私の考え NO、1
ご挨拶
この度、藤枝市議会は私、議長を始め議員9名と事務局員2名で、台湾・台南市を表敬訪問致したところです。
今回は台南市議会・郭信良議長の招待に答えたものであります。郭議長とは昨年7月にマンゴウの販路拡大で京都を訪れた時、
6年前に台訪し歓迎していただいたお礼を兼ね表敬訪問をして親交を深めたのが今回の招待と相成った次第です。
現在、台南市とは友好都市条約は結んでおりませんが、台南市の企業、遠達国際公司とは本市と包括支援協定を結んでおり、
双方の経済界はお互いの物産展に出店し、学生の交流も盛んに行われています。
1月14日・第1日目は朝7時に藤枝を発ち台南市のホテルには夜8時着でした。このホテルは3日間の連泊です。
15日・2日目は朝1番に「ミスターマーク」というパン工房を訪ねました。
この企業は市内に60社以上を出店しており本市の物産展には昨年も出店いただいております。
この後、遠達国際公司の本社も訪問し本市との包括支援協定のお礼を兼ね表敬訪問をしました。
現在の本市との交流は遠達公司の社長・林氏を除いては語れません。
会議場で両市の親善、交流について互いに述べあい、お互い記念品を交換したところです。
会議場は副市長以下幹部職員も同席し、本市も議員以外、同舟である商工会議所の使節団も同席いたしました。
次にメインの台南市議会を訪問しました。
議場庁舎の入口には両脇に職員が拍手で迎えていただきあまりの多さに感激した所です。
会見場は大会議室で郭議長以下副議長、台南議員20名近くの議員が参加し懇談しました。
双方でエールの交換をし、今後の交流について語り合いました。
台南市議会からは議会同士の「友好協定」を勧められ即答は出来ませんでしたが、もったいない話で保留して帰ってきました。
会議室にはマンゴウを始めフルーツのパックが個々に出てそれを食べながらの会談で実に和やかでした。
この後、昨年V@B@での学生交流で来藤していただいた、安平区長を表敬し交流を図ってきました。
東京23区の1つと同じであり会見場には太鼓の演奏やB級グルメの店が出店しておりパーティー会場さながらでした。
夜は、台南市議会主催で郭議長以下台南議員が20数名、本市からも25名余が出席し大変盛り上がった晩餐会でした。
台南市は選挙区定数が4ならその内、1名は女性が自動的に選出される制度があり当日は半分が女性議員でした。
(女性が多く立候補し男性は負けてしまう)、台湾はカラオケが盛んで女性議員はマイクを離さず日本の唄も披露していただきました。
夜は台南市の夜市(テント村)を見学しました。
3日目は大遠百貨店で行われた藤枝商工会議所主催の藤枝市物産店に参加し挨拶もさせていただきました。
午後は市内の商業バイヤーや輸入業者を招いて百貨店の1室を借り商談会があり、つぶさに見学をさせていただき、
「さくら棒」「ジャム」「天白冬磨vが好評で「西工エンジニアリンクの乾燥機械」も興味を持たれたようでした。
本市の「ティー・7」の名称の茶商7名は市内の茶商を訪ね商談をしたようです。
物産展は4日間1月19日までの予定です。
4日目は帰りの行程で私を除く議員は台北の静岡台湾事務所を訪ね台湾との貿易経済交流の現状の説明を受けたようです。
私は商工会議所使節団の団長である江崎氏、商業・観光部長の鈴木氏と市内の「安全食品」
(この会社は、台湾のロイヤル・ホスト、モスバーガー、ABC料理クッキングの台湾での出資会社)を訪ね、
各食材の購入をお願いし、鈴木部長は藤枝市との包括支援協定をお願いした市長の親書を手渡しました。
社長は女性で「台湾への売り込みは後ろに大きな行政が居ることが安心の担保になり必要」と述べました。
青森、秋田、新潟はすでに何回か知事自ら商談に来ているとの事でした。
以上、全日程が終わったわけですが、総括すれば
我々が会った黄市長、郭議長を始め、議員、職員、そして市井の人達も親日家であり、
友好・親善の促進を目の当りし、当事者としての友好の輪が広がっていく手ごたえを感じたところです。
今後、市同士、議会同士の友好をどう構築するか腰を据えて考えていきたいと思います。
また、経済交流についても市・商工会議所とも相談し側面から強力に支援をして行きたいと思います。
同行した議員、職員に感謝しペンを置きます。 謝々
台南訪問使節団 団長 薮崎 幸裕