リベンジ 後編



行程
浜松〜勝美温泉〜新潟〜(フェリー)〜苫小牧〜(高速道路を6時間ぶっ通し)〜函館(フェリー)
〜青森〜大間崎(本州最北端)〜恐山〜十和田湖〜大石神ピラミッド・キリストの墓〜みえこ宅〜鹿角
〜西野目〜河原毛〜厳美渓〜中尊寺(ロウ人形館)〜
小野田町〜湯ノ本温泉〜日光〜小諸
〜諏訪湖〜佐久間
旅日記

 小野田町からは山道を通って西へ。妙な山だったなあ。なんだか四方八方から見られてる気がして仕方なかった。こんなこと滅多にないって言うか、走行中にそんな気になったのは初めてだ。
 かつて野宿しようとしていた場所で見られてる気がして仕方なくて、我慢できなくて移動したってことはあったけどな。あの時のことは「感じる・見える」友人に話したところ、実際に見ているものがいたらしい。その野宿しようとしていた場所へ行く途中のお宮の境内にいる、狐や狸たちだそうな。でも、害があるわけじゃなく、ただ面白い奴が寝てるって感じで見ていただけらしい。
○ 
 日光街道を通って湯野上温泉へ。ここには河原の露天風呂がある。4回目だ。台風後と言うこともあって、風呂のそこが半分以上あがっていた。すっかり浅くなっちゃって。
 また居た。毎年居る。浮浪者のおっさん。
 台風一過とは思えない曇り空を一路日光へ。一度いろは坂を通ってみたかったんだ。前回は思いっきり山の中から迂回していったからな。峠の頂上の茶屋で休み、薩摩揚げを食す。非常にうまかった。

 さて、だんだんおうちが近くなり、ちょっと憂鬱。できるだけ遠回りしようとして迷走状態。
 夕飯に寄った小諸町のレストラン○山。後で知ったがおじいさんとおばあさんがやってる店だ。店内は全然すいていて、まだ片づいてないテーブルもある。客は他に1組。注文しようとしても誰もいない。
 やっと出てきたおじいさんに注文するが、料理はだいぶ立ってから出てきた。あじはまずまず。何でこんなにはやらないのか不思議だったが、わかったよ。他の1組が支払いをしようとしたが、おじいさんがいっこうに出てこない。待つこと15分ほど。ようやく出てきたおじいさんに支払いを済ませた客が帰り、では僕もと、味とボリュームの割に非常に安いと思える支払いをしようとしたら、案の定待たされた。おまけに違う人の伝票、それも5人前の伝票・・・。間違えるにしたって、限度があると思うのだが・・。きっと支払わずに帰っちゃう客もいるんじゃないかなあ。人ごとながら心配になるよ。

 さて、今回の旅も本日でおしまい。
 諏訪湖へ向かい、そこからいつも通り秋葉街道へ向かい、いつも通り水窪へ抜ける。佐久間までは後1時間と言うところだ。


 『いつからだろう、野宿旅行の始まりはいつもこの道を通る。そして帰る時もこの道を通る。最初と最後はいつも水窪・佐久間からだ。
 今、教員生活もここ、佐久間から始まった。
 野宿旅行は毎回辛いことも多いが、新しい発見もあるし、回を追うごとに楽しみ方も変化している。
 僕にとって旅は修行でもある。日常の鎖を断ち切り自分自身を見つめる時間。同時にリフレッシュする時間でもある。
 今回の旅も楽しいことも辛いこともいろいろあった。人生もこの旅と同様苦労もあるが喜びも多いと信ずる。』
  旅の手記より