Zac. new generation
コミックマーケット70(2006年8月13日)参加レポート



− 万物に歴史あり −

そう、全ての物事には「歴史」という決して消えることの無い記録が刻み込まれる。
例えば今年70周年を迎えた中日ドラゴンズにはこのような歴史がある。

中日ドラゴンズの歴史
1936(昭和11年) 大日本野球連盟名古屋協会創立(名古屋軍)
1937(昭和12年) 7位/8位
1938(昭和13年) 7位/4位 西沢道夫入団
1939(昭和14年) 6位
1940(昭和15年) 5位
1941(昭和16年) 6位 石丸進一入団
1942(昭和17年) 7位
1943(昭和18年) 2位
1944(昭和19年) 4位 名古屋軍を「産業軍」に改称
1945(昭和20年) 戦争のため中断
1946(昭和21年) 7位 産業軍を「中部日本」に改称
1947(昭和22年) 2位 中部日本を「中日ドラゴンズ」に改称
1948(昭和23年) 8位 近藤貞雄入団
1949(昭和24年) 5位 中日球場完成 杉下茂入団 シーズン終了後2リーグ分立
1950(昭和25年) 2位 2リーグ分立後初のシーズンを2位で終える
1951(昭和26年) 2位 中日ドラゴンズを「名古屋ドラゴンズ」に改称
1952(昭和27年) 3位 
1953(昭和28年) 3位 6/25に中日球場で初のナイター戦 プロ野球のテレビ中継開始
1954(昭和29年) 初のリーグ優勝・西鉄を破り初の日本一 名古屋ドラゴンズを再び「中日ドラゴンズ」に改称 
1955(昭和30年) 2位 中利夫入団
1956(昭和31年) 3位 
1957(昭和32年) 3位 
1958(昭和33年) 3位 森徹入団
1959(昭和34年) 2位 坂東英二・江藤慎一入団
1960(昭和35年) 5位 高木守道入団
1961(昭和36年) 2位 権藤博入団
1962(昭和37年) 3位 
1963(昭和38年) 2位 
1964(昭和39年) 6位 木俣達彦入団
1965(昭和40年) 2位 
1966(昭和41年) 2位 広野功入団
1967(昭和42年) 2位 
1968(昭和43年) 6位 
1969(昭和44年) 4位 星野仙一・大島康徳入団
1970(昭和45年) 5位 谷沢健一入団
1971(昭和46年) 2位 三沢淳入団
1972(昭和47年) 3位 
1973(昭和48年) 3位 鈴木孝正入団
1974(昭和49年) 巨人のV10を阻止し20年ぶり2度目のリーグ優勝 日本一は逃す
1975(昭和50年) 2位 チーム初の海外キャンプ
1976(昭和51年) 4位 田尾安志入団
1977(昭和52年) 3位 宇野勝・都裕次郎入団
1978(昭和53年) 5位 平野謙・小松辰雄入団
1979(昭和54年) 3位 
1980(昭和55年) 6位 牛島和彦入団
1981(昭和56年) 5位 中尾孝義入団
1982(昭和57年) 8年ぶり3度目のリーグ優勝 日本一は逃す
1983(昭和58年) 5位 鹿島忠・彦野利勝入団
1984(昭和59年) 2位 仁村徹・山本昌入団
1985(昭和60年) 5位 中村武志入団
1986(昭和61年) 5位 ゲーリー入団
1987(昭和62年) 2位 星野仙一監督就任 落合博満獲得 近藤真一入団 初登板ノーヒットノーラン
1988(昭和63年) 6年ぶり4度目のリーグ優勝 日本一は逃す 立浪和義入団
1989(平成元年) 3位 今中慎二・大豊泰昭入団
1990(平成 2年) 4位 与田剛・井上一樹・種田仁入団
1991(平成 3年) 2位 矢野輝弘・森田幸一入団
1992(平成 4年) 6位 落合英二入団
1993(平成 5年) 2位
1994(平成 6年) 10.8 巨人との同率首位決戦に敗れ2位
1995(平成 7年) 5位 
1996(平成 8年) 2位 星野仙一の監督就任 荒木雅博・渡邉博幸入団 ナゴヤ球場最後の試合で巨人が優勝
1997(平成 9年) 6位 本拠地をナゴヤドームに 森野将彦入団
1998(平成10年) 2位 川上憲伸・井端弘和・高橋光信入団
1999(平成11年) 11年ぶり5度目のリーグ優勝 日本一は逃す 福留孝介・岩瀬仁紀入団 開幕11連勝
2000(平成12年) 2位 朝倉健太入団
2001(平成13年) 5位 中里篤史・岡本真也入団
2002(平成14年) 3位 山田久志監督就任 シゲシゲ移籍
2003(平成15年) 2位 アレックス入団 平井正史移籍
2004(平成16年) 5年ぶり6度目のリーグ優勝 日本一は逃す 落合博満監督就任
2005(平成17年) 2位 ウッズ入団 岩瀬シーズン最多46セーブ日本記録
2006(平成18年) 2年ぶり7度目のリーグ優勝へ、52年ぶり2度目の日本一へ驀進中


