お正月の暮らし
としがみさま
歳神様
お正月には、「歳神棚」を設けて歳神様をお祀りします。「歳神棚」には松竹梅や注連縄でお飾りします。お餅12個とお雑煮の野菜やご飯をお供えします。
歳神様は大晦日の夜各家庭を訪れ、一年の幸せをもたらしてくれる神様で、正月の卯の日にお帰りになります。稲の神様とも遠いご先祖様とも云われています。
七草がゆ
1月7日
この日の朝、それまで神様に供えておいた様々なお供物を炊き込んだお粥(かゆ)をこしらえ、神様や御霊様にも上げて、お正月の神様と共に戴きます。このお粥を食べると、豊作になるとか、風邪をひかず健康で過ごせると云われています。
一般に、七草とは「せり、ごぎょう、はこべら、すずな、なずな、すずしろ、ほとけのざ」などと云われていますが、必ずしもこれにこだわっていないようです。
あずき
小豆がゆ
1月11日
小豆と餅を入れたお粥に塩味をつけた物を神棚や諸神、御霊舎(みたまや)にお供えし、家族も揃って戴きます。これを食べると風邪をひかないとか一年中健康でいられると云われています。
恵比須講
1月20日
年の始めに、恵比須様に大根、人参、牛蒡、里芋、蓮根、油揚げ、半平などの煮物をお供えし、商売繁盛をお祈りします。