小沢の里を活かそう

2006年1月31日


市議会での議論を経て、市は「小沢の里利活用調査特別部会」を設置し、
地元や関心を寄せる市民の意向把握など検討を重ねてきました。
結果として以下のような方針が定まっています。(2005年11月17日)

【利活用方針】
1 当面(平成18年度中)の活用方針
(1)小沢の里に保管してある埋蔵文化財を、坂小学校体育館棟一階フロアに移設する。
(2)埋蔵文化財移設後の小沢の里の旧校舎については、危険等が無いよう全ての出入り口を閉鎖または施錠し、一般開放の対象とはせずに現状有姿にて残存させる。
(3)校庭の周辺に、桜や紅葉、ツツジなどを稙栽し、埋蔵文化財移設完了後に、一般市民に開放する。
(4)静岡県で計画している「森林づくり県民税」を活用した整備が平成19年度以降実施できるよう、農政課が中心となり山田川流域環境整備事業と連携を取りながら、小沢の里の旧校舎部分を含む利活用の全体構想を決めることとする。
*平成18年度の管理区分について、トイレ及び旧校舎は文化振興課の所管とし、校庭は農政課の所管とする。但し、平成18年度の予算計上については、一括して文化振興課にて対応することとする。

2 将来(平成19年度以降)の活用方針
(1)平成18年度に決めた全体構想を基に、「森林づくり県民税」を活用し、ヒノキの間伐材を利用して校庭の一角に山小屋又は倉庫を整備し、森林整備の拠点及び里山として再整備する。
(2)電気、水道、トイレの設備が利用できるため活用方策としては、農政課及びフォレストクラブ主導による森林整備と間伐材の利用教室、竹林整備に伴う筍掘り、竹炭教室、クラフト工房等の場、平安鎌倉古道利用者の休憩地、小学校の遠足の目的地等農山村交流ゾーンとして活用を図る。
(3)埋蔵文化財の有効活用及び適切な保管形態については、文化振興課が中心となって、文化財保護審議委員会の意見により、総合的に協議・検討する。
*管理区分については、平成19年度からは建物を含む小沢の里全体を農政課所管とする。