壁画描きの経緯
 平成15年から国体の山岳競技が水窪町にて行われます。競技内容は、「縦走」と「ロッククライミング」です。縦走というのは、重りを背負って山間部を6Kmにわたって走り抜ける競技、ロッククライミングは体ひとつで壁をよじ登る競技です。
 われわれ佐久間高校美術部では水窪町教育委員会の依頼により、この2競技に関する壁画を描くことになりました。縦走競技は、ベニヤ板1枚分(90×180)の大きさの山岳路スタート地点にかける看板、ロッククライミング競技は、アイソレーションルーム入り口のシャッター(200×400)に壁画をそれぞれ描きました。制作期間は8月19日(月)〜23日(金)にかけての4日間です。
  
詳しくは
・国体水窪準備室のページ⇒クリック 
     
・国民体育大会のページ⇒クリック
     
・水窪町のページ⇒クリック

 6月後半、美術部会議により壁画描き参加生徒の希望調査を行い、13名の部員の中から有志9名が参加に名乗りを上げました。有志を募った理由としては、美術部は「やるときはやる、休むときは休む」の精神にのっとり、夏休みは美術館見学のみを行い部活動自体は実施していないので、夏休み期間中に活動を行うにあたっての承諾を得たかった(顧問の意思のみで全員参加実施にしたくなかった)のと、部長(水窪町出身生徒)の「本当にやる気のある人のみでやりたい。私は真剣にやりたい。」という考えからです。
 有志9人の長い夏はこうして幕を上げたのです・・・。


 壁画完成までのロングラン

 参加生徒全員で実際に壁画描きをする現場の視察です。実際の大きさに驚く全員。問題は水。水道が引かれていないので、自力で水をくんでこなければならない。これが一番大変だろうな。

 アイソレーションルームは5×4mの
大きさのシャッターから出入りします。
 われわれが壁画を描くのがこのシャッ
ターの下2mの高さまでです。


 この川から水を運ばなくてはならない・・。
水道がないなんて・・・
ポリタンクで運ぶ。


大きいシャッター。
縦5mあります。
 参加生徒はまずそれぞれの競技のデザイン画を描きました。アイデアスケッチからデザイン画締め切りまでは約2週間です。期末テスト前の大変な時期でしたが、インターネットで詳しい競技内容を調べたり、あちこちの壁画というものそれ自体がどんなものであるか検索したりしました。
 全員がデザイン画を持ち寄り、参加生徒全員で審査を行いました。縦走競技はこの時点で1点に絞られましたが、ロッククライミングにはまだ完璧な1枚はありません。それぞれが部分的に良いところをもち、全体的には今ひとつなのです。それでもなんとか全体もしくは部分でも優秀なものを5点まで絞りました。話し合いの結果、その5点のデザイン画をまとめて1枚に仕立てたものを9人全員でそれぞれ描こうということになりました。
 生徒9人全員が、5点に絞られたデザイン画をもとに、さらにデザイン画を描きました。
 9点のデザイン画を参加生徒全員で審査し、最終的に3点まで絞り込みました。一応部内順位はつけてあります。期せずして1番は縦走競技のデザイン画でも選ばれた生徒、部長尾崎の作品です。
ロッククライミング壁画デザイン画第1候補
縦走看板デザイン画決定  いずれも部長尾崎の作品
 教育委員会の方との打ち合わせを行い、部分的に修正を行うということで1枚に決定!。この時点ですでに夏休みは直前です。製作期日も8月19日〜23日と決まりました。ついでに水窪中学校にも声をかけてもらい、中学生との合同製作ということにしてもらった。高校だけより大勢のほうがいいよね。