Zac.の想い出作り 2006年大晦日
コミックマーケット71(2006年12月31日)参加レポート




2006年12月31日

東京ビックサイト(冬コミ会場)に異変が起きた!!







なんとZac.がお誕生日席!

ありえない!!

ギャルゲー数あれど、その中でもマイナー中のマイナーに位置するジャンル、
というか『MISSINGPARTSってギャルゲーじゃないよ』みたいなジレンマを抱えるジャンルなのに、
何故かお誕生日席!

 「60と06を間違えたのではないか。」
 「いや、実は何かの罰ゲームだったりして。」
 「いやいや、もうニ度と当選させない代わりに最後の想い出作りをさせたのだ。」
 「いやいやいや・・・・・・
 

様々な理由が脳内を駆け巡り、本気で頭を抱える私。
が、その謎はわずか10秒くらいで解けた。



同じF・O・Gジャンル(久遠の絆)で活動している『真秀ろば亭』様が横だからだ。孔明の罠ではない。
『真秀ろば亭』と言えば、正真正銘プロ漫画家のあつし様とプロ並の小説を書く葵紺碧様率いる
同人誌を嗜む久遠の絆ファンの間では知らない方が珍しいくらいの老舗サークル。
現在は久遠の絆二次創作界の司令塔と言っても過言ではないほどの人気を誇っているサークルだ。

そんな状況から要するにこのような経緯があったのだと予想される。

 「おっ、真秀ろば亭はかなりの部数を捌く人気サークルだからお誕生日席に配置だ。」
             ↓
 「机の半分、残りのサークルはどうしよう。」
             ↓
 「真秀ろば亭は久遠の絆を扱っているからF・O・Gを扱っているサークルを選ぶか。」
             ↓
 「MISSINGPARTS扱ってる変なサークルがあるな。」
             ↓
 「サークル名が長いけど害は無さそうだからここでいいんじゃね?」


うん、おそらくそうだろう。間違いない。
まあ、遠回しに言うと「おこぼれ」を与っただけなのだが、
何はともあれ我がサークルはお誕生日席で偉そうに踏ん反り返ることができるコミケになったのだ。

さあ!想い出作りだ!!

こんな位置は二度とないぞ!!


と思ったのは言うまでもない。

余談だが今回の「Zac.お誕生日席事変」は、
途中からリリーフに出てたまたま4番の所に入っただけなのに
うっかり打席が回ってきてしまって仕方なくバッターボックスに立ったら、
相手チームのスコアラーが選手変わったのに気付かず「バッター4番!」と叫んでしまい
内外野全員に深めの守備位置を敷かれた中学の野球部時代の淡い記憶を蘇らせた。

つか、俺そんなに飛ばせないよ・・・・・・。

でもこの「長距離ヒッターじゃないのに一瞬長距離ヒッター気分を味わえた」のはいい想い出になっている。
今回の「有名サークルじゃないのに有名っぽい位置にいる」状況に似ているよね、うん。

とまあ、そんなZac.の想い出作りinお誕生日席がどんな様子だったのか、
夏コミのレポートと同じようにつらつら書いてみたいと思う。
しばしのお付き合いを。





- AM 5:15

友人のカレー君より「家の前に着いた」との電話が入る。

今回、カレー君より車を出してくれるとの有り難い申し出があり言葉に甘えることにした。
私はコミケ終了後にそのまま実家へ帰る予定だったため、
コミケの荷物と帰省の荷物でかなり重かったのが大きな理由だ。

ただ、約束は「6:00に家の前」だったはず。
予定より45分も早い到着に、私と今回の売り子を手伝って貰うレッド隊長は超焦る。
何故なら二人とも「少しだけ仮眠を取るか」と思った矢先だったからだ。

焦る我々を気にせずカレー君はレッド隊長の家に直行すると
おもむろにX箱360のコントローラを持ちこう言った。

「エロバレー。」

それか!!!

そう、2日前にレッド隊長がX箱360を購入したのだが、
そのときに購入したデッドオアアライブエロバレーをやるために予定より早く到着したのである。

恐るべし、エロパワー!!

