2008/07/02〜2008/07/05

ハンクが「俺、絶対に行きたい場所はニューヨークとワシントンD.C.」
と言い続けて最後の駐在の夏となりました。
2月に私とお嬢がサクラメントに行ったときにボランティアで次の日の便に乗ったときに
お礼として$300分のバウチャーをもらったので、お嬢と私はそれで予約。
ハンクは普通にネットで予約したのでした。
でもラッキーなことに行きも帰りも家族皆、アップグレードが出来ました。
ロス便やニューヨーク便はアップグレードはなかなか難しいのにホントびっくりです。
独立記念日を含んだ週ですからビジネスどころではなかったのかもしれません。
私は花火だ!花火だ!と息巻いて、ハンクは自由の女神だ自由の女神だと息巻いて
お嬢は何故か「ニューヨークのホテルでモノポリーをしよう!」と息巻いた旅行でした。
今回、降り立った空港は前回同様、ラガーディア。今回もホテルまではタクシーで移動することにしました。タクシー乗り場へ行くと「どこのホテル?」と聞かれるので「マンハッタン」と答えると左側のタクシーに乗れとのこと。
マンハッタン島まではスムーズに移動出来たのですが、ミッドタウンに入ったらたちまち動かなくなりました。ミノクアと違って一ブロックごとに信号があるので、そのたびに止まります。また人も歩いていたので時間がかかること!!結局、今回のお宿「ノボテル・ニューヨーク」には40分くりかかって到着。タクシー料金もチップ込みで$46払いました。
とりあえず即チェック・インをしてお部屋へ。リノベートはしてあるものの、やはり古さは隠せない感じです。特に天井はひどかったなあ。それでもエアコンもちゃんと効いていたし、清潔に掃除はされていました。今回のお宿はエクスペディア(アメリカ版)で予約。3泊の総合計が$626.03とハイシーズンに比べれば安く泊まることが出来ました。
ホテルはブロードウェイに面しているところ。今回ミュージカルは観よう!ということになってわざわざブロードウェイの劇場が集まっているところに宿を取ったのに、結局他2人からのあまり良い返事がいただけなかったのでオフブロードウェイの「Blue Man Group」にしてしまいました。ホテルから地下鉄に乗って行かなくてはいけません。意味無いじゃん!とりあえずホテルで少し休憩、いやモノポリーをした後、タイムズ・スクエアに出かけながら「Blue Man Gropu」の劇場に向かいました。
タイムズ・スクエアはは前回も訪れて人ごみに気持ち悪くなりそうでしたが、前回以上の人出でこれまた気持ち悪くなりそうでした。途中、M&Mやトイザラスに立ち寄ったりしましたが、何せすごい人出。早々と人ごみから退散したのでした。
地下鉄は今回もカードを買ってチャージ出来るタイプのものを購入。このカード、地下鉄も乗れるし、バスにも乗れるからホント便利です。ロンドンでもそうだったけど、こういうのは旅行者には本当に便利ですよね。また$10買うと15%分付いてくるからちょっとお得です。私達はちょうど$10分しか使わなかったけど、よく利用する人や長い間滞在する人にはお得かも。
また今回は私達は現金で窓口で買うことにしたのですが、お釣りのないようにしなくてはいけないらしく、何人もの人が並んでいたけど、自動販売機の方へ並ぶよう言われていました。それに窓口ではお釣りのないようにしなくてはいけないようです。
行きの地下鉄の中で物乞いのおじさんが車内を歩いていましたが、帰りの車内は全く見受けられなかったです。ニューヨークの地下鉄はシカゴの地下鉄よりも安全かもしれません。
「Blue Man Group」を見る前にまずは腹ごしらえ、ということで夕飯を兼ねて博多ラーメンの一風堂に行ってきました。ラッキーなことにこの一風堂は「Blue Man Group」を上演する劇場のスグ近く。また私達は日本食に常に飢えているのでニューヨークでも何か旨そうな日本食はないかと探していたら一風堂がこの4月にオープンした情報を入手したのでした。今までアメリカでのラーメン屋は裏切られることが多かったのですが、今回の一風堂はちゃんとしていましたよ!まさに日本の味、博多の味!お嬢も「おいしい!おいしい!」と無我夢中で食べていました。でもね、1つ難点が・・・らーめん一杯の値段が$13替え玉が$2。3人で$45に税金やチップが付くと$60くらいになっちゃうんですよ。たかがラーメンに$60はやっぱりキツイです。でもおいしかったしニューヨークだし仕方がないですね。
今回の「Blue Man Group」のチケットは「チケットマスター」で購入しました。前回は中間業者を通してチケットを入手したのですが、今回はチケット・マスターが一番安かったです。
内容はハンク曰く「お笑い」だそうで、私も同感です。字幕は出ますが、全くBlue Manは言葉を発しませんから英語がわからなくても面白いと思います。ティーンエイジャーに向いているかな?!
