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2007.2.21-22 【四国旅行記(松山編)】

路面電車
└ 松山市街地を走る路面電車
2月20日から25日まで四国旅行に出かけて
きました。
ということで今回は旅行記です。

20日の夜に東京から夜行バスに乗り、四国の
松山に着いたのは翌朝の8時半、さっそく松山
の市街地を走る路面電車で小説「ぼっちゃん」の
舞台にもなった道後温泉に行くことにしました。
目的は・・・もちろん朝風呂です。(笑

松山市街地を走る路面電車は一律150円で、
本数も多く市内移動にはとても便利です。
車種も観光用に昔の機関車を模して作られた
「ぼっちゃん列車」をはじめ、最近の新型車両
も走っているのですが、わたくしのお気に入りは
写真のタイプです。
昭和30年代を偲ばせる様相がとても好きです。
乗っているとジブリ映画の主人公にでもなった
ような気にさせえさせてくれます。
しばらくの間路面電車に揺られていると、終点の道後温泉駅に到着しました。
商店街を抜けると間もなく明治27年に建てられた国指定重要文化財「道後温泉本館」の正面に
出ます。
こちらも共同浴場なのですが、入浴料も観光客用の値段に設定されていて時間制限もあるので
今回は地元料金で気軽に入ることができる「椿の湯」を利用させていただきました。
さすがに12時間以上夜行バスに揺られたということもあり、湯船に入った瞬間思わず「うぉ〜!」
と歓喜の叫びを上げたくなるほど最高に気持ちが良かったです。
やっぱり朝風呂はいいですね。^^
道後の湯で体を癒した後に、松山市の名刹
「石手寺」に行ってみることにしました。
石手寺は四国霊場第51番札所でもあること
から、お遍路さんも多く賑わっていました。

立派な本堂や五重塔も境内にあるのですが、
とくに目に付いたのは、この大きな提灯です。
人一人が余裕で入れそうなこの大きさには
思わず圧倒されてしまうほどでした。
ちょっと被写体として良い感じだったので、
ローアングルから1枚パシャリ!!
うん、なかなか良い感じですね。<自己満足

それともう1枚、境内の片隅に素敵な笑顔の
お地蔵さんが水子の霊たちを優しく見守って
いたので思わずカメラを向けてしまいました。

−石手寺−
天平元(729)年、薬師如来を本尊とし
法相宗安養寺として開基。
その後、弘仁4(813)年に空海により
真言宗に改められ現在に至っている。
大提灯
└ 石手寺の大提灯
お地蔵様
└ 優しい表情のお地蔵様
石手寺の門前では名物の焼餅が売られていた
ので、ヨモギ味を1つ買って食べました。
味のほうはまあまあといったところでしょうか。
個人的には道後温泉の商店街で売られていた
串焼きのぬれ煎餅と伊予柑ソフトのほうが
美味しかったです。

石手寺を出て市街地に向かってぶらぶらと
歩いているとちょうど昼時になったので1軒の
定食屋さんに入ることにしました。
入ってみると外見の大衆的な雰囲気とは
異なり、店内は料亭風の作りで値段もかなり
高いのでは?と心配しましたが、実際には
良心的な値段だったのでホッとしました。

ご主人の話によると、以前料亭で修行を積んだ
ということもあり、天ぷらの揚げ方や盛り付け方
ひとつとってもかなりの腕前のようなのですが、
天丼にかけるタレが、かなり薄味だったのが
気になりました。
松山の人は薄味で甘みがあるほうが好みということなのですが、いくらなんでもちょっと薄すぎる
ような気がしてならいのです。
一緒に出された漬物や野菜のドレッシングは、濃さもちょうどよくてとても美味しくいただくことが
できたのですが・・・
とくに漬物に関しては、久しぶりにこんなに美味しい漬物を食べたと思うほどの逸品でした。

これだけ洒落た感じの店で、これだけのものをこの値段で出しているのに店内に客がほとんど
いないのは恐らくタレの薄さが原因だということがすぐに察しがついたので、プライドを傷つけない
程度にかなり遠回しに教えておきました。
「自分は関東の人間なのでちょっとタレの味の濃さが・・・」みたいな感じに(笑
きっと今頃は何か考えているかもしれません。(謎
ちなみに私自身は、関東の人間にしては関西風の薄味が好みだったりします。((爆))
松山市街
└ 松山城天守閣からの眺め
松山城
└ 美しい姿の松山城
ホテルのチェックインまで少し時間があったので、松山城に登ってみることにしました。
松山城は市街地の中心部、標高132メートルの勝山の山頂に建ち、姫路城、和歌山城と並び
日本三大連立式平山城のひとつに数えられています。
昨年訪れた時には改修工事が行われていて、城の全容を見ることができなかったのですが、
今回は工事も終わり、すっかり綺麗になった松山城を見ることができて本当にラッキーでした。
天守閣からは、松山市街を360度眺めることができ、まさに爽快のひとことに尽きます。
市街地の背後に広がる瀬戸内の青い空と海がとても印象的に映りました。
今回は登りも下りもリフトを使ったのですが、帰りくらいは歩いて降りてきても旅費の節約に
なってよかったのかもしれません。
歩きでも10分程度で降りてこれそうな距離でしたので。

