〜相手の立場を守る〜
生徒の親が何か学校に苦情を言ってきた時どうするか?

人間は、怒りに身を任せた人に迫られれば、大概の場合は自分の身を守りたくなるものだ。
しかしそうすると、
「自分の言っていることをまともに受け取ってくれない」
と、ますます怒り出す。
そんな時は、相手を強く守る姿勢を打ち出すことで、相手に自分の主張をしっかり受け止めてもらったという印象を与えるのだ。
いや、事はだいたいの場合生徒の学校生活に関わることだから、実際にしっかりと受け止めて対処するが、大きく取り上げることと素早い対応をすることで、より大きな満足を感じてもらうのだ。

『誠実な対応が第一』
なのは当然だが、
『まじめ実直・よりよい結果』
だけでは、なかなか良しとしてくれない保護者が多いのが現実なのです・・・。



実はこの方法は、逆の立場でも通用する。
どこかに苦情を言うとき、苦情係の人の立場を力強く守る姿勢を打ち出して交渉すると、苦情係は自分の身を守る必要がなくなるだろう。
その分だけ、こちらの要求に耳を傾けることが出来るというわけ。

行政との話し合いも同じでしょう。

得体の知れない保護者が話したいと言っている。どんな要求か知らないが、自分の判断一つで後々まで影響が残るとなれば、当然身を守りたくなるでしょう。
それが保身第一の体質を持った人間ならなおさらだ。

そこで、相手が後々のことまであまり考えなくても良い引きどころを提示することで、こちらの要求をより聞いてもらうことが出来るのさ。