キンメを釣るときの餌はイカを短冊状に切った通称イカタンだ。幅1センチ、長さ10センチにカットしたものがスタンダード。乗船代に餌は含まれないので当日までに自分で用意する必要があり、なるべく安く仕入れようとスーパーの新聞チラシを良く見るようになった自分。今まではホームセンターと家電量販店以外のチラシは見たことなかったが、それらよりは優先順位が若干上昇し、イカの捌き方の腕も上昇したのが最近の自分の変化です。安くてよいイカを求めて放浪した結果、スーパーごとに客層が違うことが判ってきた。着ている服でたとえるなら、スーパーもちづき=ユニクロ、しずてつストア=モンベル、松坂屋地下=パタゴニアってな具合。パタゴニアのダウンで欲しいのがあるので冬には買うぞっと心に誓い、去年の冬は寸での所でモンベルを買ってしまった(しかもシラトリのサービス券を使って・・・)自分に後悔した次第です。ちなみにこれら以外のスーパー=かわにし・・・。イカのみ10杯持ってレジ並んでると周りから変な目で見られるのはいうまでもない。さて最近のマイブームである深場釣り、その4回目です。前日の電話確認で乗客は3名で出船4時、座席は一番前を指示される。梅雨に突入し雨を心配したが、予報では朝方雨が残るが日中は問題なさそう。気合は十分で前日の夜9時前には自宅を出発、天城越えの際には鹿が出迎えてくれた。12時前には船の横に駐車完了。いつものごとく道具一式船に積み込む。時間まで車内で寝て待つのも慣れてきた。ポイントは後ろの座席を倒して平らになった荷室で寝ると楽です。実際には熟睡できる訳もなく、季節がらモスキート反応を確認、格闘することしばし、3匹を撃破。そうこうしているうちに3時になって他二名の乗客としばし談笑、結構雨が降っているが釣りを始める頃にはやむ予報に皆楽観的だ。3時半頃船長登場、4時前には離岸しポイントに向かう。5時前には最初のポイントに到着、深さは300メートル。仕掛の投入は僕が一番手で1.8キロの鉄筋オモリを投入すると仕掛がパラパラと落ちていく。魚探に反応はあるようだが、あたりに結びつかない。っていうかこの雨どうにかしてくれった感じ。予報ではやむって言ってたよな?どんどん強くなり、一時は横殴りの雨に顔を上げて前を向いていられないほど。雨なんか予想していなかったので持ってきたレインウェアは最低スペックのやつで、これが全く役に立たない。中まで雨がしみ込んで体から熱を奪い、気温の低さも手伝って、ブルグルガタガタ震えが止まりません。しかもキンメが全く釣れないと来た・・・。7時ごろには『船長、もう帰ろう』と乗客の誰もが思ったことでしょう。大雨に時化気味の海、風も強く、最悪の環境の中にもかかわらずコンビニで買ってきたおにぎりと大福とどら焼きとのっぽパンはしっかり平らげたのいうまでもない。これくらいで酔っているようでは深場釣りは出来ませんよ、釣果?日本対オーストラリア戦と同じだ、このやろう。 |