その後、東雲神社に寄ってから昨年も利用したビジネスホテルにチェックインしました。
昨年と同じフロントの方が迎えてくれてちょっと嬉しかったです。
夜は大街道や銀天街まで出てみようかと思ったのですが、さすがに疲れてしまいホテルから
そう遠くない場所に美味しいパン屋さんを見つけたので、そこで夕食のパンを買い明日以降の
旅に備えて早目に寝ることにしました。ZZZZZzzzzz.............
西林寺
└ 西林寺本堂
杖の淵公園
└ 杖の淵公園の弘法大師像
旅行2日目は、朝7時頃に起きてホテルで朝食をとりました。
最近のビジネスホテルは、1泊朝食付きで5千円程度で泊まれるところも多いので利用しないては
ありません。
ただ同じ系列のホテルでも、地域によってはちょっと高めな料金設定になっていることが多いので
ご注意を!例えば京都とか。。。

9時にホテルを出発して、今日は四国霊場第48番札所の西林寺に行ってみることにしました。
松山市駅から伊予鉄に乗って5つ目、久米駅というところで下車し伊予鉄循環バスに10分ほど
揺られれば西林寺近くのバス停(高井局前)に到着します。
そこから5分ほど歩けば、田園風景の中に西林寺の本堂の屋根が一際目立って見えてくるので
すぐにわかります。
のどかな田園風景の中に立派な本堂の屋根とご神木、まさに四国霊場88箇所めぐりらしい風景
に出会うことができました。
近くには全国名水百選にも認定された杖の淵公園もあります。
浄土寺
└ 浄土寺境内
浄土寺
└ 浄土寺本堂
西林寺から四国霊場第49番札所の浄土寺までは約3キロの距離なので、お遍路さんの気分に
なって徒歩で浄土寺に向かうことにしました。
先ほど乗ってきた循環バスを利用してもよいのですが、普段から運動不足を感じている方には
ちょうど良い距離なので是非オススメしたいです。
最近なにかと話題のメタなんとかってぇーのの予防にもなりますよ。(笑

浄土寺は天平勝宝年間(749〜757年)に恵明上人により開基されたとのこと。
境内にある空也上人の立像と写真の本堂は国の重要文化財に指定されています。
本堂の佇まいも見事なのですが、写真愛好家のわたくしとしては境内の片隅にあった小さな門と
土壁の剥がれ具合に被写体としての魅力を感じてしまいました。(写真左上)
日尾八幡神社
└ 日尾八幡神社の山門
仁王像
└ 山門裏側の小さな仁王像
浄土寺から久米駅に戻る途中で日尾八幡神社という立派な山門を持つ神社を見つけたので
ちょっと寄り道をしてみることにしました。
この山門、少し変わっていて表側の両サイドに配置された一対の仁王像の他に山門裏側の
2階デッキ?部分にも愛嬌のある顔をした小さな仁王像が一対置かれています。
何か深い意味でもあるのでしょうか?ちょっと珍しかったので裏側の仁王像も撮ってみました。

帰りに久米駅近くで、地元の食材を使ったメニューを売りにしているレストランを見つけたので
そこでお昼をとることにしました。
伊予鳥の照り焼き定食を注文しましたが、味のほうは体に優しそうな家庭的な味わいといった
ところでしょうか。
とくに最後に注文した栗のアイスクリームは抜群に美味しかったです。
昨日のお昼に食べた漬物にしても、今回のアイスクリームにしても、どうも愛媛県の食べ物は、
メインディッシュよりもサイドメニューのほうが私個人の味覚には合っているようです。(謎
その後、伊予鉄に乗り松山市内まで戻り、
予定している電車の時刻まで時間があった
ので、愛媛県美術館を見たりお堀の周囲を
散策したりして時間をつぶしていました。

松山は今回で2回目なのですが、本当に
いつ来ても良い街だなというのが実感です。
実は昨年、転職するために引越しを考えて
いたのですが、引越し先の候補にあがった
のが、現在暮らしている三島市と松山市、
そして仙台市の3都市でした。
条件として、環境の良い地方都市を探して
いたのです。

わたくし寒いのが苦手なので、まず仙台市は
早々に外れてしまったのですが、松山市と
三島市のどちらにするかは最後の最後まで
決めかねていました。
諸事情により最終的には三島市に住むことに
なったのですが、松山市にはぜひまた旅行
という形で何度も訪れたいなと思っています。
特急しおかぜ(ディーゼル仕様車)
└ JR予讃線松山駅にて
さて、余談はさておき次の目的地の愛媛県西条市に行くためにJR予讃線の松山駅で、電車を
待っていると、漫画のキャラクターがプリントされた特急列車がホームに滑り込んできました。
これなら子供たちにも喜ばれるし、大人的にはディーゼル列車というところも四国らしい風情が
あって良いのではないでしょうか?
ちょっと乗ってみたい気になりましたが、今回はより四国らしい風情を求めるため、あえて鈍行
列車に乗ることにしたので、写真だけでも記念に1枚パシャリ!!
次回はぜひ利用したいと思います。

2007.2.22-23 【四国旅行記(伊予西条編)】

西条駅のホームより撮影
└ 伊予西条駅にある旧駅舎風の建物
松山駅から各駅停車で約2時間、伊予西条駅に
到着しました。
特急「しおかぜ・いしづち」に乗れば約1時間で
到着。って何でこんなに差があるの〜???
単純計算で各駅停車は特急列車の倍の時間を
かけて、松山駅から伊予西条駅までの路線を
運行していることになります。