2日目のメインイベントは自由の女神を観ること!
ネットでバッテリー・パークから自由の女神行きのフェリーが満席だということは知っていたので、今日はニュージャージー側から攻めることにしました。
このコースはイルカさんの「それ行け!子連れ海外旅行」に掲載されているコースでニュージャージーからも自由の女神の行きのフェリーが出ていて、そちらの方が混雑なしで行けるというなんとも田舎モノにはありがたいコースなのでした。
でもその前に朝食。
ホテルから北へ行くこと2分くらいのところに「Bagel& Bean」というデリのお店で朝食。ベーグルもあるんだけど、すでに作り置きしてあるサンドイッチやラップもあります。ハンクはサーモンがはさんであるサンドイッチとアイスコーヒー。私はチキンやアボガドやトマトなどがはさんであるラップにアイスティー。お嬢はベーグルにクリームチーズをはさんだものにストロベリーのスムージー。しめて$24
ここはcityserchでベーグルで調べて高い評価だったので、ここにしました。だから本来はベーグルを注文しなくてはいけないのですが、あまりにもラップやサンドイッチがおいしそうだったので買ってしまった・・・。でもお味は良かったのでヨシとしましょう。ちなみにサンドイッチもラップも2つずつなのですが、あまりにお腹が空いていたので、写真を撮ることを忘れてしまって、1つ食べたところで撮りました。
ここでの食事が終わったのは9時30分過ぎ。ここからグランド・ゼロ、自由の女神と続きます。
さて次はグランドゼロを目指して50thから地下鉄に乗車。前日ハンクとの話し合いで1番の地下鉄に乗ることになりました。
でも私はガイドブックに降りたい駅が「閉鎖」と記されているからここでない地下鉄に乗ろうと提案したけど「きっともう、つながっているよ」と一言であっさり決定。でもやっぱりColtonStationはまだつながっていませんでした。
とりあえず次の駅で下車。そこから数分でワールドトレードセンターの跡地に到着。何も知らなかったお嬢は「何でパパは工事しているところの写真を撮るの?」と不思議そうだったけど、話をしたら納得したみたい。
そこからポリスマンにパス・トレインの駅を教えてもらってパス・トレイン・ワールドトレイド・センター駅へ。一回の乗車が$1.75、子供は$0.85。大人は買えたけど、子供がどうしても買えなかった!!しかたなくお嬢も大人料金で乗車。
次の駅ですぐに降りて、地上に出たら左の方へ進んでいくと路面電車、ライトレールへ。切符をそれぞれ大人$1.85、子供$0.85買って(これは子供もちゃんと買えます)リバティ・ステイト・パークで下車。
駅から降りるとフェリー乗り場までのシャトルバスが待っています。往復で大人2人と子供1人で$4.05って一人当たりいくら?
とりあえず行きのバスの中で黄色い紙を渡され、帰りはその黄色い紙を渡すというもの。なのでリバティー・ステイト・パークへ戻る場合はその黄色い紙を捨てないこと。帰りのバスのチケットになります。舗装されていない道を5分も走ったでしょうか・・・フェリー乗り場に到着。
建物の中で大人$12、子供$5でチケットを購入。
ほどなくフェリーも到着して乗船。行った日は7月3日の独立記念日の前の日、それも雲ひとつない良い天気の浮かれ気分の人達の多い中、全く混雑することなく、乗船することが出来ました。今頃反対側のバッテリー・パークは、何時間も待っているんだろなあ・・・。
そんなことを思っているとエリス島に到着。乗船している時間はかなり短いのに港に寄って人を乗り降りさせる時間の方が長い!!
暑い上に船外に出ていたから久しぶりのお日様に当たって、もうダルいことダルイこと。従ってエリス島に寄るのはやめていざ、自由の女神へ!
