■釣果報告 日付2003年6月7日  ■戻る

釣果です。サバは数え切れないほど釣れた。
 ■場所 御前崎沖、角根
 ■釣船 坂井平田港、第二福徳丸
 ■天気 うす曇
 ■潮時 小潮 満潮9.16 23.46 干潮4.29 16.28
 ■水温 21℃
 ■状況
 俺的にマダイ釣りと言うのは5月で終わりと思っており、6月にマダイなんてありえないと思っていた。が、今年は違うぞと言うのが御前崎だ。連日異様な釣れっぷり。3月からのロングランだ。僕も美味しい思いをしてきた。まずは今年の御前崎に感謝である。いくら釣れていると言っても、すでに6月、乗っ込みのピークは越えており過度の期待は禁物。そんな心の内を表すかのように、今回の釣行に対する熱意はクーラーのサイズに現れている。ビックレジャー75ではなく、スペーザー350だ。船の上でジャマだし、運ぶの面倒だし。どうせ釣れるわけないから小さいのでいいや。運ぶの面倒と言えば、オリジナルロッドは最悪だ。家の外に出すのに一苦労である。二階の部屋から階段下りるのに大型免許持ってないと運べません(二輪なら大型持ってるが)。そこらはっちょ擦りまくり。ガイドが壊れるんじゃーないかとひやひやもん。心配した車(日産エクストレイル)への搭載は何とかクリア。助手席の足元に竿の元を突っ込むと竿先がリヤガラスに面位置で収まった。
 船宿は、いつもの福徳丸。4時ごろ港に到着、船の前にクーラーを置いて乗船者が揃うのを待つ。集まったのは8名、満船だ。これだけ乗ると座席選びが釣果の明暗を分ける事になる。後ろだけは避けたいのだが、その座席抽選はなんと1番。相変わらずの幸運ぶりに思わずんまり。迷わず右舷2番目を宣言する。釣果と言うより、釣りやすい席を選びました。釣果至上主義じゃないよと言いたいわけです。
 船はポイントの角根に向けて出港です。ボチボチ走っておよそ50分、ポイント上に到着。御前崎にしては珍しいぐらいのベタ凪に食い渋りを予想する。6時になってスタートフィッシング。タナは35メーター。タナ下10メータまでビシを落とし、ハリスがなじんだらタナまでゆっくり巻上げる。時期的に餌さ捕りを警戒してタナ下ではコマセを撒かない作戦だ。朝一は最盛期ほどの食いはなく、船中皆おとなしくアタリを待つ時間が続く。僕がアタったのも3流し目でした。まずまずの引きを堪能し、キロ級をゲット。まずは一安心。一枚上げた時の安心感はなんとも言えず心地よい。
 船中ポツポツと言った感じで釣果を重ねるがマダイよりもイサキの方が先に食ってしまい、マダイの釣果が上がらない。追い討ちをかけるようにサバが回ってきて、船上は大混乱。全員を巻き込むオマツリ多発。二本針仕掛けを一本針にしたり、針をチヌ黒色に変えたりコマセを巻かずに棚取りしても全然効果はない。そもそも棚に届く前にサバが食ってしまうのでどうにもならない。そのたびに新品の仕掛けがだめになりやっきりしちゃう。連続3回ダメになったときは、今日は釣りにならんと完全に諦めムード全開でした。実釣3時間待たずして用意した仕掛けを全て使い果たし、船上で作るハメになり急ごしらえで一本針仕掛けを製作する。二段ハリスも再利用も出来ないくらいのグチャグチャマツリでした。道糸が逝かなかっただけでもよしとしよう。
 サバのワッショイタムも一時間程で収束、何とかマダイに専念できる状態になるも既にテンションは下降気味。時折サバが『忘れんじゃねーよ』とばかりに回ってくるので油断ならない状態が続く。それでもサバの合間を縫って10時頃までに計5枚のマダイを上げ、状況を考えて今日はこれで十分と釣果に見切りをつける。
 何だかんだ言って釣れてしまった今回、クーラーが小さい事が気がかりで、そのため中の魚が折れ曲がったりしているので、氷と魚をバケツに移して整理する事に。ガチャガチャやっていると、電動リールが『ピーーーーィ』と警告音を発しているのに気づく。何事かとすぐさまカウンターを見ると道糸が15メートル引き出されている。なるほど、リールの機能の1つにアタリアラーム(取説P19参照)ってのがあったな、それで鳴ってるのか。などと余裕ブッこいてる暇はなく、慌てて竿を手に持ちやりとり開始。ハンドルを巻くも糸は出て行くばかりで全然巻けません。一進一退の攻防とはこのことで、巻いては出てく、巻いては出てくの面白すぎるやりとりが続く。ギャラリーと化した周りの釣り人の目が気になり、『そんなに大きくないですよ』と社交辞令のように口走るが、内心ハラハラドキドキでバレたらどうしようハズカシー、などと色々な思いが交錯していた。6〜7分のやりとりの後、ようやく攻略に成功。ハリスを手繰り寄せる手にも力が入ると同時に震えている事に気づく。今日初めてマダイ釣りに来たと言うおじさんにタモ捕りしてもらい戦況に終止符を打った。サイズは5.8kg。今年の御前崎凄すぎ。僕にこれだけの鯛が釣れるのだから、もっといい思いをした人がわんさといることが容易に想像できる。1つの壁と言われる5キロサイズを釣り上げ、納竿1時までの残り時間は心ここにあらずで、ぜんぜん釣りに実が入らなかったのは言うまでもない。どうしよう、クーラーに入らないよ。こういう時に限ってコレダもんな。
 この調子で次のキス釣大会では尺ギスゲットできるかも。と、淡い期待をしてみる。