実は昨年、特急列車を伊予三島駅から丸亀駅
まで利用したのですが、この特急列車が単線
区間にもかかわらず、やたらと速かった記憶が
あるのです。
のんびりとした四国の田園風景の中を疾風のごとく走り抜け、体感速度という点だけでいえば
専用の高架橋を走る新幹線よりも、むしろこちらのほうが速いようにすら感じてしまうほどでした。
それに対して各駅停車は、2両編成のワンマン運転で四国の田園風景の中をのんびりと走り、
場合によっては平気で15分以上も特急列車の通過待ちをしているような状態・・・
要するに、やたらと速い特急列車とやたらと遅い鈍行列車が、この予讃線では1時間に1本ずつ
計2本が運行されているのです。各駅停車と特急列車の本数が一緒というのも凄いですね!(驚
まあ、今回はのんびり一人旅なので、地元の人たちの声がよく聞こえる各駅停車で正解だった
のかもしれません。
さて、伊予西条駅に降り立つと旧駅舎風の
レトロな建物が目に留まりました。
なんだかとっても暖かい雰囲気をかもしだして
いたので記念に1枚写真を撮っておきました。
どういった事情の建物なのか駅員さんにでも
聞いておけばよかったです。

今日泊まるホテルは駅前ロータリーの中に
あり、駅から徒歩15秒という近さです。
到着したのが夕方になっていたので、観光は
明日にまわして、さっそくチェックインすること
にしました。
こちらも去年と同じフロントの方が出迎えて
くれました。

結構憶えているものなんですね。
わたくしも、以前ホテルでフロントの仕事を
していたのですが、きっと自分のことを憶えて
いてくれていたお客様も沢山いたんだろうな
と逆の立場になって気付かされます。
岡山駅にて
└ JR四国の特急「しおかぜ」
ホテルの部屋でしばらく休憩した後、夕食をとりに街に出てみることにしました。
駅周辺は閑散とした雰囲気で少し寂しい感じがしたのですが、繁華街は少し奥に入った
役場周辺に集中していて、そちらのほうは思ったよりも人が多く賑わっていました。
しばらくぶらぶらとし、帰りに去年も立ち寄った「いよっ子ラーメン」で夕食をとることにしました。
ここは元々豚骨ベースのスープが売りのラーメン屋さんのようなのですが、今回入ってみると
「独自の製法で作った味噌ラーメンをぜひご賞味ください!」といった感じの貼紙が目に留まった
ので、それを頼んでみることにしました。

出された瞬間に味噌の香りがスッ!とたち「あ、この味噌ラーメンはきっと美味しいな・・・」と
匂いだけでも察することができるほど香りが良く、食べてみるとやっぱり美味しかったです。
恐らくこのスープの感じは、味噌を焼いて香りをたたせ味わいを深くしているのには間違いない
ようなのですが、他にも味噌選びや焼き加減など色々と研究されたことなのでしょう。
西条市に行かれた際には、ぜひ皆さんも立ち寄ってみてください。本当に美味しかったです。
欲を言えば、麺に腰のあるちぢれ麺を使っていたらパーフェクトだったのですが、元々豚骨ベース
の店なので仕方ないといえば仕方ないのかもしれません。

ホテルに戻る前に楽しみにしていたタコ焼きも買って帰りました。
ここのタコ焼き屋さんは、民家の軒先を利用した懐かしい感じの店構えで、桜海老の味がして
個人的にはすごく好きです。
去年訪れた時には、「それはちょっと違うだろう〜」と思ってしまうほど、この店の雰囲気とは
ミスマッチな清楚な感じの綺麗なお姉さんがタコ焼きを売っていたのですが、今回はこの店の
感じにピッタリ合ったおばあちゃんが作って販売していました。
きっと去年来た時は、このおばあちゃんがたまたま留守をしていて、代わりにお孫さんが店番を
していたのでしょう。これで納得といった感じです。(笑
うちぬき(観音水)
└ 総合文化会館と観音水
アクトピア水系
└ アクトピア水系のプロムナード
翌朝はホテルで朝食をすませた後、水の都西条市を歩いてみることにしました。
西条市は地下水が豊富で、旧市内には“うちぬき”と呼ばれる自噴井戸が点在しています。
うちぬきというのは、石鎚山系を源流とした加茂川が山間部から西条平野に流れ出た際に
砂レキ層に浸透し地下水となったもので、西条市のうちぬきは全国名水百選にも数えられ、
岐阜県で開催された全国利き水大会において2年連続で第1位に選ばれたとのこと。
確かに飲んでみると口当たりがひじょうに柔らかく、これなら全国1位になってもおかしくない
ほどの美味しさでした。
この水でたてたコーヒーは、うちぬき(観音水)を敷地内に持つ総合文化会館内にある喫茶店で
飲むことができます。

