御前崎の真鯛釣りをスキーにたとえると、リフトを4つ乗り継いで、斜度38度の上級者コースで颯爽と腕前を披露するような趣。一人で足しげく通いストイックに自分を高めて技術向上に没頭する、そんな感じ。先日のアジ五目はファミリーゲレンデで小学生の小僧と雪で戯れるといった趣。自分のスキーを望むべきも無く、家族サービスに徹する。ま、どちらにしろゲレンデスキーなのには変わりはないのだが。
俺的に釣って言うのは精神安定剤なのです。波に揺られながらボーっと竿先を眺めていると、全てのことを忘れることができる。毎日同じような日常を繰り返しているようにみえて、いろんなことがあるものです。その現実からの逃避とでもいいましょうか。それに俺って物事に対する視野が狭く深くなので、これだ!って言うのもを見つけると、それ一筋に没頭してしまい、他の物事が目に入らなくなる。これでかなり失敗してきた自分。ここまできたらとことんまで追求するか?真鯛釣り。
この時期、御前崎沖のポイントは大場所『オモリ』。乗っ込み時期にはここしかないという超一級ポイントだ。そのオモリを目指して船は進路を取るが、坂井平田港からの出船となる福徳丸は、6時の釣り開始時間にゆとりをもって到着するために早めの出船を強いられる。いつもなら4時半が座席抽選の時間なのだが、今回はちょっと早まって4時10分。僕は2時に起床ということになる。目覚ましがなって起こされる。水筒にお茶を入れて出発だ。おっと、前日購入した付け餌を忘れないように冷蔵庫から取り出す。だいたい2時半ごろ家を出て、最初に通りかかるセブンイレブンに寄って食料を調達。コンビニはセブンイレブンと決めている俺。ティラミスのカップケーキがあるかないかが運命の分かれ道、これがあると大漁、無いと貧果というジンクスができつつあり、今回は残念ながら・・・。余裕で港に到着、集合時間が近づくにつれ船の前が騒がしくなってきた。大きなクーラーボックスが船の前を陣取る。船長登場で座席抽選だ。自分で言うのも何だが、くじ運はいい方だ。引いた棒切れには3と書いてあった。のこりものに福があったようで最後の一枚が一番だったようだ。僕の座席は最近定着しつつある左舷トモ。乗船者は7名だ。準備がととのいオモリに向けて出発です。巡航速度で走る船、御前崎灯台の前を越えた辺りから波とウネリが大きくなってきた。船の内側にも波が飛び込んでくる。一時間強でオモリに到着、開始18分前だ。針に餌をつけたりコマセを詰めたりしながら開始時間を待つ。6時の時報を待ち、船長の『はい!やってください』の合図で、コマセ籠を海面に静かに落とし、15メートルのハリスが絡まないよう注意しながら投入する。乗っ込み期のタナ指示は40メートルだ。ちなみにオモリの水深は約70メートル。ハリスが15メートルなので、付け餌は底から15メートルも切っている。一流し目は比較的好調で僕は1枚ゲット。竿先が何度もおじぎして真鯛特有のアタリを示す。極軟調子の竿なので派手な円弧を描きながら竿がしなる。引きからして1キロぐらいか。海面に浮いた鯛は予想どうりのサイズで無事タモに納まった。周りの状況を見ると2〜3枚はいけそうな気がしたが、あせらず慎重にと自分に言い聞かせた。二流し目、これが状況一変、チョー食い渋り。急に食わなくなった。魚探にはいい反応が出ているらしく、船長がしきりにアナウンスするが、全然食ってこない。かなり高い位置まで真鯛が浮いてるようで、30メートルのタナ指示のときもあった。終始魚探には反応が出ていたみたいだったけど、船長も首を傾げるほどの食い渋りだったようです。30〜40のタナ指示が交錯し、しきりに食い棚を探すが、なすすべなしって感じで終了時間の午後1時をむかえた。
車の納税通知書(口座振替)が来てたよ。乗用車と軽とスクーターだ。全部で5万か・・・。は〜。こないだ車検代払ったばっかりだったような・・・。車は贅沢品だな。ガソリン代も100円時代から比べると満タンで1000円高くなった。給料上がんないし・・・。あ〜あ、GW終わっちゃった、終〜了〜。
榊原さん、いつもありがとうございます。マルキーズのケーキ美味しくいただきました。この次は大きいの釣ってくるからまっててね。 |