我々が諸々の仕度をしている間、当然カレー君はエロバレーに没頭していた。
目を血走らせながら水着を選んだり写真を撮っている姿はこの先一生忘れないだろう。
つか、X箱360買えよ。

ちなみに私は水着とかそういう露出の高いのはあまり好きではない。
だからデッドオアアライブエロバレーにも食指は伸びない。
やっぱり制服(ファミレス系)が一番だ。

- AM 6:20

コンビニで朝食やら飲み物やらを買いつつ車に乗り込む。
乗り込む直前、いかにも「これからコミケに行きます!」みたいな姿のカップルとすれ違い、
皆で「おい今日は大晦日だぜ。2006年の最後くらい家でゆっくり堪能しろよ。」みたいなことを口にする。

お前らが言うな。

大晦日なうえに朝早いこともあり、混雑もなく順調に車を走らせる一行。
途中運転しているカレー君が「ヤベー、早く着き過ぎるよ。」と言うくらいに順調で、
昨今の同人事情やコミケの様子を知らないレッド隊長に二人がかりで説明をしていると
あっと言う間に有明まであと少しのところまで来てしまった。

余談だがここで売り子を手伝って貰ったレッド隊長について補足。
彼は十年くらい前に友達に連れられてコミケへ行ったことこそあるものの、
基本的に同人とかそっちの世界には全く足を踏み入れてない人間である。
そんな人間に売り子を手伝って貰うのは正直申し訳ないなぁと一瞬思ったが、
我々の仲間内で「Zac.の手伝いはローテーション制」みたいな雰囲気になっているうえに
数日前にレッド隊長の引越しで散々扱き使われたので、
代わりにコミケで売り子や買い物を手伝って貰うつもりだったから結局気にしなかった。
つか、コミケで扱き使ってやるぜ!くらいの気持ち。世の中ギブアンドテイクだ。
なお「隊長」(もしくは「リーダー」)と言われているところからも分かるように、
彼は一応我々の仲間内をまとめる役割を担っている。
分かりやすく言えば陵南の仙道みたいなものか。
「レッドなら、レッドならきっとなんとかしてくれる!」てな具合の期待感。
でも実際は諦めが早くてなんとかしてくれない方が多い。
果たしてこのコミケではどうなのだろうか。

話を戻そう。
この有明付近から我々はちょっとした異変に気が付く。
車の数が明らかに多くなったのだ。
よく見てみると車はタクシーと他県ナンバーばかり。
明らかにコミケに行く連中だろうと思っていたら、
予想通りどの車も揃いも揃って我々と同じビックサイト方面に流れていった。
その様子に皆で「こいつら大晦日に何やってるんだよ。」みたいなことを口にする。

だからお前らが言うな。

- AM 7:20

カレー君にビックサイト付近で降ろして貰い、
重い荷物を抱えながら会場へ向かう私とレッド隊長。

途中、トイレを待つ人々の列が視界に入って驚愕する二人。
コミケ常連者には至極当然の光景かもしれないが、
レッド隊長は当然のこと私も一般入場者として朝早く来たことは無く
トイレの列は初めて見る光景だったので本気でビックリした。
一人や二人漏らすやつがいるんじゃないかと余計な心配までする始末。

余計なお世話だ。

- AM 7:30

相変わらず会場入口で少し緊張しながらも無事入場。
冒頭に書いた通り、F・O・Gオンリー以降色々とお世話になっている『真秀ろば亭』様とお隣さん。
前から「並んでブース出したいですね」と話をしており、今回その夢が現実になったのである。
当然、ドキドキワクワクしながら自分のブースである東5ホール・ホ-60bへ向かう。

そして自分のブースに到着。
机に貼られた「Yayoi's Detective Office」と書いたシールを確認したときは、
夏に引き続きの二度目とは言え背筋に電気が走るような激しい感動を覚えた。
なお我々が早く着き過ぎたこともあり、まだ真秀ろば亭の葵紺碧様とあつし様は到着していなかった。

まずは机の下に置かれているダンボール箱を開け、新刊・バかっぷるズとご対面の儀式。
前回の『潤愛歌』で「ん?なんか潤ちゃんが薄いぞ??」と思った記憶が蘇り緊張が走る。
いや、印刷所には「できるだけ濃く」とお願いしたから大丈夫だと思いつつ
箱の中から丁寧に取り出し私の目の前に現れた潤ちゃんは・・・・・・