また西条市には、アサヒビール四国工場があり、ここではスーパードライと四国工場蔵出し生が
製造され主に四国内で販売されています。
四国で売られているスーパードライは、他の地域のものよりも口当たりが柔らかく美味しいかも
しれませんよ。(謎
ちなみに、わたくしはお酒が苦手なのでビールの味はわかりませんが・・・
ホタルの里 今回は、総合文化公園から旧西条藩陣屋跡を
経て弘法水までのアクトピア水系を歩くコースと
見事な御神木がある伊曾乃神社に行ってみる
ことにしました。
アクトピア水系というのは市の中心部を流れる
人工的に整備された小さな川で、デッキや散策
のための遊歩道が整備されています。

さっそく総合文化会館からアクトピア水系の
遊歩道を旧西条藩陣屋跡に向かって歩いて
みることにしました。
しばらくの間、清らかな水の流れを目にしながら
歩いていると「ホタルの里」という小さな公園に
着きます。

ここは地元の有志によりホタルの幼虫が放流
されているようで、毎年時期になるとホタルが
舞う姿を眺められるとのこと。
小さな橋や休憩舎もあるので、散策の途中で
休憩するにも最適な場所といえそうです。
ホタルの里からアクトピア沿いの遊歩道を
さらに歩くと、大きなお堀と石垣が見えて
来ました。
ここは旧西条藩陣屋跡で、当時は三万石の
城下町として栄えたそうです。
現在は重厚な佇まいの大手門だけが、昔の
ままの姿で残されていて、陣屋の跡地には
愛媛県立西条高校が建てられています。

街中を綺麗な水が流れていて、歴史ある
陣屋の跡地と豊かな自然、こんな素晴らしい
環境で3年間の学校生活を送れる生徒達は
本当に幸せだと思います。
もし学生時代に戻れたなら、こんな学校で
学べたらな〜と思ってしまうほど素晴らしい
環境に囲まれた高校でした。
大手門
└ 旧西条藩陣屋跡の大手門
ところでこの西条高校、とても普通の学力では入れそうにないぐらいレベルは高そうです。
通学している学生さんを見ても、一見して皆優秀そうな顔をしていることから、国立大の合格率も
かなり高いのではないでしょうか?
もちろん、自分などでは一生かかってもこの大手門をくぐることはできそうにありません。^_^;)
余談はさておき、さらにこの先の本陣川河口付近にある自噴井戸、弘法水へと足を進めてみる
ことにしました。

└ 弘法大師像(手前)と弘法水(奥)

└ 海から湧き出る弘法水
陣屋敷跡から15分も歩けば、弘法大師の加持水と伝えられている弘法水に着きます。
最初は本陣川の河口付近ということでしたので、もう少し海から離れた場所にあるのかと思って
いましたが、実際に行ってみると海岸間際というよりかは完全に海の中から湧いている状態で、
まさに自然の神秘を感じずにはいられませんでした。
ひとくち口の中に含んでみると、海から湧いているのにもかかわらず塩味は一切なく、まさに
うちぬきそのものでした。
こんな海の下にまで地下水が流れ込んでいたんですね。本当に不思議です。
御神木
└ 推定樹齢800年の御神木
参道
└ 異国情緒漂う石畳の参道
御神門
└ 伊曽乃神社御神門
御社殿
└ 立派な造りの御社殿
西条市は神社仏閣も多いところなのですが、今回はその中でも推定年齢800年とも言われる
大楠の御神木を見に、市街地から少し山手に上がった場所にある伊曽乃神社へと行ってみる
ことにしました。
弘法水からは4キロほど離れていたので、歩くにはかなりしんどかったです。
石造りの大きな鳥居を抜け、異国情緒漂う石畳の参道をしばらく登っていくと、御神門の正面に
目的の大きな楠木が見えてきました。
さすがに推定800年とも言われるだけのことはあり、その樹高と幹周りの大きさは周囲のもの
すべてが小さく見えるほどの巨木で一見の価値ありです。
この伊曽乃神社は、天照大神を祭った歴史ある神社で、西条祭りをはじめ各種行事も一年を
通して頻繁に行われているようです。
せっかくなので、御神門や御社殿など境内の中も少し見せてもらいました。

今回、西条市を散策してみて感じたことは、西条市という所はとくに有名な観光スポットが
あるわけでもなく、バスツアーの団体客がどっと押し寄せるような場所ではないのですが、
自分の足で歩いてみると土地の歴史や文化を感じることのできる社寺仏閣をはじめ豊かな
自然環境など、いくらでも自分だけの旅を楽しめることに気付かされました。
次回はもう少し季節がめぐった頃に来て、日本百名山にも数えられている名峰「石鎚山」にも
登ってみたいと思っています。
この後、駅前で簡単な昼食を済ませたわたくしは、次の目的地でもある香川県丸亀市へと
向かったのでした。
もちろん、旅費節約のためにやたらと遅い鈍行列車で。。。(笑

2007.2.23-25 【四国旅行記(丸亀・琴平編)】

猪熊現代美術館
└ 猪熊現代美術館のオブジェ
伊予西条駅から予讃線の各駅停車に揺られて
丸亀駅に着いたのは、すでに日も傾き始めた頃
になっていただろうか。
降車の人並みにまぎれて、真新しい駅舎の
改札を抜けると、学校帰りの学生たちが携帯を
片手に思い思いの待ち時間を過ごしていた・・・

と、B級小説っぽい書き出しで始りましたが、
丸亀市というところは、やけに学生の多い町と
いうのが降り立った時の第一印象です。
下校時間と重なっていたこともあるのですが、
それを差し引いても学生が多い気がします。
というよりかは、学生だらけといったほうが
表現としては合っているかもしれません。(笑

