キス釣りって言うのは数をたくさん釣ってナンボの釣り物だ、間違っても大物を狙う魚ではない。誰もが憧れる尺ギスなんかは数を釣った上での『ご褒美』みたいなもんだと思う。もし僕に尺ギスが釣れたとしたら、それは運が良かっただけ、偶然釣れてしまったに過ぎない。ま、キスに限らず大物を釣ると言う事は大部分が『運』による所が大きいわけだが。
今大会のポイントは由比港から富士川河口までの間で、その中でも尺ギスの生息する可能性の高い日本軽金属の放水路前をピンポイントで攻撃。つまり大物狙いな訳だ。去年の大物賞もここで釣れたらしい。最新の誘導爆弾兵器よろしく、尺ギスの真上を狙っているらしいのだが、釣れるのは民兵クラスばかり。まさかイラクの核兵器といっしょで、実はいなかったなんて事ないでしょうね。おいらには17匹しか釣れませんでした。順位は421人中110番台でした。トップは72匹・・・。信じられない。どうやったらそんなに釣れるの。女性トップは33匹。女に負けたショックもデカイ。釣りタイムが5時間ってことは1時間辺り約14匹。72匹釣ってるから4分16秒に1匹(ダブルヒットもあったかも)釣らなければならないわけで、餌さ付けて投入して、アタリ待ってヒットしたら回収して魚外して餌さ付けて・・・。を4分16秒でやるんですよ。無理です。そもそもアタリが無いんじゃ話にならない。大物狙うなんて間違ってる釣物だが、かといって数釣できる腕を持ち合わせていない僕はやっぱり運任せの大物狙いが正解だったのか・・・。永遠のテーマですな。 |