄想の世界だと思われていた出来事ばかり。しかし今日、それが現実の物となろうとしていた。その妄想の世界から現実の世界へいざなってくれるハズの船宿はいつもの海生丸だ。クーラーも2台持ってきました。竿もワンピースです。ハリスの網付けも完璧です。後は船長の言うことを素直に実行すればすべてうまくいくハズです。
 集合時間の3時に集まったのは満員の10人。いつもなら座席取りのくじ引きをやるのだが貸し竿グループがいるとの事で、僕は右舷ミヨシを指示される。道具をセットしていると船長からコマセカゴのチェックが入る。神子元島海域では種類やサイズに制限があるみたいだ。僕はダイワのジェットビシBIGを使う予定だがこれは問題ないみたい。詳しい事は解らないので釣行の際は各人で船宿などに問い合わせてほしい。3時30分全ての準備が整いいざ出航。由比港からだと片道2時間弱、現地に着くとちょうど朝日が昇ってきたばかりで大船団が逆光となって黒く浮かび上がり否応無しにも気分が高揚する。海の状態は多少波が立っていてうねりもある。駿河湾内はベタ凪だったが石廊崎を越えたとたんこの波だ。風も結構ある。船が移動すると僕の席では波を被る事もしばし。6時になって一斉にスタートフィッシング。タナは60メーター前後、指示棚より5メーター下げて2回に分けてコマセを振りながら指示棚迄巻き上げロッドキーパーにセット。直後に竿先が根元まで折れ曲がるように海面へ突き刺さる。『きましたよー』思わず叫んでしまいました。竿を手に持ち巻き上げるがとにかく糸は出て行くばかり。マダイの感覚でドラグをセットしてあったのでロック状態まで閉めると、今度はあまりの引きに体が耐えられずへっぴり腰でなんとも情けない格好。たまらずロッドキーパーに竿を置いてウインチファイトに切り替えるがそれでもなかなかリールが巻き取れない。が、ここで急にリールが軽やかになる。頭では認めたくないが、待望の一本目を痛恨のバラシ。ハリス切れでは無く口切れしてバレたみたいだ。船長から大変でも手持ちでやりとりしてくれとアナウンス。今度こそはの二投目。コマセを振ったところで直ぐにあたりがあり今度は慎重にやりとりする。ところがまたまた途中で軽くなる。むなしい気持ちでリールを巻くも何かヘン。天秤を回収しハリスを手に持つと何か引っ掛かってるみたい。上がってきたのはなんとワラサの頭だけ。どうやらサメに食われたみたいだ。クヤシー。なかなか一本目が捕れずやきもきする気持ちを抑えて三投目。直ぐにヒットし本当に今度こそと慎重にやり取りし、ようやくタモに収まった。感無量。気力的にも体力的にもへなへなになり一本捕ってもういいやって気分です。ふと我に返り船中見渡すとそこらにワラサがごろごろ転がっている。タモ捕りも追いつかないみたい。この流しでもう一本追加し場所移動。8時半ごろまでに4本釣り上げるも以後ばったりワラサのあたりが無くなり入れ替わるようにこんどはイサキやメバルなどが釣れ始める。だらだらした雰囲気が船中を充満する食い渋りの中、終了間際の10時半ごろ隣のお兄さんが一本釣追加する。どうやらハリスを3ヒロから5ヒロほどに長くしていたようだ。皆さん色々工夫してますね。僕もハリスを8号に落としてたけど長くしたほうが効果あるみたい。今後の参考になりました。終了30分前には配られた3ブロックのコマセも無くなり早々に道具をかたずけキャビンで横になり神子元を後にしました。あれ、妄想が現実になったのか?不明です。けん1さんクーラーありがとう。会社のみんな分け前ないよごめん。
※一部誇張された表現が含まれております。あしからず
右舷の様子。 今日の釣り座です。
 ■志は同じです
 相互リンクしている船上釣然草を運営している『なんまる』さんも神子元島へ須崎港・光明丸より出船との事で、発見したらお互い手を振って親睦を深める手はずなのだが残念ながら僕は見つける事は出来ませんでした。船は見たんだけど・・・。でもなんまるさんは僕をチラッと確認した見たい。しかしこの大船団の中でよく見つけましたね。ざっと数えて150隻はいるぞ。
 ■前日までの様子
 9月に入って神子元島ではワラサが爆釣らしい。船宿情報によると一人5〜10本!!!もうだめです。心はすでに神子元に行ってしまってます。居ても立っても居られず早速船宿選定という運びになるわけだが、ここで僕の気持ちを察知したかのように海生丸からお誘いのメールが。さすが船長!ナイスな対応感謝感謝。すぐさま海生丸ホームページで予定表を確認してみると8日の土曜日がまだ空いている様子。その日を予約すべく早速返信のメールを送信!これでワラサは俺の物と思いきや、なんと!すでに満席!クヤシー。その後電話で話すも6日が空いているとの事。しかしその日は木曜、平日です。僕はしがないサラリーマンだ。うーん、とりあえず予約は保留し一晩考え(すでに答えは出ているが)次の日、おもむろに予約の電話をしている自分がいた。そう、僕には最後の切り札『運転免許証の更新』があったのだ。わたくし今月免許の書き換えなんです(もちろん優良、金色ですよ)これを理由に有給休暇を申請、書類を出したところで午前10時電話しました。一件落着です。ふー。
 ■話が前後しますが
 今回の神子元ワラサ、釣行日は9日のヒラメより前になるが、予約を入れたのはワラサのほうが4日ほど後なので、9日予定のヒラメの内容と一部話が前後してます。あしからず。
 ■釣りの話
 一応、釣り系サイトなのでそれらしい事書いときますと、場所は神子元島近くの平根。仕掛けはハリス12号(8号では切られるらしい)、長さは3ヒロ(4.5m)1本針、針はヒラマサ12号、ビシは100号、道糸はPE6号でよい。竿、リール共それなりの物を。以上船長談でした。
 実釣りでは、竿=ダイワ:マッドバイパー240M。リール=シマノ:カルカッタ700。針=キンリュウ:大ダイヒラマサ12号。天秤=チドリ102型B。コマセカゴ=ダイワ:ジェットビシBIG100号。クッションゴム=ヤマシタ:ワラサ・ヒラマサ3.5ミリ1メーターなどを使用しました。
  あと、大型クーラーは必需品ですよ。内寸70Cm以上あるものがワラサがすっぽり入ってよろしいかと。
 ■マッドバイパー
 今回使った竿の事ですが、この日のために特別に購入したわけではありません。注文して物が届いたのは8月31日。この時点ではワラサ爆釣の情報を得ていませんでした。手付かずだったボーナスで何か竿でもと思いバイパースティックと迷った挙句、僕の持っていないタイプの竿と言うのが決め手でマッドバイパーを選んだわけです(ワンピースという響きもいい)。そしてワラサ爆釣!偶然!ラッキーでした。いきなりの大活躍です。使った感想ですが、カタログ値で700gある重量が気になりましたが、2.4mと短い事もあってずーと手持ちでも全く気になりません。またヒメジやメバルなど小物が掛かっても手元まであたりが伝わる感度もあります。もちろん、ワラサが掛かってもびくともしません。僕らサラリーマン釣り師には値段的にも性能的にも十分でしょう。買って良かった。
神子元島。 大船団。