それに伴い?市内には4つもの美術館があり、
さながら芸術の町といった雰囲気もします。
ホテルにチェックインするには、まだ少し時間が
早いようだったので、駅前にある丸亀市猪熊
現代美術館に入ってみることにしました。
館内に入ってみると、地元丸亀市に縁の深い
猪熊弦一郎画伯の作品が数多く展示されて
いました。
基本的にわたくし、絵を勉強したこともないし
専門知識も持ち合わせていないのですが、
ある特定の時期に描かれた作品に関しては
かなりズシッと重く訴えてくるようなオーラを
感じることができました。
しかしながら、晩年に描かれた作品などは
難しすぎて理解できないというのが正直な
感想です。
絵画というのは、奥が深いものなのですね。

芸術も良いのですが、やはり讃岐の国に
入ったら(((うどん)))でしょ!
ということで、ホテルで早々にチェックインを
済ませた後、すっかり常連となった焼肉店、
ホルモン焼のハヤシへと向かいました。
太助灯篭
└ 太助灯篭と京極大橋
ホルモン焼のハヤシは、昨年丸亀を訪れた時に市内をぶらぶらと散歩をしている途中で
偶然見つけた焼肉屋で、リーズナブルな価格設定で美味しい肉を提供するまさに地元の人
御用達のお店です。
オススメは小腸ホルモンで、丸亀の名所「太助灯篭」から徒歩5分位の場所にあります。
観光協会や宿泊施設が配布している飲食店マップなどには紹介されていませんので、
もし行きたいと思う人は、太助灯篭周辺で地元の人に聞いてみてください。
ところで、讃岐うどんは?というと、明日の昼食にまわすことにしました。

香川県は本当に食べ物が美味しいところで、その中でも丸亀市には選りすぐりの店が
数多く軒を並べています。
全国的に有名な讃岐うどんをはじめ、地元名物の骨付き鳥を扱う店、そして意外に多いのが
この焼肉屋です。
市内には競艇場があるということもあり、地元の人が競艇帰りに焼肉で1杯という習慣が
これだけ焼肉店を増やしてしまった理由なのかもしれません。
ということで、丸亀で多い飲食店第一位は讃岐うどんの店、第二位は骨付き鳥を扱うお店、
そして第三位は焼肉屋といった感じでしょうか。
間違っていたらごめんなさい。。。
善通寺五重塔
└ 善通寺のシンボル五重塔
翌日はホテル近くの喫茶店で簡単に朝食を
済ませた後、善通寺と金刀比羅宮に行って
みることにしました。
丸亀駅から多度津で土讃線に乗り換えれば
まもなく善通寺駅に到着します。

さすがに弘法大師空海の生まれ故郷という
こともあり、途中車内には四国八十八箇所
めぐりのお遍路さんの姿もチラホラと目に
するようになってきました。
一人の方もいれば、ご夫婦で歩かれている
方も多いように見受けられます。
なんか良い光景ですよね。
こうやって夫婦でお遍路めぐりをする姿も・・・

善通寺の駅から総本山善通寺までの参道は
まさに一直線といった感じです。
なにやら専用のシャトルバスも走っていたよう
なのですが、お遍路さんを見習い徒歩20分の
道のりを歩いてみることにしました。
この道沿いには役場をはじめ、市の公共施設
も多く建ち並び、さながら善通寺市のメイン
ストリートといった感じがします。
古い門構えの造り酒屋さんなど、歴史深い
門前町の名残も要所に見ることができます。

しばらく歩くと、総本山善通寺のシンボルでも
ある五重塔が見えてきました。
この時期は祭事をやっているのか、五重塔や
金堂にも紅白の垂れ幕が掲げられていて、
多くの観光客で賑わっていました。
境内を歩いていると、甘酒の無料サービスを
やっているとのことで、ちょっと休憩がてら
いただいてみることにしました。

わたくし、昔から甘酒は好きではなかったの
ですが、今日は朝から冷え込んでいたので
体が温まり、まあまあ美味しかったです。
テーブルに赤い羽根の募金箱が設置されて
いたので、甘酒代としていくらか募金をして
きました。
その辺は日本人の習性ということで・・・
仁王像
└ 勇壮な仁王像
善通寺は、弘法大師空海により大同2(807)年に真言宗最初の根本道場として建立され、
京都の東寺・紀州高野山と並ぶ弘法大師三大霊跡でもあり、四国霊場第75番札所としても
昔から多くの人々から厚い信仰をうけてきました。
境内にある宝物館には、善通寺に伝わる貴重な宝物が展示収蔵されています。
また、1年を通して祭事も頻繁に行われているので、それにあわせて訪れてみるのも良いかも
しれません。
しばらく善通寺を散策した後、次の目的地でもある金刀比羅宮へと向かうことにしました。
高灯籠
└ 高灯籠
善通寺駅から琴平駅までは土讃線で約5分と
いったところでしょうか。
途中、車窓から高校野球の強豪高でもある
尽誠学園の校舎が目に飛び込んできました。
尽誠学園って・・・こんなのどかな場所にあった
のですね。