島に上陸するとまずは水を買い求めました。船内でも売っていたけど、木陰で水を飲みたかったので島の奥のほうの売店で水を購入。するとその水のボトルに自由の女神が印刷されていました。お値段も$1.85タックス入れたら$2。
このサイズで$2は高いけど、背は腹に代えられない。3人でゴクゴク飲んでいました。
さあ、いよいよ自由の女神を間近で観るときがやってきました。
自由の女神の中が拝観出来るようになっているらしいけど、もう3人ともグッタリ。肌寒いウィスコンシンからやってきた私達は照りつける日差しでもうヘロヘロ。なので自由の女神に近づけるだけ近づいて写真を撮ったり、撮ってもらったりしてここでの滞在を終えたのでした。
エリス島も上陸しないし、自由の女神の中も観ないなんてもったいない!という声が聞こえてきそうだけど、私達にはめいっぱいでした。日本での気候が慣れている人には潮風が当たって気持ちよく過ごせるだけの気候なんだろうけど、私達にはキツかったなあ。私達が訪れる前のニューヨークは気温がかなり高かったらしくて日本でもニュースになっていたけど、その頃に訪れなくて本当に良かった・・・。
さて本当はここリバティー島からニュージャージーには戻らずマンハッタン行きのフェリーの乗ろうと考えていたんだけど、マンハッタン行きのフェリーには人が鈴なりで、なおかつ長ーーーーい乗船待ちの人の列だったので仕方なしに来た道を帰ることに。それでもこちらのコースの方が快適かつ時間も早かったようです。
吉野家へ到着したときにはもう3時を過ぎていました。3人とも多少お腹は空いていたけど、暑さと疲れで食欲は減退していました。私もハンクもだいぶ年寄りになっているので、近場のマックやサブウェイでご飯をするよりも少し歩いてでも吉野家の牛丼を食べた方が落ち着きます。
また吉野家はロスかニューヨークしかアメリカでは店舗がないので、この2都市を訪れたときのお楽しみになっています。値段は忘れてしまいましたが、確か朝ご飯よりも安かったように記憶しています。さすが吉野家。そうそう!夏の間はないのですが、冬にはたまに「卵」が置いてあります。前回、来たときに「Egg」とあったので「卵だあ!!」とはりきって注文したのですが、残念ながら売り切れとのこと。近くの農家から買い付けているからフレッシュなんだ!とお話を聞きました。
画像のおくに見えているカップは味噌汁ですが、かなりひどいです。でも牛丼は日本よりもたくさん盛ってあって、変わらずおいしいです。日本の味に飢えて安く済ませたいときにはオススメですね。
また気まぐれお嬢を歩かせるには「お茶する?」という言葉が特効薬になってくれました。お茶さえすればいくらでも歩いてくれるという方式を見つけたのでした。
特にお嬢のお気に入りはスタバの「グリーンティー・カプチーノ(抹茶フラペチーノ)」いつもお嬢はそれをオーダー。それこそ歩いている道中「スタバのためなら、エンヤコラ〜♪」といった具合です。次回のワシントンD.C.やパリでも使えそうです!
ハンクはこの後、5thアベニューを行きたかったようなのですが、わがままお嬢の「モノポリーをするからダメ!」の一声でやむなく断念。夕食の時間までホテルでモノポリーをやらされ「外でご飯はもう食べたくない」という、これまたお嬢のわがままで外で夕食を食べることは断念。8thアベニューにあるオーガニック系のグロースリーでお寿司やカットフルーツやプチケーキを買ってきてホテルで済ませたのでした。
3日目の朝はまず散歩から!ハンクが「ニューヨーカーとセントラル・パークを散歩したい!」とのことでセントラル・パークに行ってきました。ちょうど小雨もパラついていたのですが、傘をさすほどではなかったので良かった。
でもだいぶ歩いて、皆、お腹がペコペコ。朝食は「きっと屋台とかがあるさ!」と何の根拠もないハンクの発言に身をゆだねた私がバカでした。公園内を歩けども屋台なんて全くナシ。やっぱりちゃんと下調べして行った方が良かった。彼のあやふやな情報は2度と信じてはいけないということを身に染みたニューヨークの旅行です。
ようやく見つけたグロースリー・ストアーでデニッシュやキッシュ、アイスティー、はたまた「おーいお茶」などを買って店先のカフェエリアで朝ご飯。
それにしてもさすがニューヨーク。こんな小さなお店でもおーいお茶が置いてあるよ。それも日系スーパーで売っているようなバカ高い値段でなく、そこそこで買えるお値段。お茶は本当に体に染みました。
朝10時から開くというメトロポリタン美術館に5分前に到着しました。まだ開館前だったので、階段のところで休憩して待っていました。そして10時になってオープンと同時に係員が「座ってないで、中に入って!」と座っている人を注意し始めました。何で?警備上の問題か?
