イメージ 明治商家中瀬邸から重要文化財岩科学校へ

時計台
└ ありえない時を刻む不思議な時計台
中瀬邸
└ 明治の面影を残す中瀬邸
明治と平成の時間が渾然する街、松崎を散策するにあたって最初に向かったのが
「明治商家中瀬邸」です。

中瀬邸は明治初期に呉服屋として建てられ、昭和63年に母屋や土蔵など七棟からなる
邸を町が買い取り、呉服問屋の再現や歴史的資料の展示、地場産品の売店や喫茶、
テレビモニターによる観光案内など松崎観光の拠点としての役割も果たしています。
中瀬邸
└ 長い歴史を感じさせる重厚な佇まい
邸内に入ってみると、そこではゆっくりとした
空気が流れていました。
格子戸から差し込んでくる柔らかい光は、
過ぎ去った時の流れを静かに感じさせて
くれます。

黒光りした桐の箪笥、大きな算盤や燭台、
重厚な扉を入ると昔懐かしい蓄音機などが
展示されていて、古の時代にタイムスリップ
してしまったような錯覚にすら陥ります。

板張りの床を触ってみると、冷たさのなかに
言い知れぬ木の温もりが伝わってきて、
自分が日本人であることをあらためて
認識させられるような気がしました。

また邸のすぐ前にある時計台は、大正13年
昭和天皇ご成婚の記念として建てられた
ものを、昭和62年に町づくりのひとつとして
復元したそうです。

明治商家中瀬邸
開館時間 : 9:00〜17:00(年中無休)
入館料 : 大人100円 中学生以下無料
※足湯の設置有。
中瀬邸
└ 格子戸から差し込む柔らかい光
中瀬邸
└ 邸内ではゆっくりとした時間が流れている

ときわ大橋と那賀川
└ 松崎の街並みを象徴する“ときわ大橋”
桜並木と那賀川
└ 街の中心を流れる那賀川
街の空気と一緒に、ゆったりと流れているのが
この那賀川です。

伊豆の奥深い山々を源とするこの清流は、
四季折々に美しい表情を見せています。

色とりどりの花が堤を覆い尽くす “春”

子供の遊び声が光の中で反射する “夏”

川辺のススキが夕日に染まる “秋”

澄みきった空気が川面を通り過ぎる “冬”

なまこ壁とともに街の歴史を見守ってきた
流れを見つめていると、旅の疲れまでも
癒してくれそうです。
那賀川を泳ぐ錦鯉
└ 清流を気持ちよさそうに泳ぐ錦鯉
なまこ壁通り
└ 石畳のなまこ壁通り
「子供達が見知らぬ旅人に元気な挨拶を
交わしてくれ、街の人たちは喜作に声を
かけてくれる。」
この町には、そんな素朴な優しさが残って
います。

そんな人情味あふれる街並みには人力車が
良く似合います。
「松崎歴史の散歩道」を人力車に乗って
めぐるのも良い旅の思い出になるのでは?
車夫さんとの会話も楽しいですよ。

さらに松崎は温泉が豊富で、海岸沿いに沸く
岩地・石部・雲見などの他に、那賀川上流の
大沢温泉などはよく知られているところです。
また地元の民宿は、駿河湾で採れた新鮮な
魚介類やおかみさんの温かいおもてなしが
評判です。

今度の休日には泊りがけでのゆっくりとした
旅はいかがでしょうか!?
日ごろの慌しさを忘れて・・・

重要文化財岩科学校
└ 重文「岩科学校」
岩科学校(鶴の間)
└ 千羽鶴が描かれている「鶴の間」
岩科学校(廊下)
└ 懐かしさを感じさせる板張りの廊下
今回の散策で、ぜひ訪れたかった場所が
あります。
そこは街から少し離れている静かな集落に
ポツンと建っていました。

ギシッ!っと鳴る板張りの廊下を歩けば
なぜか幼かったあの頃が、走馬灯のように
よみがえってきます。

「重要文化財岩科学校」は、明治13年の
創設で伊豆最古の小学校です。
なまこ壁を活かした社寺風建築様式と、
バルコニーなどの西洋文化を取り入れた
そのデザインは近代伊豆の象徴として
昭和50年重要文化財に指定されました。
校内には当時使われていた教科書などが
そのままの姿で残されています。

