ふと耳に入る 小声に誘われてバスを降りる 夜風に不釣合いな街灯が ゆらゆらと次第に姿を慣れさせて 虚ろな心はいつの間にか街灯に身を委ねる 舞い落ち葉に踊って帰路につく 闇負い街に 何の灯り照る 世迷い言に現を抜かし 静かに夜闇を駆け抜ける 嗚呼何の言葉に託そうか 儚く消え往く打ち上げ火の粉のように 意識は遥か彼方上空へ 銀杏夜道を伝って帰路につく 朧の月夜に 何処から雲の包む 不慣れな詩吟に心を酔わせ 静かに夜闇を駆け抜ける