EVE原画展レポート in TOKYO


大阪の原画展の様子に関して御存知『真夜中係氷室バカ』のtalk様がレポートしております。
東西両イヴェントの様子を共有できますのでこちらも是非参照ください。

→talk氏のレポートはこちら



2003年10月16日〜19日に東京秋葉原で、2003年10月23日〜26日に大阪日本橋で、
どういった経緯かは分かりませんがEVEの原画展が催されました(ます)。

まあ、Win版burstPLUSの発売を機に盛り上げようというのが第一の目的であると思われますが、
私にとってはここのところEVEのネタでHPを更新する機会が少なくなり、
「Yayoi's Detective Office」という明らかに桂木弥生から名前を頂いたサイト名
申し訳ないと感じていた矢先、こんな素晴らしい催しを開いて頂いたことに感謝する次第であります。

そんな訳で行ってきましたEVE原画展。
時折小雨の舞うドンヨリとした天気でしたが、桂木弥生が私を待っていることを考えればなんのその。
MissingPartsの先が気になって仕方ない連れを(カレー一杯で)説得し、いざ秋葉原へ。

時は12時半、昼食を採りエネルギー充填完了。
意気揚々と原画展会場へと続く階段に足をかけたのですが、
この時点で会場からbursterrorの音楽以外に何も聞こえてこない有様
なのでいきなり不安になってしまいました。
(メッセ前の通りは熱気に溢れているので尚更)
正直、やってるんだかやってないんだか分からない状態だったので顔だけ出して覗いてみると、
係員の女性と何処からどう見てもF氏だろうというヒゲ眼鏡の御方と目が合い、
「どうぞ」と言われたのでとりあえず遠慮なく進入。
めでたくEVEの歴史の一ページを知る生き証人としての第一歩を踏み出したのでした。

さて、公開していた内容ですが、

・bursterror 〜 bursterror PLUSまで歴代作品の原画を一部披露
・小さい舞台の上でWin版bursterror PLUSのプロモーションムービーを上映
・過去出版した書籍(原画集系統のみ)とゲームのパッケージを細々と陳列

という感じで、
会場内は原画を貼ってある一枚の仕切りを真ん中に置いて両端でCD販売とムービー上映、
壁側の一角に書籍とパッケージを置いてあるスペースがある、といったレイアウトでした。
閲覧するのには十分な広いスペースを取っていたのでゆったり観れたのは良かったです。
(他に観ている人がいなかったというのはナイショだよ)

公開されている原画は1作品につき10点程度。
設定資料集などで補完できる内容が殆どで、
「ここでしか観れないぞ!」というものは多分ありません。
(私も全て知っている訳ではないので断言は出来ません)
あ、burstとburstPLUSは別個に勘定されていましたので、
原画としてはburstPLUSの物が初出になりますかね。
burstPLUSの原画にメロメロ!という御方には嬉しいのではないでしょうか。

私はナチュラルな線を拝める原画とか落描きが大好きですので
既に資料集等で拝見しているものはあれど、そこそこ楽しんで観ることができました。
桂木弥生の原画を真剣に眺めている私を周りはどう見ていたんでしょうか。
服着せ替えた弥生を色々と妄想していただけなんですけどね。
とりあえず、カーネリアン氏(ZERO原画)はやっぱ上手いなあと思いました。
全然関係無いんですけど、色々と弥生に服を着せる場合、
カーネリアン氏の弥生が一番違和感なく合わせることが出来るんですよ、これが。

プロモーションムービーは後々HP上からダウンロードできるものかと。
全くbursterrorを知らない人であれば興味をそそるであろう作りをしてるとは思いますが、
旧bursterrorを知っている人にはPS2同様に興味よりも違和感を感じるのではないでしょうか。
ま、この話題はここで話しても仕方がありませんので止めておきます。

書籍やゲームパッケージの陳列は中途半端でした。
原画集何冊かとゲーム何本か並べてありましたが、既出のもの全てではありません。
どうせやるのなら、既出の小説や攻略本や販促パンフレットの他、
今までに発売されたドラマCDやサントラなど揃えた資料性の高い展示にすれば良かったのに。

あと、シーズのHPにも告知してあったCDの先行販売も行っておりました。
買いましたがまだ聴いてないので評価は下せません。
既に持っているサターン版burstのサントラと比較してみたいところ。
また、入場者にはパンフレットとステッカーが貰えました。



大きいのがパンフレット、小さいのがステッカーです。


あれ?ステッカーは予約者にプレゼントじゃないの?という疑問への回答は後述。

無料で鑑賞できる「原画展」的にはあんなもんかなあと。
ただ、生粋のEVEファンが資料性を求めるのには少々辛い内容かと思いました。
個人的には原画は原画でも『販促グッズで使用した原画』や、
それに乗じて過去の販促グッズとかを展示していると満足度高かったんですけど。
最近は全国的に「店舗特典」を用意していますから、知らない販促品も多いでしょうし。
販促で定番のテレカも各店舗の絵柄を展示するだけで関心を惹くと思うんですけどね。
あとは前述しましたが今までに発売されたドラマCDやサントラを展示するとか。
何気に新旧ファンが入り乱れている作品ですから、
「後楽園遊園地にスーパー戦隊シリーズ歴代レッド大集合」よろしく
全作品の関連物を一同に揃えても良かったんじゃないでしょうか。
一応、PS2burstPLUS初回版のオマケでそういった資料はありますけど、
中途半端に置くくらいなら徹底的にやって欲しかったと思います。

