■釣果報告 日付2007年06月24日  ■戻る

 ■対象 キス釣り大会 
 ■場所 由比〜富士川沖
 ■釣船 由比港、栄丸
 ■天気 曇りのち雨
 ■潮時 長潮 満潮13.15(108) 干潮6:49(65) 18:06(87) 日の出/入り 4:33/19:04
 ■水温 21℃
 ■状況
 4月28日中国出張中に怪我をしました。日本で治療すべく搬送手続き、受け入れ先の病院確保等、関係各位様には大変尽力いただき、希望かなって地元の病院で手術を受けることが出来ました。現在快方に向かっています。今いる自分は皆様方の力なくしてありえません。感謝の気持ちでいっぱいです。そして、ここまで来れたのも、同僚、友人、シーゲリラファンの皆様のお見舞い、励ましがあったからこそです。ほんとにありがとうございました。人生意気に感ずの精神を忘れずこれからもかんばって行きます。
2007年6月25日 石上 智章
 ようやくこの日が来ました。怪我をした時は絶望感でいっぱいでしたが、なんとか自分で自分を励まし、いつか来るこの日を想像し一日一日を乗り越えてきました。中国の病室にいる時には『この15階から飛び降りれは楽になれる』と本気で思ったりもしましたが、しかしそれに打ち勝ったのは釣りへの思いです。僕にとって釣りとは精神安定剤であり心の支えです・・・。とまあ、大きく出ましたが、とにかく釣りに行けるようになりました。一応快気記念という事でシーゲリラメンバー主導で大会に参加です。メンツはいつもの面々です。退院してまだ一週間なのでボチボチ様子を見ながらやることに。一時は右手の力がほとんど入らずペンで名前すら書けない状態だったので、リールのハンドルを回すスピードも出力30パーセントダウンって感じ。怪我ですが外観的には唇の裂傷が激しくグチャグチャ状態。救急車(何と有料¥266元)で病院に運ばれ中国人医師による魔改造によりとりあえずくっついたが傷跡が痛々しく、残念ながらかつての色男が台無しに・・・。上顎骨もそっくり折れており、これは日本に搬送して治療する事に。中国人医師が日本まで付き添い移動は救急車、何と愛知県の中部国際空港から搬送先の静岡済生会病院までも救急車です。飛行機はビジネスクラスにアップグレード。このように移動体制は万全でした。骨折の状態は上の歯全てが入れ歯が外れたかのように口の中で遊んでいます。物が噛めません。これをくっつける手術は5時間かかりました。顔なので傷が残らないようメスは歯茎の根元全周を切って行う。バラバラになった上顎骨と頬骨辺りをチタンプレートにてネジ止め固定。プレート4枚入っています。歯のかみ合わせを最優先にするため、上の歯と下の歯に金具を取り付け、うまくかみ合わさった状態を維持すべく、その金具にヒモやゴムを巻きつけ完全固定、顎間固定です。この状態で一ヶ月間キープ。食事は口からは取れないので鼻に管を入れて直接胃へ流し込む流動食。これは辛かった・・・。まあこんな感じ・・・。不幸中の幸いは事故が上海のど真ん中で起こった事、救急車も直ぐ来たし病院も10分ほどで到着、問題は病院があまりに巨大で病棟たらいまわしでその移動のほうが時間がかかったぐらい。病院の設備や医師の医療技術に何ら問題はなかったが、やっぱりここは異国・・・。日本で治療を受けたいというのは患者として当然の思い。海外傷害保険に入っていたためこれらが可能になったのだが、この辺は僕の人徳か?、副総経理がほんとにいい人で、身を粉にして寝食を惜しまず僕のために全ての事をやってくれました。副総経理の人脈無くして静岡には帰れませんでした。そして当時はゴールデンウィーク中にもかかわらず、日本にいる総務の方が受け入れ態勢の準備をしてくれました。その他会社の皆様にはご迷惑、ご心配をおかけしました。心よりお詫びもうしあげます。中国での仕事も急きょ池上師匠にバトンタッチ、納車されたばかりのYAMAHA FZ-1にてツーリングに出かける寸でのところで連絡が取れ、僕に代わってお仕事代行、ありがとねー。北海道ツーリングはお盆の休みという事で。病院までお見舞いに来てくださった皆様、ありがとうございました励みになりました。海外に行く時は傷害保険に入っておこうね。普通クラスのクレジットカードに付いてる補償だけでは直ぐには静岡に帰れませんし、治療費も全額払えるかわかりませんよ。

 唇の傷はだいぶ良くなり、傷跡は目立たなくなりました。若干縫合の跡が赤く残る程度です。言葉を喋ると唇がまだ硬いので発音しにくい音があります。正直話しにくいです。まあこの辺は時間がたてば改善すると期待しよう。顔の骨が折れたとあって輪郭がだいぶ変わりました。精悍だった以前と比べて角が取れたというか、面が取れたというか、丸くなったというか・・・。昔のオレじゃないです。
 
 大会は渡辺氏がメンバートップ。ぼくが次点。萩原氏が跳び賞の米5キロゲット。師匠は相変わらず・・・。宮原氏も健闘。皆楽しめたようです。帰りに由比港名物、桜海老のかき揚げ丼をご賞味。お店は港内にあり昼時とあって行列が出来ており20分ほど待ちました。かき揚げは出来たてで2枚入っています。はっきり言うと家で作ったやつのほうが美味いです。理由は簡単、揚げてる天ぷら油が古すぎというか使いまわしすぎ。いったい同じ油で何枚揚げているのやら。焦げ臭い油の匂いがせっかくの桜海老の風味を台無しにしている。この辺が改善され無ければ美味しくならないだろう。
 ■前日までの様子
 シーゲリラファンの皆さん、ご心配をおかけしました、復活です。まだ完全ではありませんが、動けるようになったので早速釣りに行ってきます。いきなり深場は無理かなと思いリハビリを兼ねてキス釣り大会にて腕慣らし。メンツもシーゲリラの面々が久々に集合。火花を散らします。