やっぱり薄かった。

ただ、潤愛歌よりは違和感が無かったので個人的にはホッと胸を撫で下ろしたのだが。

続いて机の上のチラシやパンフレットを取り除くと早速ブースの設営に取り掛かる。
レッド隊長にはペーパーの準備を任せ、私は机の上に本などを並べ始めた。

一度経験しているため、それなりにテキパキと要領良く準備が出来たと思う。
(厳密に言うと二度だが、F・O・Gオンリーの設営は個人的に黒歴史なので除外)
前回は自分を「ボールが目の前に飛んできたら右往左往する横浜の古木」に例えたが、
今回は「出待ちのファンに手を振られたとき一人だけ手を振ってしまった中日の新井良太」としておこう。
ちょっとだけ成長した気分だ。
※通常、バスに乗った選手は出待ちのファンに手を振ってくれない
  だが良太タンは初の一軍帯同だったので勝手が分からず振ってしまった


ちなみに今回のブース設営関係で唯一後悔したことは、
机の上に敷く予定で考えていた矢絣柄(所謂馬車道柄)の手拭いがどうしても見つからず
泣く泣く別のもので代用したことだったりする。
夏コミでは使ったので、夏から冬の間で何処かに失くしてしまったようだ。
絶対に部屋の中にあるはずなんだけどなぁ・・・・・・何処やったのだろう。
次にブース出すときまでには必ず見つけ出してやる。

- AM 8:20

この時間帯になると『真秀ろば亭』の葵紺碧様とあつし様
夏に引き続き委託を受けることになった『I・LLegaLs』の愛瀬雅巳様らコミケの達人の方々が続々登場。
一気に私の周りが賑やかになった。

・・・・・・あれ?
賑やかにはなったのだが、何か一つ大事なピースが抜けているような。
これぞ本当のMISSINGPARTSか。

- AM 8:36

『すみません、今回も・・・遅れますorz』
と天龍帝様のメールが届く。

抜けていた大事なピースはこれだった!!

- AM 8:50

まだ天龍帝様が来ない。

- AM 9:00

サークル入場時間終了。
まだ天龍帝様が来ない。ピンチ。

- AM 9:20

爽やかに天龍帝様が到着。
つか、入れたのかい!
どんな手品を使ったんだお主。
あと手に持った大き目の鞄は同人誌回収用か!?

- AM 9:30

以降、開場までまったりタイム。

「今日は想い出作りに来た」という目的を思い出し、
まずは自分のブースに座って目の前に広がる「お誕生日席の視界」を堪能してみる。
広々として大変清々しい!なんて素晴らしい景色なんだ!!
と感動したのは言うまでもない。
興奮して「見ろ!人がゴミのようだ!!」と口にしちまったよ。
ホント、感動。マジ、感動。

同時に「俺、やっぱり場違いじゃね?」と不安に駆られたのはお約束。
サークルは無名で、扱っているジャンルがMISSINGPARTSときたもんだ。
こんな場所にいると「なんだよあれ。」と後ろ指さされそうでにんともかんとも。
私は目立つ位置にいればいるほど小心になっていくダメ人間なのだ。

ただ、愛瀬様の委託本の見映えが非常によろしく、
また真秀ろば亭様のブースとあたかも繋がっているかのように見える形で本を並べたため、
通路側からかなり豪華に見えていたことが救いだった。
私が言うのもなんだが「結構名の知れたサークルなのかな?」と思わせる説得力があったと思う。
御三方には感謝感激雨霰である。

あとはブースに詰めている皆様と談笑。
どんなことを話していたか詳しく覚えていないが、
私がいつものノリでアホな話を振っていないことを切に祈る。

- AM 9:55

レッド隊長を「はじめてのおつかい」に出す。
彼は自他共に認める方向音痴のため無事買ってこれるか、いや無事ブースまで辿り付けるか心配だったが
私がいきなり持ち場を離れる訳にもいかないので、場所と購入物を書いたメモを渡して出陣命令を下した。

「わかんなければ電話かメールするよー。」
とのんびりした足取りで買い物に出かけるレッド隊長。
その後姿は酷く眠そうに感じられた。
そりゃ寝てないんだから当たり前だが。