琴平駅に到着し、金刀比羅宮の参道までは、
徒歩で15分程度です。
参道までの道をしばらく歩くと、日本一の高さを
誇る高灯籠が見えてきました。
この高灯籠は、高さが27.6メートルもあり、
建造は慶応元(1865)年ということです。
きっと当時は、夜遅く着いたお遍路さんが
迷わないように道標となっていたのでしょう。

高灯籠と隣接したレトロな造りの琴電琴平駅
を通り過ぎれば、まもなく観光客で賑わう
参道の入口に到着します。
ところで以前から疑問に思っていったのですが、
琴平と金刀比羅と金毘羅、どれが一番古くから
使われていたんでしょうかね???
金陵の郷(酒資料館)
└ 金陵の郷(酒資料館)
とらや
└ 讃岐うどんの虎屋
それはさておき、参拝客が行きかう参道を進むと、清酒「金陵」の醸造元でもある西野金陵(株)が
運営する酒資料館「金陵の郷」が見えてきます。
お酒に興味のある方は、寄ってみるのも良いかもしれません。
わたくしはというと、お酒よりもうどんのほうに興味があるので、そこから少し歩いた場所にある
讃岐うどんの店、「虎屋」に寄って、これから始る1368段の石段に備えるため腹ごしらえを
することにしました。

実はわたくし、以前より「こんぴらさんの参道で讃岐うどんを食べる!」という夢を抱き続けていて、
去年やっとその夢を叶えることができました。
で、その夢を叶えるために入ったお店が、何を隠そうこの虎屋さんだったのです。
ということで、今年もまた虎屋さんで讃岐うどんを食べることにしました。
この虎屋は、元々創業三百年以上を誇る老舗旅館で、昭和40年代半ばに旅館の一角を
利用してうどん屋を始めたとのこと。
ちょっとだけ濃い目のだしが、関東出身のわたくしにはちょうど良く、さらには京都からわざわざ
取り寄せた七味が何ともいえない風味で相変わらず美味しかったです。

ところが、一年ぶりに食べた本場の讃岐うどんを、あまりの美味しさにガッツイテ食べてしまった
ことから、上唇を火傷してしまったことに気づいたのは店を出て数分が経ってからのことでした。
上唇がヒリヒリするので、手で触ってみるといきなり皮がベロ〜ンみたいな。(汗
「ちょっと火傷しちゃったな」ぐらいな感じで歩き始めたのですが、夕食の時に酷い目に遭うことを
この時の自分は知るよしもありませんでした。(謎
五人百姓
└ 参道に並ぶ五人百姓
金刀比羅宮本宮
└ 金刀比羅宮本宮
虎屋を出ると間もなくこんぴら名物の石段が始ります。
こんぴら参道には石カゴと呼ばれている昔ながらのカゴやさんも営業を続けていて、観光客を
歩かずに本宮まで乗せていってくれます。
また、石段沿いには多くの店舗が軒を並べ、客の呼び込みにも熱が入っているようでした。
石カゴ乗り場から少し上った大門を抜けると、白い日傘を広げて飴を売っている五人百姓と
呼ばれる女性の姿が目に映ります。
昔からこの五軒だけが、ここで商売をすることを代々許されているようです。

さらに書院・高橋由一館を通り過ぎ、785段の石段を上りきると金刀比羅宮本宮に着きました。
この本宮は、五穀豊穣、海上安全、商売繁盛の神様として全国的にも知られていて、1年を
通して参拝客が尽きることはありません。
その日も、本宮の前には多くの参拝客が詰め掛けていました。
また、すぐ横には讃岐平野が見渡せる展望台もあるのですが、今回はさらに素晴らしい展望を
楽しむために、ここから583段上った奥社へと足を進めてみることにしました。
だらだらと続くなが〜い石段を上っていくと、
やっとのことで、金刀比羅宮奥社へ着くことが
できました。
かなり疲れてしまいました。(汗
本宮までの785段よりも、むしろそこからの
583段の方がきつかったような気がします。

しかしながら上ってきた甲斐あって、ここから
見る景色は一見の価値ありです!
讃岐富士や瀬戸大橋までもが手に取るように
眼下に広がり、まさに爽快の一言に尽きます。
こんぴらさんに訪れたら、ちょっと大変ですが
ぜひ奥社まで足を伸ばしてみてください。
飯野山(讃岐富士)
└ 奥社からの展望(讃岐富士)
下りの途中、書院の玄関口に飾られている襖絵が妙に気になったので、せっかくなので
立ち寄ってみることにしました。
中に入ってみると、円山応拳や伊藤若冲により描かれた国宝級の襖絵の数々がそのままの
状態で保存され、その素晴らしさに思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
しばらく書院の中を見学していると、部屋の一角に鮮やかな色彩の野鳥が閉じ込められている
のを偶然発見したので受付の人に知らせることにしました。

受付の人によると、天井近くにある小さな障子窓から入ってしまったらしいとのこと。
「責任者には知らせてあるので大丈夫ですよ。」と、安心した口調で話されていたのですが、
早く出さないと国宝級の襖絵にフンや引っかき傷をつけられてしまわないか、こちらのほうが
心配になってしまいました。
そんなのんびりとした性格も、香川県人の良い所なのかもしれません。
その後、隣接した高橋由一館で彼の作品展を見学してから、旧金毘羅大芝居金丸座へ
行ってみることにしました。
金丸座
└ 旧金毘羅大芝居(金丸座)
金丸座内部
└ 舞台袖からの眺め
参道から少し外れた奥に、旧金毘羅大芝居金丸座はありました。
天保6(1835)年に建てられ、江戸時代から現存する日本最古の芝居小屋として、昭和45年に
国の重要文化財の指定を受けたそうです。
現在も年に数回ほど興行が行われ、そのチケットを手に入れることはなかなか容易ではなく、
まさにプラチナチケットになっているようです。

