花石蕗や寺領歩けば母に似る
小春日や母の小さき肩を揉み
障子貼る手さばき母に至らざり
にこやかに秋の遍路へ母発てり
朝寒く夜寒く旅の母思う
目を細め老母は曾孫の毛糸編む
老母を要に郷里の年用意
いつまでも母を頼りの節料理
老母を囲み賀客の笑い声
福寿草来世も母の娘とならん
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