☆ 道 具 ☆

         
材料作り用具 紙漉道具 オリジナル道具達


オリジナル道具

脱水くん3号




 材料は、吸い口以外はすべて100ショップでそろえました。
 総額400円。+壊れた掃除機(吸い口のパーツ取り用)
 紙を漉いた木枠を乗せ、木枠をぎゅっと押しつけて掃除機で吸うことで箱の中の気圧が下がり、紙に含まれている水分が吸い込まれるという仕組み。
 以前、京都の厚生施設へ紙漉の研修に行った際、見せてもらいました。その後、記憶を頼りに同じものを作りましたが、紙から落ちてくる水分を吸い込んでしまい、掃除機を一台壊すという愚を犯しました。
 この問題を解決すべく自分なりに工夫を加え、今使っている彼は、第3号です。
◆橙色の部分はお風呂マット。余分な空気が入らないようにするパッキンです。
◆空気を抜く穴は、掃除機を分解して吸い口の部分を使いました。白い筒の先へ掃除機を装着します。箱の中の奥の方に見える白いものは、発砲スチロールで作った、掃除機に直接水が入らないようにするためのカバーです。

 これ、すっごい便利ですよ☆

訪問学級用紙漉器
『スリング1号』
 訪問学級には、通いの子と寝たっきりで入院している子がいます。通えるくらいの子は良いのですが、寝たっきりとなると、紙漉は出来ません。
 そこで作ったのが、この寝たまま紙漉ができるマシン、その名も”スリング1号”です。要はひもを引っ張って、滑車でつり上げるというものなんですけどね。ベットで寝たままひもを引っ張れば紙が漉ける(もちろん、漉き舟の中での作業は僕が代行します)ので、どんな病状でも・どこででも紙漉が可能というわけ。
 現在、つり上げた状態でストッパーが自動でかかるように改良中です。


『スリング2号』用
遠隔式電動巻き上げ装置
 首尾よく自動ストッパーも作り上げ、後は本番を待つだけとなった。本番前に、顔見せをかねて病棟を訪れた。
 実際に寝たっきりの生徒を見たとき、彼らに自ら引っ張らせることは、たとえ他の教師に手伝わせたとしても難しいとの結論に達した。
 そこで、変形してしまった手でも、クビ以外動かない体でも、
”自分で操作して紙が漉けた”
という体験をさせるために、電動の巻き上げ機を考案した。
 こいつを滑車の変わりに組み付ける。カスタネットはスイッチになる。

『スリング2号』

遠隔スイッチ部
カスタネットを利用しています。


持ち上がったところ。
(イメージ図)
 『スリング2号』
モーターパワー・ギア比・電力、すべてが足りなかった…

乾燥状態でも、全く持ち上がらず…



明日は本番という日になって、パワー強化型の3号機を制作した。乾電池2本ではパワー不足だったので、一気に乾電池6本に増やした。電池3倍なら電力も3倍だ。
結果は、見事に合格ライン。乾燥状態なら楽々と巻きあがる。

でも、やはり水中から一気に巻き上げられるほどのパワーはなさそうだ。最終的には手で加減しながら持ち上げるしかないだろうな。それでも自分でスイッチ押して巻き上げたという感覚はつかめるので、良いとしよう。



病棟まで行って紙漉をするのも50周年の記念品製作だからだ。本番終了後は、2度と使うこともないだろうこのマシン。たった1回の紙漉なのだから、成功してくれー!



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