また階上客室には、名工入江長八による
傑作「千羽鶴」が夕日に向かって一羽一羽
姿を変えて描かれており、その細やかな
表現力には改めて驚かされました。

重要文化財岩科学校
開館時間 : 9:00〜17:00(年中無休)
入場料 : 大人300円 中学生以下無料
岩科学校(廊下)
└ 幼少の記憶が蘇る校内
岩科学校の庭内にある開花亭は明治8年に
岩科商社として建てられ、岩科村役場を経て
現在は休憩所として利用されています。
歩き疲れたので、一休みがてら松崎名物
桜葉を使った「桜葉餅」をいただくことに
しました。

松崎町の桜葉は、収穫、加工、出荷が
全国で最も多く、その7割を占めています。
名物桜葉を活かした特産品として、桜葉餅、
桜葉もち最中、桜葉クッキーなどがあり、
どれも風味豊かな逸品です。

さらには、清流岩科川や那賀川の河口で
採れた川海苔を使った川海苔コロッケも
オススメです。
お越しの際にはぜひ。。。
桜葉餅
└ 松崎名物「桜葉餅」

過去と現在の時間が渾然し昔の偉人たちが今も息づいてる街、そんな花とロマンの里を
散策マップ片手に歩けば、あなただけのお気に入りの店が見つかるかもしれません。

※散策マップは観光協会や明治商家中瀬邸で用意されています。
(各施設の入場料は2005年12月現在の料金)
■□ 花とロマンの里 スライド≫

【松崎で花と街並みの散策を・・・】

松崎のメリットは、開花タイミングが難しい那賀川沿いの桜並木を外してしまっても、
開花時期の長い大規模花畑(3月中旬〜5月連休)や、花畑横をゆったりと流れる
清流那賀川、なまこ壁の街並みが楽しめるということに尽きるでしょう。
お薦めの散策は、道の駅「花の三聖苑」〜明治商家中瀬邸までの那賀川沿いで、
堤沿いの遊歩道などを利用した約5キロのコースです。
桜並木・花畑・那賀川の自然を堪能するには最適なコースといえます。
さらには、中瀬邸で配布されている散策マップを利用すれば、風情ある街並みも併せて
1日楽しむこともできます。

また、花畑終盤の5月1日〜5日は無料で花狩りをすることができます。
もちろん、自由に入って何本でも持ち帰れるというものですから、剪定バサミなどの
花狩り用の道具は必ず持参するようにしてください。
その頃には、ひなげしやツマシロヒナギクの花が沢山咲いていますよ。
近所の皆さんを誘って花狩りツアーというのも良いかもしれません。

▼那賀川沿いの散策コース
地図はこちらにあります。(A4サイズ)


【ふるさとガイド松崎】
〜なまこ壁の街並をボランティアガイドと一緒に歩く〜

日時: 土曜日・日曜日
出発時間: 13:00(土曜日)
       10:00(日曜日)
料金: 無料
集合場所: 松崎町観光協会

予約は不要ですが、団体の場合は予約が必要です。
問い合わせ先: 松崎町観光協会 TEL 0558-42-0745


<アクセス>
車:東名沼津ICから伊豆中央道・修善寺道経由土肥峠越えで約2時間10分。
電車: 伊豆急線蓮台寺駅(踊り子号停車駅)下車。
東海バス下田・蓮台寺〜松崎・堂ヶ島線 蓮台寺駅からの所要時間約30分〜45分
花の三聖苑: 花の三聖苑下車 徒歩0分
大規模花畑: ユースホステル前下車 徒歩1分
明治商家中瀬邸: 松崎中学校前下車 徒歩8分
※特急バス西伊豆ライナーは停車駅が限られますのでご注意下さい。

● 関連リンク
--------------------------------------------------
ようこそ!わが囲炉裏端へ(花畑開花情報・依田勉三一代記)
松崎町観光協会(花や散策・観光関連情報)
松崎町商工会(地域情報・宿泊情報)
東海バスのホームページ(バス時刻表など)
--------------------------------------------------

≪一つ前に戻る ]≪Menu一覧に戻る ]
2/2ページ