なお、同時期に天龍帝様もおつかいに出陣。
この人は「松笠の呂布」も真っ青になるほどの歴戦の兵なので心配はいらない。
おそらく今回も光栄の三国志の略奪コマンドを実行したときの一枚絵みたいな姿で戻ってくるだろう。

- AM 10:00

開場。
と同時に、斜め前に見える入口から大量の人間が雪崩れ込んできた。
夏コミは島中だったため眺められなかった光景である。
お誕生日席の恩恵がこんなところにも。ありがたやありがたや。

これを見て「見ろ!人がゴミのようだ!」とお馴染みの台詞を言った人間が会場内に100人はいるだろう。
そして「見ろ!ゴミが人のようだ!」と捻りを加えて言った人間が会場内に1人はいるだろう。
つか、それ愛瀬様ね。

愛瀬様と言えば、今回も私のブースで委託本を扱うことは上で説明した通りだが、
なんと私のブースの売り子も手伝ってくれることに。
うーん、なんてサプライズだ!!

今回、愛瀬様には以下の恩恵を頂いており、

・委託本二冊
  → 超大手作家様の本
  → 品数的にもビジュアル的にもブースの見映えが良くなる
  → 目の前を通った人が目を向けてくれる
・売り子
  → 普段壁沿いのブースで売り子
  → コツを分かっているので声の掛け方など格段に上手い
  → 愛瀬様のお陰で売れた本が何冊もあった
  → 見てて勉強になる

どれだけ感謝の気持ちを述べても足りないくらいである。
だから翌年の打ち上げのとき感謝の気持ちを込めて「愛してる(はあと)」と言ったら、
驚く顔一つせず凄く冷静に「寝言は寝て言え。」と返された。
んもう、ツンデレなんだから。(←勘違い甚だしい)

- AM 10:07-10:09

はじめてのおつかいに出陣させたレッド隊長からメールが入る。

『巨大な列に飲み込まれた。異様に足が速くて身の危険を感じたんだが・・・』
『後ろからのプレッシャーに耐え切れず、競歩大会に強制参加』

・・・・・・頑張れ!!!

でも元気が出るテレビでやってた「百人隊」を思い出してちょっと和んだ。

- AM 11:00

ボチボチとブースに人が寄るようになってきた。

MISSINGPARTSもEVEも二次創作関係では決して活発と言えるジャンルではないため、
やっぱり開始当初は売れるかどうか不安だったのだが、
愛瀬様のお力添えもあり、既刊も新刊もそれなりに数が出始めた。

新刊はMISSINGPARTSだけでなくEVEの小説も掲載しているため、
果たしてどちらに惹かれて購入したのか興味津々。
新刊だけを購入した方にはEVEファンかMISSINGPARTSファンか声を掛けてみる。
反応としてはMISSINGPARTSとEVEと半々といった所か。
MISSINGPARTSファンとは過去に何度も触れ合う機会があったものの、
EVEファンと触れ合うのは今回が初めてと言っても過言ではない。
(交流戦小説で一応小次郎と弥生を扱っていたため、過去に無かったという訳でもないから)
だからEVEファンの方々と弥生の話とか新世代の話とか出来たのは凄く嬉しかった。
一人一人あまり長い時間を取れなかったことが残念なくらいに。
こういう機会を実際に経験すると「またEVEも書きたい」という気持ちが芽生えるなぁ・・・・・・

ともあれ今回の冬コミで本を購入した方、見本誌を眺めただけの方、
とにかくブースに立ち寄って頂いた全ての方々に同じ感謝の言葉を送りたい。
自分の作品に触れてくれること、同人作家としてこんなに嬉しいことはないものだから。
ありがとう、本当にありがとう!
これでまた私は頑張れる!