歴史は書物として残されたり、人々の記憶の中に残っていたり、様々な形で後世に伝えられていく。
ただし、善悪や正否によって自由に記録の選り好みを出来る性質ではないため、
人々の記憶から消えて欲しい歴史も残されてしまうという事態に陥ることも多々。
そのような「負」の歴史ほど、物事の大小など関係なかったりするものだから厄介だ。

要するに、物事の大小に差があっても「歴史の重み」は均等に圧し掛かっている、
冒頭の『万物に歴史あり』という言葉が真に伝えたい所はそこなのではないかと私は思う。

誰が言ったか知らないけど。
つか、誰もこんな当たり前のこと言わないだろう。

・・・・・・話を元に戻そう。

当然ながらそのことは私のオフライン活動にも言えること。
そう、同様に私も「歴史」を残しているのである。

Zac.オフライン活動の歴史
2005(平成17年)4月3日 F・O・Gオンリーでオフラインに参戦 処女作『潤恋歌』を刊行
2005(平成17年)12月30日 冬コミ(C69)で真秀ろば亭様に『潤恋歌』を委託 当の本人は冬コミ落選
2006(平成18年)8月13日  夏コミ(C70)に当選 所謂ビックイベントに初参戦 二作目『潤愛歌』を刊行


しょぼいなぁ、おい。

3つしかないやん。

偉そうなこと書いておいて挙げてみたらこれだけしか歴史がなかったことの方が恥かしいわ。
このネタ振りはオフライン活動の実績をもっと積んでからやるべきだったと今になって後悔。

とまあ、初っ端から滑っているわけだが、
夏コミに参戦したことが私の歴史の一ページを刻んだことだけは紛れも無い事実。
それがどんな歴史だったのか、これからつらつら書いてみたいと思う。
しばしのお付き合いを。





- AM 5:30

サークル参加者の朝は早い。
そりゃ一般入場者より前に出展手続きとか準備とかしなければいけないのだから当たり前だ。
つか、このフレーズ使いたかっただけだろうというツッコミが日本全国各地から来そうな予感。

しかしながら私は朝が恐ろしく弱い。
井上一樹(選手会長)を仕留めるなら内角低めへのボールになる落ちる変化球、
Zac.を仕留めるなら早朝、と言われているくらいに弱い。
しかもイヴェント前日のため気分は高揚しているときたものだ。
まさに「遠足の前の小学生」状態。

果たして自分は起きれるのだろうか。
不安だった私は、悩みに悩んだ末ついに丸秘作戦に出ることにした。

作戦名「ダイナマイト作戦」
その内容は・・・・・・寝ない。

これなら早起きしなくて済むし気分は高揚したままで無問題。
なんて素晴らしい作戦なんだ!

