元号対応版祝日表示カレンダー「ghcal」
Linux/Unixの端末で「cal」を実行すると、端末上に簡易カレンダーが表示されますが祝日までは出ません。さらに、土曜、日曜、祝日も同じ色で表示されてしまいます。そこで、今回は前回設計時の祝日名表示のみだったものを、土曜は青、日祝日は赤で表示されるようにしました。また、次の月、年、年度/前の月、年、年度のカレンダーを表示するコマンドを追加、一部のコマンドを実行したとき、今日の日付を白抜き表示するように設計しました。
2007年4月25日時点での開発環境はOSがVine Linux4.1で
プログラミング環境がgcc-3.3.6でしたが、2008年11月8日時点でのOSはCentOS5.2でプログラミング環境がgcc-4.1.2で行い,ソフトのテストはubuntu-8.04とCentOS5.2で行っています。
2009年6月23日時点では、コマンド名をhcalからholcalに変更しました。
2011年9月7日時点では、ghcalに変更、利用できる年を1949年から2150年に拡張し、昭和、平成からの入力もできるようにしました。
書式
./ghcal [options][(month)year]
./ghcal [-g][options]
オプション
-f |
yearの指定がないときは、今年度のカレンダーを表示します。yearの指定があるときはyear年度のカレンダーを表示します。ここで年度は4月から始まり、3月で終わります。 |
-y |
yearの指定がないときは、今年のカレンダーは表示します。yearの指定があるときはyear年のカレンダーを表示します。 |
-m |
今月のカレンダーを表示します。(calコマンドとの仕様が違うので注意してください) |
-g |
表示する年を西暦ではなく元号形式で表示する |
-3 |
month yearの指定がないときは、先月、今月、来月のカレンダーを表示します。month yearの指定があるときは、year年month月を基準として、その前の月と指定された月と次の月を表示します。 |
-n* |
*はf(年度)、y(年)、m(月)のどちらかが入ります。次の年度などのカレンダーが表示されます。 |
-b* |
*はf(年度)、y(年)、m(月)のどちらかが入ります。次の年度などのカレンダーが表示されます。 |
変数
monthには月(1〜12)、yearには西暦(1949年〜2150年)/元号(昭和24年〜昭和64年、平成元年〜)を指定します。引数を1つだけした場合は、yearを指定したと見なされ、その年の1年間のカレンダーが表示されます。monthだけの指定は出来ません。
元号入力する場合の例をあげます。
昭和を入力したい場合はs52、平成を入力したい場合はh1のように入力して下さい。
解説
引数なしで実行した場合は、今月のカレンダーが表示されます。年だけを指定すると、1年間のカレンダーが、月と年を指定すると、1ヶ月のカレンダーが表示される形になります。
ソフトウェアのインストール
ダウンロードしたghcal-***.tar.gzを、
tar -xvzf ghcal-***.tar.gz
で展開して、出来上がったディレクトリに移動してmakeコマンドを実行すれば、実行ファイルが出来上がります。
ソフトウェアのアンインストール
インストール済みのディレクトリを削除して下さい。
更新履歴
日付 |
バージョン |
更新内容など |
2007.04.25 |
1.0 |
初版 |
2008.02.19 |
1.01 |
-fコマンド実行時の不具合を修正(1月〜3月はyear-1年度であるのにyear年の4月からの年度カレンダーが表示されてしまう。 |
2008.11.08 |
1.1 |
土曜は青、日曜祝日は赤で表示されるように仕様を変更。さらにシステム上の月、年、年度の前後をコマンドで表示させるようにコマンドを追加。 |
2009.06.23 |
1.11 |
Linux Mintにおいて別の機能を持った「hcal」のインストールができるため、コマンド名を「holcal」に変更。 |
2011.09.07 |
2.0 |
使用できる年を1949年から2150年に拡張、元号からの入力も可能に、コマンド名を「ghcal」に変更 |
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