つか、愛瀬様の売り子モードスゲエ!
これぞプロ!を体現した説得力のある姿に超感動。
アムロが乗るガンダムが来たみたいだった。

ちなみにこの頃レッド隊長がはじめてのおつかいから帰ってきた。
戦果を尋ねたところ、私が買ってきてくれと指示したブツは全て回収!
半ば諦めていた限定30枚のCDもしっかりゲットしているではないか!
「レッドなら、レッドならきっとなんとかしてくれる!」と信じて良かった!(←おい、本当か?)
なんて優秀なんだ、レッド隊長!惚れたぜ!!
だから感謝の気持ちを込めて「愛してる(はあと)」と言ったら、
驚く顔一つせず凄く冷静に「勘弁。」と返された。
んもう、こいつもツンデレなんだから。(←相変わらず勘違い甚だしい)

また、略奪コマンドを実行した天龍帝様も予想通り大量の本を抱えて戻ってきた。
戦果を尋ねたところ、趣味が共通している部分の同人誌は私の分まで回収してくる優秀っぷり!
これはもうただの略奪じゃない!正義の略奪だ!惚れたぜ!!
だから感謝の気持ちを込めて「愛してる(はあと)」と言ったら、
凍りつくような冷たい視線の後に決して笑っていない笑顔を返された。
んもう、どいつもこいつもツンデレ(以下略)

- PM 12:00

11時台とほぼ同じようなペースで数が出る。
ビックリするほど忙しいことは無いのだが、
新刊と既刊の値段が違うためおつりのやり取りでもたつくことがしばしば。

ちょっと印象悪いかなぁと思い始めたそのとき、意外な所から救世主が現れた。
その名もレッド隊長。
私が本やペーパーを用意しているとき、素早く正確におつりを用意してくれるのだ。
本人に「スゲー!」と言ったら「こんなの普通じゃねえの?」だそうで。
なんとも頼もしい!!
「レッドなら、レッドならきっと(以下略)
いや、他のサークルじゃ普通なのかもしれないが。

なお、この時間帯は天龍帝様と愛瀬様がブースにいたため、
なんと潤ちゃん絵師の二大巨匠が揃い踏み状態だったり。
潤ちゃんファンが見たら失禁するであろう超豪華な顔触れに私が失禁寸前。
だからトイレに駆け込んだよ。
・・・・・・冗談抜きで凄いと思った。

しかし今回も思ったが、やっぱり絵の効果って凄いなあと。
もう見映えが全然違う。
だから今後とも宜しく天龍帝様。(←アピール)
あといつでも委託受けます愛瀬様。(←アピール2)

- PM 1:00

引き続き同じようなペースで数が出る。
夏は11時〜12時半くらいに大きな波が押し寄せてそれ以降はぱったり、な感じだったが、
冬は大きな波こそないものの絶え間なく静かに寄せては返すさざなみみたいな感じと言うのか。
これもお誕生日席効果なのだろうか。
いや、多分違う。だって両隣忙しそうだったもん。
うちだけだよ、こんな落ち着いてるの。

そんな落ち着いている私に野球の話を振ってくれる人が結構いたり。
確かに野球サイトと言われてもおかしくないくらい野球ネタで引っ張るWebサイトを運営しているが、
もちろん大半の人は私のWebサイトを見て話し掛けてくれた訳ではない。
数日前に届いた英智のユニフォームを会場で着ていたのが原因だ。
プロ野球の開幕まで待てなかったんだよ・・・・・・着たかったんだよ英智・・・・・・。
(ちなみにコミケ会場ではプロ野球のユニフォーム着ている人が結構います)
まあ実際のところドラゴンズのユニフォームなのは誰が見ても分かるけど、
そこに縫い付けられた背番号57を見て「???」といった表情を見せる人が多かったような。
理由は・・・・・・もっと頑張れ英智!!
でも稀に「英智の守備は最高ですよね」と言ってくれる人がいたのは嬉しかったよ、ママン。

と、天龍帝様が「これから旅に出る。探すな。」と言い残して一足お先に退散。
抱えてきた大きめの鞄はそのためだったのか!
私はてっきり購入した大量の同人誌を入れるために持ってきたものかと。
・・・・・・いや、よく見たら実際そんな感じだったけど(笑)

- PM 2:00

さすがにそろそろまったりムード。
今日はずっと会場でのんびりしている訳にもいかないため、
ちょっと回りをフラフラしてこようかなぁ、と売り場をレッド隊長に任せて外出。
あやかしびとやEVER17のブースを回って戦利品を回収してホクホク顔で戻ってくると