と、あまりにも完璧な自分の作戦に酔い痴れていたらいつの間にか寝てしまったのはお約束。
保険の為に用意していた携帯電話の目覚まし(IIDXの『RED ZONE』)で普通に起きたとさ。

- AM 7:00

新宿駅の埼京線・りんかい線ホームで私と一緒に売り子をして貰うSSS君と待ち合わせ。
彼は私の友人の中では数少ないコミケ経験者であり、今回はその実績を買っての大抜擢となった。
新潟旅行をしていたのにもかかわらず、このコミケの為に東京に帰ってきてくれた漢気溢れるナイスガイだ。

なお、サークルチケットはSSS君と今回もステキな絵を描いて頂いた天龍帝様に進呈。
なかなか個性的なスリートップで挑むことになった。

新宿駅のホームに着くと、既にSSS君は眠そうな顔で待っていた。
「こんなに朝早くから何やってるんだろうね、俺達」と半ば自暴自棄な挨拶を交わし、
早速次に到着するりんかい線・新木場行きの乗車列に並ぶ。
周りを見ると大きなカバンやダンボールを持った同じような服装の
一目でビックサイト行きだろうということが分かる人達で溢れ返っていた。

人多過ぎ。

さすが日本一の動員を誇るビックイベント。
あと、「人気作家の本を買うときだけではない。サークル入場も命懸けなのだ。」ということを教えられた。
だって電車の中が凄かったんだもの。
誰かの硬いカバンの角が腹に当たるわ、朝っぱらからもう汗臭いわ。
コミケと関係ない乗客が気の毒だった。

- AM 7:45

会場入口で少し緊張しながらも無事入場し、自分のブースである東2ホールO-19bへ。
既にF・O・Gオンリー以降かなりお世話になっている『真秀ろば亭』の葵紺碧様・あつし様や、
今回私のブースで委託を受けることになった『I・LLegaLs』の愛瀬雅巳様は到着しており、
真剣な目で黙々とブースの設営に励んでいた。

当然ながら御三方はコミケなどのイベントに関してベテランの域に達する職人達である。
中日で言えば川相昌弘、広島で言えば前田智徳、ヤクルトで言えば宮本慎也、つまり玄人中の玄人。
やはり全てにおいて手際が良く隙が無い。彼らは名実共に「プロ」である。
(と言うか、あつし様とか愛瀬様は本当にプロだし。紺碧様もプロ顔負けレベルだし。)
私なんかボールが目の前に飛んできたら右往左往する横浜の古木みたいなもので、
自分のブースの上に無造作に散乱している大量の広告を見て右往左往していたくらいだ。

ただ、彼らの動きを目の前で拝める環境にあったのは非常に嬉しい。
盗めるだけ盗んで次のイベントに生かそう・・・・・・と思ったけどやっぱり自分のブースで手一杯だったよママン。

- AM 7:50

周りへの挨拶を一通り済ませた後は、PICO様に当日搬入して貰った『潤愛歌』とご対面タイム。
机の下に置かれた思ったより大き目の箱に「予備」という嫌な予感が頭を過ぎる。
そう、前回の『潤恋歌』は予備の存在を知らずに注文してしまったため大変なことになっていたのだ。
※F・O・Gオンリーのイベントレポート参照

箱を引っ張り出して側面を確認すると『50+17』という数字が。
50冊お願いしたので50という数字は間違いなく正規注文冊数。
ということは17という数字が予備の分だろう。

セーフ!!!!

これならバーベキューをやらなくてはいけないくらい残ることはないだろう。
安心して箱を開けると大量の可愛い潤ちゃんが私を迎えてくれた。

・・・・・・あれ?潤ちゃんなんか薄くない???

