初代ガンダムが放送された時、僕は小学4年生でした。もちろん当時はご多分に漏れずガンプラ(プラモデル)などの関連商品を買い漁り、トレンドリーダー気分を満喫たあげく、それを組み立て銀球鉄砲で打ち合うガンダムごっこなんかを弟とやっちゃったりなんかして当時を過ごしたなあーと、いまだに昨日の出来事のように思い出せる自分っていったい・・・。そんなガンダム世代ストライクゾーンど真ん中に位置付けられる年齢層にいる僕の心をくすぐってはなさないPS2用ゲームソフト『機動戦士ガンダム・連邦VSジオン』が発売されるとあってここ数日その日を心待ちにする日々がしばらく続きました。そして発売日12月6日を迎え即行ゲットし早速プレイ。部屋の飾りと化していたPS2に久しぶりに電源が投入された瞬間でも有りました。なんと言ってもこのゲーム、消防時代の夢であったMS(モビルスーツ)を操縦できるとあってワクワクしてコントローラーを握りしめ、まずはネームエントリー。もちろん『シャア』を選んだのは言うまでもない。MSもシャア専用ゲルググを選んでサイド7内部へ出撃だー。しばらくはシューティングゲームのつもりでやるも、どうもイメージしていたゲームとはだいぶ違っている事に違和感を覚えだんだんやる気が失せて行く。なぜか。シューティングというよりは格闘ゲームの色が濃く、その手のゲームの経験が全くない僕にとってはほとんど操作不能状態なのが受け付けない理由。様は下手という事なのだが、終いにはシャアに『私はニュータイプのはずだ!』などとぼやかれ、完全にやる気が失る。ここで改めて悟りました。僕には釣りしかないと。そうだ釣りに行こう。ヒッキーじゃーいかんと気付いた次第です。いくらガンダム世代とはいえオジサン年齢に片足突っ込んだ野郎がヤルもんじゃーねー事などハタから見れば明らか。今更ながら気が付いた次第です。アーはずかシー。そうと決まれば早速予約。気が付けばいつもの海生丸の右舷ミヨシに座ってました。普通、沖釣りではトモが一等席なのだが、ここ三保沖ではミヨシなのです。それも右舷側と少ない経験で悟りました。もちろんこの席はジャンケンに勝って得た席です。ちなみにお客は4名様が乗船です。今回から新しく買った電動リールを使う予定でしたが、久しぶりの釣行なのでトラブルを防ぐ意味も含めこういう時は慣れてる道具を使うのが一番です。リールはミリオネア。これ最強。竿もいつものダイワ・食わせマダイXを使う事にしました。この竿では色々釣ってます。僕にとっては万能竿みたいなもんです。三保沖の竿出し時間は日の出からと協定で決められているので船は手前でいったん待機します。そして合図があると一目散にここぞと思うポイントへ船を走らせ魚探の反応を見ながら位置取りします。そして船頭の『ハイやって!』の合図とともにコマセカゴを海へほおり込むのです。三保沖ではとにかく最初の1流しが重要です。この流しでマダイが釣れなかったらその日のあなたの釣果はゼロと思ってもほぼ間違いないでしょう(ちょっと大げさですが)。が、本船は1流しどころか4流し目ぐらいまで誰もアタリがありません。確かに今の三保沖は具合がよくありません。こんな物かなと思いましたが、今日に限って他船では釣れてるらしいのです。すかさず船長が誰かコマセの出しすぎてる人がいるとみんなにボディーブローの如く忠告する。釣り人はギクッとするわけです。俺かなと思うわけです。僕の場合1流し目の時こそ回収したコマセカゴの中身が空っぽだったのは認めますが、その後は調節して3分の1ぐらい残っているようにしました。なので俺じゃないと思っていてもどどうも俺のことを言ってるような気がしてならないのはみんなそう思っているに違いない。海の様子はというと前日強風で出船中止になっているので心配しましたが、多少風はあるもののまずまずの凪。うねりが時折船を大きく上下に揺さぶるが僕にとっては全然問題ない程度。釣果の方は僕にアタリがあったのは8時過ぎごろでした。タナが50メートルぐらなのでなかなか手巻きでは巻き出がありますがタモに収まった時は本当、安心しました。久しぶりのマダイに。その後もう一回アタリがありましたが明らかにマダイとは違う引き具合。隣でワラサが揚がったので一瞬考えたりもしましたが。それとも全く違う引き。とにかく上げてみると、ガーン、なんとサメ。隣の船からも『なんだサメかよ』と声が聞こえてきました。恥ずかしい事この上ないです。今の季節の三保沖終了時間は10時30分です。最後まで粘りでしたが結局本船は船中マダイ3枚でした。最後まで手持ちでやったの左腕が筋肉痛になっちゃたよ。体が鈍ってる証拠だな。久々のマダイの刺身うまかったー。 |