それと父が2年前に来たときには寄付制になっていた入場料も今回はきっちり払わされました。大人のみということだけど、あまり目玉になる展示物がないのにもかかわらず、お金を払わされるのは、本当に不本意でした。
それに私がバック・パックを背負っていたら係員が背負わずに持つようにと言われ、違うコーナーに行ったら肩に担げと言われた。ヨーロッパに行くときはバックパックを背負っている人は入場お断りっていわれることもあるから、持っていかないんだけどね。アメリカだからいいかなって思っちゃったんだよね。だからバックパックを持っていく私もいけないんだけど、何度も注意されて頭にきたので荷物をクロークに預けることに。でも他の人もバックパックをしょってたけど、何も言われなかったんだよ!!特に白人の男の人には何も注意していなかった!!あれは差別としか言い様がない!お金も取るようになったし、本当にメトロポリタン美術館は2度と行きたくない美術館になった。
メトロポリタン美術館は早々に出て、今度はバスに乗って5番街へ。まあがんばって歩けない距離でもなかったんだけど、お嬢も一緒だし、バスもすぐ来たし、乗っちゃいました。やっぱり少しはラクしないとね。この後またホテルまでたっぷり歩くことになるので・・・
バスを降りてすぐのところに入り口に兵隊さんが立っているおもちゃ売り場「FOAシュワルツ」へ。ここは看護婦の格好をした店員さんが赤ちゃんのお人形を売っていたり、恐竜の模型があったり、バービーに着させる洋服をオーダー出来たり、足で踏むと音が出る大きなピアノがあります。子連れで商品を買わなくても十分楽しめる場所です。
ひたすら南下して今度は「American Girls」のショップへ。ここのお人形は一体$100前後します。でもお嬢くらいの女の子は皆欲しがります。私からするとグロ過ぎてどこがかわいんでしょうか?と言いたくなるくらいなのですが、最近ではお嬢もこれが欲しいと言い始めました。仕方ない、誰かにクリスマスで買ってもらおうか・・・
本当に本当によく歩いた私達。おなかも空いたということで、ホテルから程近い「Mars2112」でお食事です。前回、2月に来たときにはものすごい混雑していたのですが、時間も中途半端な時間だったためかガラガラでした。
私はフィッシュ・フライサンドイッチ、ハンクは画像の通り普通のハンバーガー、お嬢はキッズメニューの中からマカロニ・チーズをオーダー。お味はノーマルでしたが皆、歩いてお腹が空いていたのでペロっと食べてしまいました。おそろしや我が胃袋。
5番街からずっとホテルまで歩いて帰ってきたので皆、クタクタ。お嬢はどこにそんな力が余っているのか「モノポリーをしよう!」と張り切っていました。中途半端な時間にお昼を食べたので、外へガッツリ食べにいくわけにもいかず、後で書きますが、ホテルで過ごすことになったので、カーネギーデリでパストラミをサンドイッチでお持ち帰りです。これが高いの何の!!味も全くいけていなんですよね。まあ名物にうまいものナシといった感じでしょうか。でも何故かお嬢は「こしょうが効いていておいしい」と好評でした。
実はこの日の夜はインデペンデンス・デイ。アメリカの独立記念日です。この夜はミノクアの田舎でさえも花火を上げてお祝いします。ニューヨークといったら「Macy's」のサンクス・ギビングのパレードにこの独立記念日の花火。全米のNBCネットワークで放映されるくらい有名です。これに行きたい!とハンクに言っていた私ですが、夕方から小雨が降ってきました。そう天気予報も雨とのこと。ちょっと降り方も本格的になって、結局ホテルのテレビで花火を観ることにしました。
窓の外では花火が上がっている方向から青色や赤色の光の影のようなものが確認出来ました。ハンクが「ホラ、花火を観に行くところのチケットを購入しなくて良かっただろう?」と得意そうに言われたのは言うまでもありません。
こうしてニューヨークの夜は更けて次の日の朝、ウチに帰ったのでした。