また失敗した・・・・・・。
前回の『潤恋歌』の表紙では、予想していたよりも「黒」が濃く印刷されてしまったことから、
今回はちょっと落ち着いた感じを出そうと表紙の色を「灰色」に指定したのだが、
それが予想していたよりも薄く印刷されてきたのだ。

申し訳ない。絵を描いて頂いたみかど様に申し訳ない。
一度ならず二度までも表紙で失敗してしまうとは。
今度やったら一生絵描いてくれなくなるだろうな、そりゃマズいな。

まあ、誠心誠意をもって頭を下げるとしよう。

- AM 8:00

なんとか目の前の広告類を片付けてブース設営に着手する。
配布するペーパー折りをSSS君に任せ、私は前日作成したポップやら本やらを並べ始めた。

今回、私のブースに並ぶのは委託本を含めると全部で5冊。
私のが2冊と愛瀬様のが2冊、そして天龍帝様の本が1冊。
MISSINGPARTS本とF・O・G本とアトラク本という渋いラインナップだ。
個人的にこういうラインナップは物凄く好きである。

本を並べてみて思ったのは、やはり絵が素晴らしいと映えるなあということ。
前回のF・O・Gオンリーでは委託本も無く私の『潤恋歌』1冊だったこともあり、
天龍帝様の絵は素晴らしくても空間がありすぎてインパクト弱かったが、
5冊も並べばそりゃ物凄いインパクトになりますってばさ。
しかも愛瀬様と天龍帝様って世間で言う潤ちゃん絵師の二大巨匠じゃないっすか。
なんか私のブースで潤ちゃん独占状態。自分小説書きなのに。

ポップなんかも天龍帝様に描いて頂いた絵を使っているため
パッとブースを見ただけではとても小説書きのブースとは思えない様相。
下手すると詐欺になるかもしれないと思いつつも
天龍帝様の絵を使えるなんて至福の極み、わはー。
なんて調子だったり。

やっぱり絵が描けるっていいね。羨ましい。

なお、設営中に天龍帝様から「どうすれば一番早くビックサイトに着けますか」というメールが入る。
どうやらサークル入場時間帯にギリギリ着けるかどうかの瀬戸際らしい。
頑張れ。遅れたら許さん。

- AM 8:45

まだ天龍帝様が来ない。

- AM 9:00

サークル入場時間終了。
まだ天龍帝様が来ない。ピンチ。

- AM 9:05

ようやく天龍帝様が到着。
9:00の入場にはなんとか間に合ったようだ。
これで私も一安心。

以降、開場までまったりタイム。
ブース設営は完了しているのでSSS君と朝飯を食べたり3人でダベったり、
あとは真秀ろば亭の方々に新刊渡したり雑談したりしながら、
「祭が始まる前の高揚感」が漂う開場前のコミケの雰囲気を存分に味わう。

そして「果たして誰か買ってくれるのだろうか」とちょっとだけ不安に。
周りを見回してみると殆どが綺麗に且つ丁寧に見映えのするブースだったもので。
なんかでっかいポスターとか飾ってあるし、この時点でなんとなく負けた気がした。

- AM 10:00

場内アナウンスが入り開場。
ダムが決壊した後の水の流れのような勢いで、あっという間に会場は人・人・人で埋め尽くされた。

そして人はある種の「殺気」を纏いながら足早に何処かへ流れていく。
そうか、目的の本を買うための戦争なんだこれは。
開場後、会場全体から殺伐とした雰囲気を感じ取ったのも不思議ではない。

私はその様子を呆然と見守っていたのだが、
目の前を凄いスピードで様々なカラーリングの服が通り過ぎるため、
まともに見ていると目がチカチカして疲れてしまった。
その結果、なんとビックリ!開始10分で疲労困憊に!!
まだ一冊も売ってないのに疲労度はMAX。恐るべしコミケ。やろうと思えば人も殺せるはず。
※葵紺碧様はそれを防ぐためにサングラスを掛けるようにしているそうな

なお、この時間帯は私のブースに誰も来ない。
愛瀬様曰く「F・O・Gジャンルは11時くらいから人の流れができる」そうで、
最初の1時間はやがて来る喧騒に備えて鋭気を養う時間だとのこと。

その理由は・・・・・・察して欲しい。

- AM 11:00

愛瀬様の仰る通り、ボチボチとブースに人が寄るようになってきた。

F・O・Gオンリーでもそうだったが、購入してくれれば嬉しいのは勿論のこと、
見本誌を手に取ってくれただけでも嬉しいものである。
少しでも自分の作品に接してくれる、これが同人作家にとっての大きな喜びだと思う。