館内に入るとガイドの方が親切丁寧に説明をしてくれ、客席からは見えない裏方が活躍する
部分まで見ることができました。
昨年こんぴらさんに来た時には、見学せずに帰ってしまい心残りになっていた場所なので、
今年はこうして来ることができて本当によかったです。
琴平駅
└ 琴平駅の待合室にて・・・
帰りに琴平駅で電車待ちの時間が少々あった
ので、待合室でボ〜っとしていました。
レトロな雰囲気のベンチに座って、駅舎の窓から
差し込む午後の日差しを何も考えずに眺めて
いると、まるで時が止まってしまったような錯覚
にすら陥ってしまいます。
たまには、何も考えないで頭の中をクリアに
しておくことも大切なのかもしれませんね。
日常生活ではできない、ちょっと贅沢な時間を
過ごすことができました。

さて、丸亀に戻りホテルで少し休憩した後、
今回楽しみにしていた丸亀名物の骨付き鳥を
食べに行くことにしました。
昨日から目を付けていた、骨付き鳥一鶴本店が
近くにあったのですが、ちょっと敷居が高そうな
感じがしたので、フロントの人に聞いてみると
「お一人でも気軽にご利用できるお店です。」
との返答、「ヨシ、ヨシ、それならばOK!」
さっそく食べに行くことにしました。
店内に入ってみると、ちょっと大人な雰囲気がする洗練された内装で、一人で入るには場違いな
感じもしたのですが、よく見ると庭に面したガラス越しにカウンターがずら〜りと並んでいたので
ちょっと安心しました。
一人客にはカウンターは強い見方ですからね。
メニューを見ると、思ったより値段が安くてビックリ!やっぱり四国は物価が安くていいですね。

しばらく待つと、骨付き鳥のモモ肉が銀色のお皿に乗って出てきました。
大きな口でがぶりと食べたほうが美味しいとのことなので、大きな口でがぶりといってみると
香ばしくスパイシーな味わいが口いっぱいに広がって、まさに至福のひとことに尽きるといった
逸品でした。
が、次の瞬間!!ビビビビっと電撃のような痛みが上唇に走ったのです。
すっかり火傷していることを忘れ、大口を開けて辛味の効いた骨付き鳥を食べてしまったのです。
すぐに水を飲んで上唇を冷やしたのですが、もう後の祭りで目から涙をこぼしながら鳥が餌を
啄ばむようにツンツンと小さな口で骨付き鳥を食べるしか方法がありませんでした。
きっと周りの客や従業員からも、この美味しさに感動して涙を流しているものだと勘違いされて
しまったかもしれません。

食事の後は、ホテルからそれほど遠くない場所に「城北温泉」という銭湯を見つけて昨晩から
通っているので、今日もそこに行くことにしました。
最近ではスーパー銭湯や温泉会館など大きな入浴施設が多くなってきている中、昔ながらの
小さな銭湯も、すごく懐かしい感じがしてよかったです。
もちろん、湯船の上にはお約束の富士山の絵がどっしりと構えていました。
近頃は銭湯経営も大変なようで、首都圏周辺の銭湯はほとんど姿を消してしまっている中、
こういう銭湯が生き残れているのも、四国ならではの人柄や土地柄あってのことなのかも
しれません。

ホテルに戻る途中、丸亀駅内にあるスーパーで高知県産の牛乳と土佐造りなるソフトクリーム
を買いました。
どうも昨晩からこれに凝ってしまい、銭湯が帰りには必ず買うようになってしまいました。
地元四国産の牛乳とアイスクリームはこくがあって美味しかったです。
もし丸亀に引っ越して来ていたら、毎日会社帰りに銭湯に通い、駅のスーパーで四国産の牛乳と
アイスクリームを買い続けていたかもしれませんね。(笑
金毘羅街道沿いの旧家 中府の大鳥居
└ 中府の大鳥居(金毘羅街道)
←金毘羅街道沿いの古い街並み
金毘羅街道沿いの旧家
翌日は、いよいよ四国旅行の最終日となってしまったので、今日は丸亀市内の観光をすることに
しました。
駅前から観光協会のレンタサイクルを借りることもできたのですが、去年借りてちょっと恥ずかしい
思いをしたので、今回は歩いて金毘羅街道の古い町並みを見ながら中府の大鳥居まで行って
みることにしました。
ところで、レンタサイクルの何が恥ずかしかったかというと、前のカゴにウチワと動物のマークが
描かれたプレートが付いていて、絵柄は可愛らしいのですが、「いくらなんでも大人の男性が
乗るにはちょっとね。。。」といった感じだったので今回は借りるのをやめました。
しかたなく、今回は散策マップを片手に金毘羅街道を歩いて大鳥居まで行くことにしました。

