生活排水処理装置第4号


<嫌気性処理>

これまでの装置で、窒素の変化を調べ
ると、有機物が分解してできるアンモ
ニウムイオンは、速く減少します。
亜硝酸イオンの量はわずかです。
硝酸イオンは減少せず、かえって増加
することがあります。

窒素は好気性細菌で硝酸イオンイオン
まで酸化されますが、硝酸イオンを分
解して窒素を空気中に放出する脱窒素
細菌は嫌気性細菌です。

そこで嫌気性の生活排水処理装置を製作し、下水の処理をすると硝酸イオンが大きく減少しました。

ただし、アンモニウムイオンは好気性処理装置の方が速く減少しました。