正直、メッセ本館二階でひっそりと開催していた「式神の城ギャラリー」の方が
販促品やインタネランキング入賞者限定配布物の展示があったりして目新しかったです。
IR入賞者限定の結城小夜時計とかドックタグとか「おおーっ!!」と思いましたもん。

色々言いましたが、主催者(社)や大人の事情で無理だったことかもしれませんね。
資料性云々という観点で展示物について幾つか希望を口にしましたが、
そもそも「原画展」と名打っている以上は過去の出版・販促物を展示するのは違うと思いますし。
私が述べた事で事情を理解していない失礼な発言がありましたら素直に謝ります。
・・・まあ、中途半端にやるならやらない方が良いということで。


あと、当日は14時から原画プレゼントジャンケン大会がありまして、
原画が欲しいと言うよりも、多分あるだろうF氏の舞台挨拶聴きたさに参加してきました。
(参加者は50人前後ではないでしょうか)

目的の舞台挨拶はありましたよ。
ネタとして使える話は残念ながらありませんでしたが。
もっとこう、気を利かせて質問コーナーとかあるのかなあとか思いましたが、
プレゼント用原画の紹介とWin版PLUSの製品紹介だけで終わりました。
やったらやったでキツい質問が飛び交いそうなんで良かったと思いますけど。

プレゼントの原画は全てADAMで、パッケージや販促物で使用したものが中心でした。
あれば目の色を変えてジャンケンするであろう桂木弥生が描かれたものは一枚も無かったので、
終始リラックスムード(やる気ゼロとも言う)にてイベントに参加。
そんな意気込みなので当然貰えませんでしたが。

イベント的にはあっさり終わりました。
この辺もEVEっぽくて良いんだか悪いんだか分かりません。
あんまり長々やられても困りますが、
少なくともお偉いさんが自ら出陣した意義は薄かったかな、と。
マイク付ステージも用意してあったので良くも悪くも一波乱を期待してしまう雰囲気でしたけど。
1回目に行ったときにギャラリーがいなかったので、もっと戯れてくれば良かったと今になって後悔。

大阪の方はどうなんでしょうね。
とりあえず、ZEROの原画プレゼントしてたら凄いと思います。
カーネリアン氏の原画なら結構盛り上がりそうです。

東京の状況から推測すると、恐らく大阪での見所はこんな感じだと思います。

・burstPLUSの原画を拝める!
・ジャンケン大会ではどのシリーズの原画をプレゼントするのか!
・ヒゲ眼鏡


※結果はこのようでした(talk様のレポートより引用)

(1)burst PLUSの原画が拝める!
   →burst PULSの原画が拝めました

(2)どのシリーズの原画がゲット出来るか?
   →シリーズでも人気の高いZEROの原画でした。
     これはファンには嬉しかったことでしょう(※ただし私は除く)

(3)ヒゲ眼鏡
   →ヒゲ眼鏡

個人的にZEROの原画出したというのは凄いと思います。
大阪の方に力を入れるつもりだったのか、東京の反応を見て決めたのかは定かでありませんが。
あと、やっぱりヒゲ眼鏡だったようで安心。



まあ、EVEファンであれば歴史の一ページを知る生き証人になれる利点があるかと。
少なくともEVE関係では今までに無かったイベントで、
尚且つこれからもあるかどうか分からないイベントですので、
EVEファンが抑えておきたいネタ的にはOKだと思います。無料ですしね。
遠方の人が高い移動費を払ってまで来る価値があるかどうかは微妙。
上記の見所に魅力を感じるようであれば無駄にはならないと思いますが。

最後に配布されたステッカーについて。

上述しましたが、会場では小次郎とまりなが描かれたステッカーが配られました。
公的には「先行予約特典でオリジナルステッカープレゼント」になっていますが、
入場者全員に配布していたステッカーとWin版EVEを予約して貰うステッカーは同じです。

会場ではパンフレットと一緒に何故か入場者全員へステッカーを配っており、
この時点で何か嫌な予感がしていたのですが、
『実は予約で貰えるステッカーは別物でしかも桂木弥生が描かれていた
なんてことになった日には後悔して夜も眠れぬ日々を過ごすだろうと思い、
どうせWin版買うんだしと意を決して予約して再度赴いて予約券を係員の御姉さんに見せたところ、
入室時に貰えるものと同じステッカーを渡されましたので。
しかも「前にお渡ししましたよね」と顔までしっかり覚えられてて。
ええ、恥ずかしかったですわ。

大阪ではどうか分かりませんけど。
もし配っていなかった場合は予約券を見せないと貰えないと判断してください。
貰えた場合、「もう一枚欲しいぞ!」という人のみ予約券を見せると良いでしょう。

桂木弥生に懸ける執念が生み出した実験体がここに一人、
と言うことで大阪方面の方は参考にして下さい。

こんな感じです。
行った人の思い出の共有に、これから行く人の参考資料に、
行けなかった人には自分も行った気になったように、
そんな御手伝いが出来たのであれば幸いです。