また、MISSINGPARTSという残念だがメジャーとは言えない作品を扱っているだけあって、
手に取ってくれる人の殆どはMISSINGPARTSを知っている筈である。
(中には絵に惹かれた人もいるとは思うけど)
そういう人達と一瞬でも接することが出来ること、これも同人作家にとっての大きな喜びだと思う。

そんな喜びを噛み締めながらブースに寄ってくれた一人一人に
私は精一杯感謝の気持ちを込めて「ありがとうございます」と言った。

なお、この頃会場の視察に出ていた天龍帝様が大量の本を抱えて戻ってきた。
それは光栄の三国志(1作目)で略奪コマンドを実行したときに出てくる絵を髣髴とさせる姿
数々の戦場を潜り抜けてきた歴戦の兵を感じさせる堂々たる姿で何となく頼もしかった。
戻るや否や「色紙書きます。」とペン&色紙を取り出してイラストを描き始める。
買ってきた本に目を通したい気持ちもあるやに・・・・・・本当、頭が下がる思いだ。

- PM 12:00

本人も驚くほどのピークを迎える。
当然、最後尾プラカードを用意しなければいけないとかそういうレベルではないが、
私の処理能力では一杯一杯になったこともしばしば。

これがコミケ、コミケなのか!!
と叫んだとか叫ばないとか。
(叫ぶ暇なんかないけど)

ちなみに先程天龍帝様が描いてくれた色紙も集客効果に一役買っていたと思う。
目の前を通る人がイラストに目を奪われているところを結構見掛けたので。

しかし絵の効果って改めて凄いと思う。
文字しかない本を並べるだけでは絶対にスルーされてしまっただろう。
朝、本を並べたときも思ったが見映えが全然違う。
天龍帝様と愛瀬様のツートップは私には勿体無いくらい豪華だった。
だから今後とも宜しく天龍帝様。(←さりげなくアピール)
あといつでも委託受けます愛瀬様。(←さりげなくアピール2)

そして会場の殺伐とした雰囲気が和らいだからなのか、私に声を掛けてくれる人も徐々に増えてきた。
MISSINGPARTSの話をしてくれる人はある程度予想できたのだが、
私のWebサイトや前作『潤恋歌』のことを話してくれる人が結構多かったのには正直驚いた。
「サイト見てます」とか「結婚おめでとうございます」とか「仕事頑張ってください」とか声を掛けてくれる人、
「前作(潤恋歌)も買いました」とか「○○の潤ちゃん可愛かったです」とか声を掛けてくれる人、などなど。

ああもう私ってばそういうの弱いんだども!!

もう思わずよく分からない方言っぽい言葉が出てしまうほど弱い。
恥かしさはちょっとあるけれど、やっぱり嬉しい気持ちの方が大きい訳で。
誉められるのは苦手な性分だけど、やっぱり嬉しい気持ちの方が大きい訳で。

本当は声を掛けてくれた一人一人にお礼を言いたいのであるが、
この場を借りてまとめてお礼を述べさせて頂く。

楽しいよ!超楽しいよ!!
ありがとう!みんな本当にありがとう!!

イベント参加の本当の醍醐味を味わったような気がした。
そしてちょっと大人になった気がした。

- PM 1:00

一転、まったりムードに。
昼飯食べたり雑談したり本を読んだり。

- PM 2:00

引き続きまったりムード。
ただ、嬉しいことが一つ。

それは『遠羽ふぁんすぽっと』のふぃーるど様がブースを尋ねてくれたこと。
前回のF・O・Gオンリーのときも態々足を運んで頂き頭が下がる想いだったのだが、
今回もまた態々足を運んで頂きもう頭が下がる想いなんてもんじゃない。
しかも聞けばコミケに来た目的は私のブースだったとか。
だって会場に来るまでが大変、会場に入ってからも大変、会場から出るのも大変、
アーンド暑くて大変の「大変×4」な状況になるのは予め分かっていた筈なのに。
もうふぃーるど様のいる方向に足を向けて寝られないな、これは。
どっちにいるか分からないけど。ゴメンナサイ。