「お前を訪ねてきた人がいたぞ。」

レッド隊長より告げられる。
そろそろ席を外してもいいかな、と思ってようやく外出した矢先の出来事。
「ああ、もう少し我慢してブースにいれば・・・・・・」と後悔したのは言うまでもない。
ただレッド隊長曰く「また来るらしいよ」とのことで、今度は大人しくブースで待っていることに決める。
私は昔からこういうタイミングって悪い方なんだが、まさかコミケでも頭を抱えることになろうとは・・・・・・。

で、しばらく待っていると先程訪ねてきた方が現れ晴れてご対面。
お話してみると共通している趣味が非常に多かったり、
私の実家と凄く近いところに住んでいたり、
話が弾んで弾んで1時間くらいその場に引き止めてしまった。
他にも用事があったと思うのに大変申し訳なかったと思う。
しかもこの忙しくて混雑している中わざわざ訪ねて頂くだけでも嬉しいのに、
昨年我が身に降りかかった色々な出来事に対する祝辞や激励の有難い言葉まで沢山頂いて
その反面私から気の利いた言葉を掛けること出来なかったのが更に大変申し訳なく思う次第。
しかも私の方は変なことばっかり言ってたような気がしないでもない・・・・・・ってこれはいつものことか。
申し訳なさ過ぎて本当に頭が下がる思いだが、凄く嬉しかったので感謝しております、はい。
本当にありがとうございました!!
次の機会にはもう少しじっくり落ち着いたところで話をしてみたいっす。
そして最後にIIDXのライバルIDを交換して名残惜しさを残しながらお別れ。
いや、ライバルになれるほど上手くはないと思うのだがどうぞお手柔らかにー。
2月7日にGOLD稼動なのでまた一つ宜しく>私信

あと他にも夏と同様に一言声を掛けてくれる人もいて嬉しかった。
EVEやMISSINGPARTSの話はもちろんのこと、私のWebサイトの話とか身の上の話まで。

だからね、私そういうの弱いんだってば。

思うように更新も出来ていないWebサイトなのに、
書いていることもバカっぽいWebサイトなのに、
そして私自身がよく分からないバカな人間なのに、
あたたかい言葉を掛けて頂いて本当に嬉しい。
マジ、泣く。

- PM 3:30

撤収準備開始。
予定より30分遅れたが、十分過ぎるほど遅らせる価値があったので無問題。

片付けながらふと「想い出作り」を思い出し、
再度椅子に座って誕生日席からの視界を静かに堪能する。

ああ、ここはなんて・・・・・・なんて素敵な場所なのか・・・・・・。

徐々に薄れてゆく視界。
Zac.は目の前に広がる楽園を必死に目に焼き付けながら
彼の生きてきた「証」が頭の中を走馬灯のように駆け巡る。

弥生・・・・・・ありがとう・・・・・・。

最後に桂木弥生の笑顔を思い浮かべたZac.は
満足そうな笑みを浮かべながらゆっくりその目蓋を閉じた・・・・・・。

- END -



















まだまだ続くよ!(←ガミーベアの冒険のナレーション風に)

と思わずつまらんものを書いてしまうほどに素晴らしい席だったのである。
伝わったかな、この感動。
・・・・・・やっぱこれじゃ伝わんないよね。

- PM 4:00

コミケ終了の館内放送が流れ会場内は拍手に包まれた。
以上でZac.の想い出作りinお誕生日席は無事終了。
周りへの挨拶もそこそこに、新幹線へ飛び乗るためダッシュで東京駅へ向かう姿が目撃されている。

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いや、ホント、いい想い出になりました。
単に大晦日の忙しい最中、手伝って頂いた全ての方々
そしてブースに寄って頂いた全ての方々のお陰だと思います。
本当に私は幸せ者です。だから皆様に心からの感謝の気持ちを述べたいと思います。

ありがとう!本当にありがとう!!

また機会がありましたら宜しくお願い致します。

なお、二度とあるかどうか分からないお誕生日席ですが、
いつか実力で取ってやる!とはこれっぽっちも思わないけど、
また「おこぼれ」を与れればいいなとは思います。

だから次も頑張ってください!真秀ろば亭様!!
(なんだよこのオチは・・・・・・)