春ウララ・失恋・傷心・野宿旅U

「実は好きな人ができたの。もう付き合ってて、二股しちゃおうと思ったけど、あなたがあんまり私を好きだから、これ以上嘘つけない」

 そんなセリフを聞いてから早3年。彼女いない歴1年を経て付き合いだした新しい彼女は、2年間の交際を経て僕に言った・・・

「実は好きな人ができたの。最初は二股でいいやと思ったけど、あなたがあんまり私のことを好きだから、これ以上嘘つけない」

そのセリフは、くしくもかつての彼女と同じ。不思議なものだ、一字一句違わないじゃないか
行程(う〜〜ん、細かいところはホントに覚えてないぞ)
川崎からフェリー〜徳島上陸〜宍喰温泉〜室戸岬〜安芸(鍾乳洞美術館)〜ホエールヲッチング〜足摺岬〜外泊
〜道後温泉〜寛永通宝銭形〜金刀比羅宮〜鳴門〜淡路島〜足止め野宿〜浜松
旅日記
○H6 3月吉日
 大学院1年から2年へ無事昇級し、記念に開催した作品の展覧会最終日。午後4時、僕は川崎フェリー乗り場に向かっていた。今年の正月。5日。衝撃的に振られ、体調を崩し、半分夢遊病になった僕は、おかしな電話の内容にあわてて飛んできた友人によって救われた。おしっこはとってもきれいなルビー色だったなあ〜〜〜。
 さて、今回の旅は四国一周。前年夏、彼女の実家へ行き、勧められるまま泊まり込んで一週間も遊び回ったのは岡山。今思い返すとこのとき四国を選んだのはちょっと未練があったから?近くに行きたかったのかな。中国地方を選ばなかったのは無意識に思い出から逃げたのかな。
 
 フェリーが着いたのは午前8時ごろ。市内でロープウェイなんかに乗ったりしながら遊んでから南下。思い立って「るるぶ四国」を買った。今回はちょっと観光しようと思って。
 早速決めたのは、わが名「宗弘」の「弘」の字にちなんで、わざわざ「弘法大志ゆかり」と書かれてある寺を巡ること。あっちへふらふら、こっちへふらふらしながら、それでも海岸沿いを南下する。薬王寺近くのつぶれたガソリンスタンドで寝る。


 早朝5時。千羽海岸近くは国道を通らないで南阿波サンラインへ進入。夜間通行止めらしいが、ちょうど5時から開いている。このサンライン、海へ飛び出すようなコーナーや、タイトなコーナーの連続で、しかも早朝なので通行は僕一人。いや、もう、最高に楽しかった。ちょいっとさむかったけどな。
 6時30分宍喰温泉手前。営業は7時からとある。30分休む。新聞スタンドで朝刊を買い、だだっ広い農道みたいな国道で、歩道に座ってコーヒーをわかす。周りは畑。誰もいない。ひっくり返って空を見る。今日も良い天気だ。
 宍喰温泉は泥みたいな黒いお湯。先客が一人いたが、バイカーじゃない。バイカーのニオイがしない。風呂場からは駐車場と国道を超えた先に海が見える。しかし、それって、向こうからも丸見えなんでは・・・?きっとマジックミラーなんだろう。良い景色を楽しんだ。ちらほら車も通り始めた8時、朝食セット(異常にうまかった)を食べて出発。行きがてらなにげに確認したら、マジックミラーじゃなかったよ。
 室戸岬。どれが室戸岬の記憶か判然としない。従って書けない。安芸市のあたりで、洞窟の中から谷間に彫刻を並べた、個人の美術館を見た。受付に誰もいなくて、結局タダで見ちゃった。スペインの古城にも寄った。といっても本物なのかな?
 夜は雨。散々さまよったけど、結局市営駐車場へ。就寝しようとしたらなんだかくさい。はっきり言おう。エンジンにうんこがくっついて、こんがり焼けてる。これはくさい!急いでブルーシートをはいで(もう雨は上がっている)、キレイに拭いた。ふ〜〜
 やっと寝ようと思ったら、ま〜〜た警察だよ。職務質問も結構だけど、何で毎回聞かれるのか訪ねた。
「あんたがノのたれ死んだ時のためにさ。身元が分からないと困るからね」
だって。そうなんだろうけど、はっきりゆうなあ・・・。


