メカとデジタルの融合が大好きな僕。パーソナルコンピューターやオートフォーカスカメラ、モーターサイクルにラジオコントロールモデル、AV機器・・・。などなど今まで僕が多額の金額を投入してきたおもちゃだ。とにかく機械が電気制御で動く装置(おもちゃ)に目がありません。僕に限らず男の子なら誰でも興味を示すはずです。これら以外にも単三電池を激しく消費し、LEDがきらびやかに輝き、スイッチを入れれば自動的に動き出す物なら何でも大好きだ。液晶表示がついていればなおグッド。購入意欲が上昇します。そんなデジタルっ子の僕が今の趣味にしている沖釣り界にも心くすぐるおもちゃがあります。そう、電動リールです。まさにメカとデジタルの融合商品、モーターの回転を制御し魚とやりあう姿を想像しただけで逝ってしまいそうな自分が怖いです(なんちゃって)。ま、実際にはマダイが掛かれば電動巻上げは使わず手巻きでカリカリ慎重に巻上げるわけだが。デジタルマンセーでも釣りに於いては全面的に信用しているわけではなく、最後に信用できるのは自分の手だと心の隅で思っている、そんな手巻派の全幅の信頼を置かれているリール、カルカッタ・コンクエスト400をこのたび購入、手巻きに更なる磨きをかけバラシゼロを目指す。
御前崎ではマダイ乗っ込みがついに始まった様子。船長からも連絡があり4月1日を出撃日と決める。手持ち用にヘルバイパーとコンクエストのコンビ、置き竿用にバイパースティックとシーボーグのコンビの2つの竿を用意し、乗っ込みマダイに万全の体制で望む。4月から1時間開始時間が早まり6時スタートとなるので起床時間は午前3時・・・早っ。どのクーラーを持っていくか最後まで迷ったが結局一番でかいビックレジャー75を持っていくことに落ち着いた。万が一の事態を警戒しての措置だ(こういう御時世だし←意味不明)。
ワンピースの竿がシフトレバーの上でブラブラ五月蝿く運転しにくいながらも港に到着、金州解禁日と重なりいつもよりは賑やかな港にちょっとビックリ(するほどでもない)。新しく舗装された船の前の適当な場所に車を置いて荷物を降ろす。釣り人は全部で7人。平日にもかかわらず満席に近い状態にまたびっくり。4人は関東から来たグループのお客さんのようだ。単独組の内の1人はこの間乗ったときにいたおじさんで、もう1人のおじさんとあわせて3人仲良くグループを形成する。座席は左舷の2番目だ。
港を出た時はベタ凪だが御前崎灯台を過ぎた辺りから風とウネリが出てきた。船もスピードダウンで今回のポイント、オモリの手前に着いたのは開始3分前で、あわただしく準備し釣り開始。タナは40メーターだ。仕掛けは前回と同じ。一発目からアタリがあり、なかなかの引き。2キロ級かと思いきや顔を見せたのは1キロほどのタイ。流石、乗っ込みのタイは引くぜと感心する。2投目も直ぐヒット、これも結構な引き。がっ!、なんと!痛恨のバラシ。バイパーでバラした事無かったので初バラシでちょっとショック。ここで船長のドラグチェックが入るが問題ないようだ。気を取り直しての3投目のアタリはタイではない感じ。かなり引くので慎重にやりとりしたが揚がってきたのはアジ。それもダブルで、しかもデカいぞ40センチ以上ある。こりゃ引くわ。その後ハリス切れのバラシなんかもあり仕掛けが傷んできたので交換する。が、ここで異変に気づく。なんと!、クッションゴム付け忘れた!・・・。どうりで引くわけだ。もし付け忘れてなかったらバラシして無かったかもと思うとやり切れません。これをきっかけにリズムを崩し、周りではアタリがあるのに僕だけ無言状態が続く。竿をバイパーからヘルにチェンジし手持ちで挑むも効果なし。またバイパーに戻したりとドタバタ劇が続く。
僕以外の人は怒涛の釣果で、特に右舷ミヨシのおじさんにはあぜん。開始1時間は何にも釣れなかったのに、僕が釣れなくなってから入れ食い状態。4キロ頭に全7枚、最低サイズは2キロと言う通常では考えられない釣果をたたき出す。乗ッ込み恐るべし。現状を打開すべくハリスを15メーターから12メータに変更、直後にアタリがあるもこれもバラシ。回収した仕掛けをチェックすると針のフトコロが内側に大きく曲がっていました。短いハリスに変更する事はかなり勇気のいることですが、これが好判断、先のバラシを帳消しにするアタリが投入後直ぐにあり、3Kgをゲット。これで何とか5枚を釣り上げるが風が強くなり12時に早揚がり。トップは先のおじさんで7枚、6枚が3人、5枚が2人、3枚が1人という結果でした。結局今回導入したカルカッタ・コンクエストで釣果を揚げる事は出来きませんでした。クーラーも特に一番デカイのでないと困る釣果ではなかったです。もう一回行きたいが福徳丸に空きがありません。うーん・・・。
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