 関連リンク船宿
 福徳丸HP1
 福徳丸HP2
 マダイダービー主催者のページ
 蒲田大鯛倶楽部
 オリジナルロッド製作
 沖釣りロッド・プロト
どうだ!5.8キロのマダイだ!
 ■まき餌の規制解除について
 平成15年6月13日、静岡県のまき餌釣りの規制が解除されました。今まで禁止されてたんですね。
 詳しく見るとコマセカゴのサイズが直径5センチ以下、長さが15センチ以下とある。手元にあるコマセカゴのサ イズを測ってみると・・・。
@サニービシL・長さ22センチ、直径5.3センチ
AサニービシBIG・27センチ、直径5.7センチ
BダイワシャベルビシBIG・長さ22センチ、直径最大6.2、コマセ部5.3センチ
Cミサキ永井ステン缶OL−100・長さ18.5センチ、直径5.2センチ
 どれもだめじゃん。

※サニービシの全長は下窓の開閉具合により変化します。また取付金具、上部開閉調節ネジを含む長さで、こ  れを除くとLは18センチ、BIGは23センチぐらいになります。
 コマセが入る部分が一番小さいのはサニービシLです。

 詳しくはこちら
 静岡県漁業調整規則の改正
 ■船上ウォッチング
 久々の船上ウォッチングです。右舷側の僕以外の3人は皆手巻きリールでした。しかも全員舶来製のアブだ。アブは詳しくないので機種は解らないが、レバードラグタイプや、サイドプレートが赤いヤツ、あとモラムなんかを使ってました。竿はダイワのリーオマスターマダイが2人、もう1人は自作のオリジナルロッドでした。電動は僕だけなので、仕掛け回収時、ギアノイズがベタ凪の海とあいまって一際大きく五月蝿く聞こえました。ダイワさん、もう少し静かな電動リール作ってくれ。ベルトタイプは如何な物かと・・・。交換のメンテが付きまとうからな。
 あと、事件も起きました。始めて見たよ、道具一式海中落下。自作ロッドとモラムが・・・。お悔やみ申し上げます。皆さん尻っ手ロープは忘れずに装着しましょう。車のシートベルトといっしょです。万が一の装備です。電動リールだったら、電源コードがあるので最悪の事態は避けれたかも。
 オマツリ時も融通しあいましょう。僕が5.8kg上げて10分後、対舷側の人がこれまた大物と思えるやりとりを開始。竿をキーパーに置いて、手でハリスを手繰り寄せる段になりました。後5メートルほどまで来た時、バレました。僕がタモ捕りしてた目の前でした。デカかったです。ハリとハリでオマツリしていたようです。鯛の口に掛ってた針をもう片方の針がオマツリし、それを引張って外した感じになってしまったようです。こちらもお悔やみ申し上げます。 
座席の様子。御前崎には珍しくベタ凪。
 ■前日までの様子
 マダイダービーで上位入賞を果たすべく、大物狙いで行きます。誘い禁止、置き竿オンリー。周りが釣れてる時に、誘いを入れずに耐えられるかが肝。
こーゆー時のための秘密兵器、電子ばね秤。血抜き後の計量で5.8kgあります。