PAGE23 安易な策

よく、何か事件なり問題なりが起きて、その原因があるものに影響を受けてのものだったりすると”規制”の二文字がちらつきますよね。
例えば、暴力シーンのある映画や物語の影響を受けて少年犯罪が起きると「15歳以下はダメ」とか。
この場合『PG−13』『R−15』とかですね。
それとか、エアーガンを街中で撃って通行人に怪我を負わせる事件が起きた時は、ある程度の威力を持ったエアーガンは18歳以上でないと購入できなくなった事もありました。

こういう規制が布かれるたびに疑問に思っているのですが、果たしてそんなことしても意味があるのでしょうか?
はっきり言ってこんな犯罪を犯すのはその人の資質であり道徳感じゃない?
『絶対にやってはイケナイ事』
を教えなければ意味が無いのでは?
なんとなく”教育”と言う面から目を逸らして安易な策に逃げてる様に感じてます。
まぁ、この辺は当コンテンツ『PAGE7 間違った「解決策」』に通じるものがありますが。

さて、先日起きた『自殺サイト連続殺人事件』に於いて、容疑者(てかもう”犯人”と言ってもいいのか?)は江戸川乱歩のとある小説に触発されて快楽殺人に興味を持ったそうです。

今度は江戸川乱歩を規制しますか???

余談。
前述のエアーガンの件ですが、犯人は規制対象外の成人です(笑)。

2005/08/11