「うる星やつら」の音楽は当時、かなり先進的な試みをしたアニメ番組である。というのも、シンセサイザーを
ここまで駆使して音を組み立てたアニメ番組は80年代初め無かったと思われる。その音は斬新な音楽に
聞こえた。今でこそシンセサイザー音楽は当たり前のものであるが当時それもアニメ番組にその様な音が
出てくるなど思いもしなかった。うる星音楽は当時のオリコンチャートの一角にアニメ番組BGM集としてくい込
む快挙さえ成しえている。
TVシリーズ放送終了後、約10年の時を隔て、そのBGM・歌を集めた「コンプリート・ミュージック・BOX」
なるコレクションCD集が発売された。しかしそのCD集でもかなり欠音が存在するのである。
その欠音が一体ドコにあるのか?それを今更だが知りたいのだ。
時と言う強力な壁が存在し、新しい発見はないかもしれない。しかしやれる所まで!
あわよくば、20年の壁を突き破って欠音を探し出す!
これがこのサイトの基本的開設趣旨なのです。
うる星やつら
本放送開始から20年以上経過した。時の経つのは早いものだ。不思議なもので時間が経っても
いいものは色あせないものだと思う。時間は強力な選別フィルターとして働き作品をふるいにかける。
結果、今でもうる星は面白い!とハッキリ再認識できた。これだけ時間が経っても面白いと感じる作品は
私には数える程しかない。その内の一つなのである。
しかし今の感性とは20年のギャップがある作品であることも事実である。今の時代の感性に合うかは
全く判らない。だが、うる星は1980年代のアニメ作品群に少なからず影響を与えている。
そのうる星の中でも特に映画「ビューティフル・ドリーマー」はアニメの枠を完全にぶち抜けて
しまった作品である。今見ても飽きがこない映画なのだ。
TVシリーズは何でもありの世界観をうまく利用して楽しくストーリーを仕立た。
それ故か?当たり外れも激しかったのも特徴である。
今でもうる星が支持され、放送までされていることは一ファンとして嬉しく思います。
2004/2 管理人
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