☆ 今のところ主に使っている素材 ☆

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バショウ ワ ラ サトウキビ

バショウの木


その皮

バショウの木の皮。はがれてぶら下がってる部分を使用します。
上手に煮ると、楮に匹敵するほど柔らかな、綿のように上質の繊維を取り出せます。
色もかなり薄く、漂白などしなくても充分白っぽい紙になります。
実家が畳屋なので、いくらでもあります。最初に使ったのがワラでした。煮方でいろいろな表情が出せます。
ワラは煮やすいし漉きやすいしで、ホントによい素材です。
できあがりはうす黄色です。というか、いわゆるわら半紙です。
しぼりくず(がら)を使います。元々の色がそうだからなのか、煮液が緑っぽい色をしています。(仕上がりも、やや緑っぽい)しっかり煮ると、しなやかで美しい繊維が採れます。
若竹(タケノコの皮) トウモロコシ


タケノコに毛が生えたくらいの若竹
通常は皮だけなのですが、5月頃のものなら、身ごと煮ることも出来ます。
皮だけの時と身ごとの時で、できあがる紙が全然違います。5月ものは、非常に美しい繊維が採れます。漉きあがりはうす黄色です。そのまま乾燥させると身は固くなって使えなくなりますが、皮が使えます。漉きあがった色は茶色になります。
煮るときの煮方、漉くときの他の素材との混ぜ具合で、かなり風合いが違います。特に煮方の違いで荒々しいものから繊細なものまで実に多様な表情を見せます。もともと繊維が大きい(洗うのも、一番楽ちん)ので、変化を付けやすいようです。 収穫後間もない畑から、茎ごと大量に伐採させて頂きました。いつもは身から剥がした皮をせこせこ貯めては煮ていたので、素材はいつも黄色く枯れたもの…
ところが今回は、新鮮そのものの素材を潤沢に使える!茎付き・身から剥がした皮のみの2つに分けて収穫したガラ袋から、今回は剥がした皮だけを選んで思いさま煮てみました。
上は煮上がったままのもの。下は酢酸で中和したものです。中和しない方が良い色です。どちらも漉きあがったらどんんな色の紙になるか楽しみ。

平たくしてハンバーグ上にします。こうすると、乾燥が早い。からからに乾かせば、長期保存可能です。
乾かさないと、腐ってスゴイ臭いです。(特に若竹!!)
乾燥が進むと、漉きあがりに近い色合いになります。(漉くと、もっと色が薄くなります。)

☆このほか、タマネギの皮、笹、キャベツや白菜、クマザサ、トウモロコシなど、ほとんどの葉っぱ系から繊維を取り出せますが、
キャベツや白菜などはそれだけでは紙がうまくできません。ワラなどの素材と混ぜて漉きます。
☆種類にもよりますが、木の葉はいくら煮ても繊維が採れないようです。また、素材が同じでも乾燥状態や
収穫時期によって仕上がりが違うものもあります。
☆基本的にどんな繊維でも紙に漉けますが、厚くできるものと厚くは出来ないもの、
強く丈夫に漉けるものと、漉けるけど弱いものなど、植物によって向いているものと向いていないものがあります。
自分で探してみるのも楽しいですよ。



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