散策マップではわかりずらかったのですが、メインストリートから西側に1本外れた道筋が
金毘羅街道になっていて、街道沿いには土蔵造りの商家や民家が今なを残されています。
そんな旧家の間を抜け、しばらく歩くと大きな石造りの鳥居が見えてきました。
昔は船で丸亀港まで来て、そこから琴平まで歩いたようです。
きっと参拝者は、この大鳥居を見て金刀比羅宮に来たことを実感していたのかもしれませんね。
さて、大鳥居も見たので、次に丸亀城に登って
みることにしました。
丸亀城は、市の中心部にある亀山に築かれた
平山城で、「石垣の城」としても全国的に知ら
れています。
天守閣まで上ると、丸亀市内や瀬戸内海、
讃岐富士などを一望することができ、絶対に
外すことのできない観光名所といえそうです。

今年は暖冬ということもあり、曇ってはいたの
ですがそれほど寒くも無く、家族連れの方が
お弁当をひろげて楽しそうに過ごしていたのが
とても印象的でした。
桜の咲く時期には、桜まつりも毎年行われて
いるようです。
ちょっと時期が早かったので今回は残念、
桜は個人的に好きなものですから・・・

それにしても、丸亀城の石垣は本当に立派で
近くで見ても扇方の曲線美が見事というしか
ありません。
丸亀城
└ 藩主玄関先御門と天守閣
丸亀城よりの眺め
└ 瀬戸大橋とゴールドタワー
丸亀城からの眺め
└ 飯野山(讃岐富士)
丸亀城の石垣
└ 三の丸北側の石垣
とくに、三の丸北側の石垣は美しく、20メートル
もの高さの石垣が、かなりの長さ続いています。
石垣にも、打ち込みハギや切り込みハギ、野面
積みなど色々な技法があるようで、この丸亀城
では、それらの技法をすべて見ることができ、
「石垣のお城」と呼ばれるゆえんをうかがい知る
ことができます。

また城内には、昭和18年に国定重要文化財に
指定された天守閣や丸亀市立資料館もあり、
丸亀周辺の歴史資料も展示されていたので、
けっこう長い時間楽しむことができました。
そろそろ昼時になったので、以前から行きたかった讃岐うどんのお店に行ってみることにしました。
そこは太助というお店で、去年も食べに行こうと何度か足を運んだのですが夜はやってなかった
ので、今回は昼に行ってみることにしました。
入ってみるとやはり地元の人が多く、本棚に置いてあるアニメのコミック漫画がなんとも言えず
家庭的な雰囲気がして良かったです。

天ぷらうどんを頼んだのですが、天ぷらもその場で揚げてくれるし、さすがに地元の方が薦める
お店ということもあり、うどんにも腰があってと〜ても美味しかったです☆☆☆
その上、値段もすっごく安くてビックリしてしまいました。
本当に四国って食べ物の物価が安いところなんですね。改めて実感させられました。
まちの駅秋寅の館
└ まちの駅秋寅の館
まちの駅秋寅の館
└ レトロな雰囲気の館内
昼食後、帰りの電車まで少し時間があったので、商店街の中にある「まちの駅秋寅の館」に
行ってみることにしました。
ここは昨年公開された映画「UDON」のロケ地にもなっていて、入口にある赤い郵便ポストが
建物の雰囲気と相まって懐かしさを演出しています。
でもこのポスト、昔からここにあったのではなく、どこかからもたってきたみたいですよ。(笑
赤いポストも、最近ではめっきり見かけなくなりましたもんね。
ここは町が運営している無料休憩所のようで、お茶とかも出してくれました。
建物内は、どちらかというと団塊の世代の人たちが懐かしみそうな昭和30年代の雰囲気
といった感じかもしれません。
ちょっとその頃のことはよくわからないのですが・・・
そろそろ電車の出発時間が迫ってきたので、
駅に戻って待つことにしました。
今回は絶対に瀬戸大橋を渡りたかったので、
帰りは特急しおかぜに乗り岡山まで行く予定
を組んでいました。
ホームでしばらく待っていると、瀬戸の花嫁の
メロディーが流れて、特急列車がホームに
滑り込んで来ました。
電車が入ってくる時の警告音も四国らしくて
いいですよね。

特急は丸亀駅を出発した後に、瀬戸大橋を
ゆっくりと渡り始めました。
いよいよ四国ともお別れです。
車窓からどんどん離れていくゴールドタワーや
丸亀城の姿を眺めているとちょっと寂しい気持
ちになったのと同時に、「へ〜、瀬戸大橋から
見る宇多津や丸亀の街並みは、こんな感じ
に見えるんだ・・・」とちょっと感動していたりも
しました。
丸亀駅にて
└ 岡山駅まで乗った特急しおかぜ
去年、今年と2年続けて四国を旅行したのですが、行く前と行った後では四国に対するイメージが
180度と言ってよいほど変わりました。
旅行をするまでは、ひと昔前に放映されたちょっと怖い映画や四国巡礼という言葉の影響から
どちらかというとモノクロ的な雰囲気のする場所なのかな?と勝手に思い込んでいたのですが、
実際は「青色」をイメージさせるような明るくいつも爽やかな風が吹いている場所だということを
知ることができました。本当に来て良かったです。
と同時にぜひ近い将来、ひとりではなく誰かと一緒に来たいなと思った今回の四国旅行でした。

『ありがとう』

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