 今日はホウェールヲッチング。早朝5時集合。昨日のうちに申し込んでおいた。仲間は鯨を求めて伊豆まで行ったというおじいさんと、結婚間近の若者。お昼まで海をさまよったが、結局見られず。まあいいよ。海の上は気持ちよかったしね。お昼は若者と食べて住所を交換した。彼とはその後しばらく連絡を取り合ったっけ。おじいさんは半年後に伊豆で撮ったといういるかの写真を送ってくれた。
 

 足摺岬へ。途中の道に山羊だか牛だかのうんこがいっぱい!白い灯台はなかなかようござんした。
 昼頃外泊を観光。ひな壇みたいに家が建ちまくってる。石垣もキレイ。なんだか人ン家の軒先をうろうろ通っちゃって、あれでよかったんだろうか。迷惑なんじゃ?でも、風情はとてもよかった。絵に描きたいと思った。屋根が波の模様みたいに重なってる。
 

 昼頃道後温泉に着いた。ちょうど夏目漱石生誕100周年祭りの最終日。ラッキー。坊ちゃんゆかりの老舗温泉につかって気持ちよかった。町はお祭り騒ぎ。たっぷり楽しんだ。ここで野宿もなんなので、宿を取った。


 寛永通宝銭形。「銭形平次」のオープニングで登場したよね、確か。金比羅様お参り。門前町で釜うどん食す。
 さて、この旅で1位か2を争うすばらしい場所、ご紹介!日本1広いカフェ、その名も「UZUKA」いやはや、確かに広い。外観からは想像できない。料理は今一つだったが、コーヒー1000円の価値はある。なんせ、ルネラリックやガレのガラス工芸がところ狭しと並び、それが飾られている台がすべて高級アンティーク!1台数億円なんて値札が付いたものまである始末だ。うっかりぶつかったら大変だぜ。機会があったらもう一回行きたいものだ。(この希望は、新婚旅行で叶えられるのであったがこのときは知るよしもない。)


 さて、四国最終日。夕方になって鳴門まで来ました。鳴門公園によって、夜の大鳴門架橋記念館のまわりをぶらついたが、この辺なんか曰くあるのかな?不気味な気配がしてたまらない。きれいそうなところなんだけど・・・・どうしても耐えられずさっさと移動。なんにも見えないんだ。見えないんだけど、間違いなく人が歩いてるんだ。すれ違ったりこっちへ歩いてきたりした。見えないけど、間違いない。人生において、あれほど身近に何者かの気配を感じたのは初めてでした。


 翌日は台風のせいで大雨。急いで橋を渡る。ちょうど渡り終わったら通行止めになった。あぶなかった〜〜〜。
 今日はどうしても寄りたいところがある。「ビーフランド大公」ステーキハウスなんだけど、すんごくうまそう。ちょうどお昼くらいにつくだろう。期待に胸ふくらめて走ってたら、なんと本日休業・・・。水曜休みだって。がっかり・・・。
 淡路フェリーで本州へ。明石フェリーはめちゃ混みで乗れなかったのに、何故かすいてる淡路フェリー・・。変なの、でもラッキー!(いつものごとく)このまま帰るのもなんなので、またまたならの方を通って三重に抜ける。九州からの帰りも通った道で、しっかり覚えていた。でも、アンラッキー!休憩で寄った公園で、いざ出発と思ったらエンジンがかからない。それどころかがりがり言ってる・・・。あわててバイク屋さんに来てもらったら、なんとエンジンが焼き付いてる。そんなに無理したかなあ・・・部品がないということで、3日ほど足止め。その間公園で野宿。
 は〜〜〜〜〜・・・・・・


 その後、というか、数年後、今回旅した四国と以前旅した九州は、新婚旅行でまたくることになる。その時には今回以上のいろいろなハプニングや、偶然見つけたかなりレアなパークなんかもあった。機会があれば紹介したいものだ。
 ところで訪ね廻ったお寺達。巡礼じゃないので全部廻った訳じゃないが、それでも結構な数を見てきた。でも、その場所がちっとも思い出せない。思い出深いところもあったのだが・・・。ここに書けなくて残念だ。