で、しばらくブースで雑談。
MISSINGPARTSはギャルゲーに分類されてしまうとか、
ふぃーるど様はこれからひぐらしを秋葉原に取りに行くとか、
(コミケ→秋葉原ってこの日の「人ゴミ最狂コンボ」じゃないっすか・・・・・・)
キリリクでお願いしている小説の途中経過を頂いたりとか、
人生色々な身の上話をしたりとか、楽しくて嬉しい時間を過ごす。

F・O・Gオンリーの時も思ったのだが、やっぱりふぃーるど様は几帳面で気配りができる凄い方だと思う。
話しているときの言葉の選び方とか、ブース前にいることを気にして自分の位置取りをするとか、
常に相手や周りの状況を考えた言葉や行動が極々自然に出てくるというのは本当に素晴らしい。
(言うなれば私とは全く正反対な性格)
まさに『遠羽ふぁんすぽっと』の几帳面なコンテンツの印象そのまんまなお方。

会場が会場だから仕方ないとは言え、立ち話になったのが大変申し訳なかった。
欲を言えば、やっぱりゆっくり落ち着ける場所でお話したいところ。
次に何かの機会があったら是非とも。

- PM 3:00

まったり感もピークに。
というより、周りのブースの半分くらいは既に撤収している状況だったり。
(東京湾の花火大会が延びてお台場周辺の混雑が予想されるから早めに切り上げる人が多かったのかと)

この時間は愛瀬様達に誘われてF・O・Gジャンル関係者へ挨拶に行くことに。
私みたいな新参者を誘って頂いて本当に有難や有難や。
SSS君と天龍帝様に売り子を任せ、ドラクエのパーティで言う魔法使いの位置で愛瀬様達についていく。

挨拶した皆さん、久遠の絆の頃にF・O・Gジャンルへ足を突っ込んだ歴戦の兵達ばかり。
信長の野望で言えば「本多忠勝」「真田昌幸」「竹中半兵衛」クラスの人間がゴロゴロな訳で、
それに比べれば私なんて「今川氏真」みたいなもの。
それが「冷やし中華始めました」よろしく「MISSINGPARTSで始めました」とか言っても
全く見向きもされないのではないか・・・・・・と萎縮していたのだが、気さくに声を掛けて貰って何とも嬉しい限り。

勿論、私は借りてきた猫のようになっていたのであるが、こうやって挨拶回りをさせて貰って
「F・O・Gジャンルは凄い面々に支えられているんだな」と分かったのが大きかった。

- PM 4:00

コミケ終了の館内放送が流れ会場内は拍手に包まれる。
これをもってZac.人生初のコミケサークル参加が終了した。

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- 戦い明けて

10時〜16時までの6時間、本当に時間が流れるのが早かった。
いや、コミケの申込書を書いてから当日までの、時間に追われて辛いながらも楽しい日々が早かった。
本当にあっと言う間、今思い返すと物凄く充実した半年だったと思う。

私と接点のあった全ての方に感謝したい。
イラストを描いてくれた天龍帝様、売り子を手伝ってくれたSSS君、
色々なアドバイスを親身になってしてくれた真秀ろば亭の葵紺碧様とあつし様、I・LLegaLsの愛瀬雅巳様、
オンライン上で応援してくれたMISSINGPARTSファンの方々、
ジャンル的にはあまり関係ないのに応援してくれたEVEファンの方々、
当日私のブースに足を運んでくれた、ブースの目の前で足を止めてくれた全ての方々、
そして何より・・・・・・本を購入してくれた方々へ精一杯の感謝の気持ちを。


ありがとう!本当にありがとう!!


また機会があったら宜しくお願い致します。
通販もやってるのでこちらも宜しく(←宣伝)