■釣果報告 日付2008年12月24日  ■戻る

 ■対象 キンメダイ 
 ■場所 南伊豆海域
 ■釣船 稲取港・晃山丸
 ■天気 晴れ
 ■潮時 中潮 満潮 4:34(137)/14:27(145) 干潮 9:15(110)/21:52(24) 日の出/入り 6:52/14:40
 ■水温 19℃
 ■状況
 スカウター装着済みな俺。自作ロッドを見るなり瞬時に数値化できる。逆に自作経験者ならオレの竿の計測数はいかほどか?。未経験者なら単なる趣味の悪い竿にしか見えないと思うが。前日飛び入りでの予約です。年末とあって満船の8人とのこと。天城峠では鹿が道をふさいでいて急ブレーキ。怖がる様子もなくてくてく歩いて横切っていった。港の前は毎度おなじみテトラポット工事で駐車が面倒。外車率も比較的高め。千葉から来たという方も二人いて当然大排気量外車。ここまでこなくても地元で釣れるでしょと言ったら、キンメは新島が一番、地元のは小さくてと二人同じ回答。一人はベニアコウしか地元ではやらんと。もう一人は3年間でこの船に50回乗ってる、しかも必ず2日連続で乗るとのこと。今回も前日出船できなくて今日乗って、釣れても釣れなくても明日も乗るとのこと。どんだけ〜・・・。皆さんのんびりしているらしく座席は2番目を確保。完成したばかりの自作ロッドキーパーを船べりに設置。座席準備中に時折回りに目をくばり各自の装備をチェックして相手の本来のレベルとは関係ないところを詮索する。他のお客もこのキーパー見てフラグが立ったと思う。さらにもう一つ『ナンデスカ?』品がこれ、名づけて『掛け枠キーパー』です。隣からひそひそ声が聞こえてきそう。『ナニアレー、ヤダー』。当初の目的は移動中などに次に投入する掛け枠を一時的に固定しておく掛け枠置き場として作り始めたが、もしかして仕掛け投入時にも使えるかもと思い、固定する角度等を吟味しながら制作、実戦配備となった。他に鉄筋棒を入れておくホルダーも制作した。一体式D型ヨリ取りリング&ヨリ取り舵も自作品です。これらが異彩を放ち、周りから白い目で・・・。掛け枠キーパーは皆さん興味津々、質問攻めに。特許申請しとけと隣に座った会社経営者からナイスアドバイス。まあ、愛好者の少ない深場ゆえ、したところで大して売れん・・・。で、一投目、掛け枠キーパーの使い勝手はいかに!、これいいぞ!マジで!鉄筋放り投げれるだけでよい。心にゆとりが出来てトラブルに即対応化、絡みもなくスムーズに仕掛けが出てく。必需品だな。これほどうまくいくとは。ミヨシに席を取ってすぐに投入の合図があっても慌てずにすむぞ。自作した掛け枠やミサキ製も固定できます。この流しは250メートル立ちで7枚ほど付いていた。400メートル立ちに移動し後の流しはぽつぽつといった感じ。当たりは明確でほとんどの流しで直ぐに魚信が。錘を着底させて船の流し分ドラグを滑らせながら糸を出していく。回収時は根掛りしているので、ドラグロックして切り離しにかかるがなかなか切れず、ハンドルを回して何とか切断、ゆっくり巻いて回収だ。毎回根掛りで錘ロストが激しく、持参した鉄筋だけでは足りず船宿品も使用。まあまあの結果となったが、他の乗船者が上手な方が多く、いろいろ参考になったよ。と同時に自分の経験のなさを痛感した。道具でイキガッテル場合じゃないぞと。鉄筋のストックが底を着いたので仕入れたがシロートでは鉄筋入手が困難で、僕的にS45Cのほうが容易なのでそれにした。30パイ5500ミリを購入、330ミリで切ると丁度1.8キロだ。一本¥320円ほどかな。
 今回GPSロガーの電池が持たず、途中でバッテリー切れ。残念。リチウムイオンへたるの早すぎ。
 道具ですが、他の人もトンデモ品がチラホラ・・・。ミヤのロッドキーパー『マキシマム』はじめてみた。フェルール合体タイプのヤツだ。珍品度では俺の自作キーパーより上かも。ダイワのニュー深海ロッド『バイパークロウ』も目撃。もう売ってるんですねー。リールももちろんマリンパワーでウエアもダイワのゴアテックスの上下。ダイワの関係者かと思ったがファンだな。キーパーだけはミヤロボット。ダイワよ早く丈夫なヤツ出してやれ。樹脂製じゃー心もたんぞ。以前ダイワもミヤのロッドキーパーXタイプを出してたので、あれとは言わないが、深場に使えるやつ出してやれよな。待ってるやつも多いぞ、後マリンパワーもMT化したやつたのむな。
 夕方6時からのNHKニュースの地方版で地元の話題なんかをやるのは何処も同じだと思う。その話題で稲取のキンメ漁をやってたのだが、そこにヒント見っけ。漁師が仕掛けを回収して掛かったキンメを取り込んでいるシーン、注目はその仕掛け。基本は遊魚と同じなのだが違うのは長さ。ハリスが長いのだ。焼津漁具で聞いてみたら、漁師用に卸している仕掛けは長いそうだ。1メートルもしくは1.2メートルの2タイプ、幹糸も長い。遊魚のキンメ下がりはハリス75センチ、幹糸1.5メートルが教科書通り。ハリスが長いほうが大型が食うとのこと。なんか御前崎のマダイのみたいだな。テレビでは餌はイカ短でしたが、今時の漁師はシャケ皮が主流らしい。理由はコストが一番でイカよりも安い。食いも良いと評判らしい。漁師って頑固親父が多くなかなか餌の種類とか変えようとしないが、そこを若いもんに説得されシャケ皮に変えたら食いが良くてびっくりなんてことはよくあるらしい。店頭で小売している物と漁師に卸している物は若干違うそうだ。親子サルカンも指南書によと結構大きめの物が指示されているが、可能な限り小さいほうが落下が早くて良いそうだ。その分早くポイントに着底食わせることが出来ると。